交流戦に入ってからちょっとだけ調子落としてますけど、ちょっとね。
でも、セリーグの中ではまだ全然ダントツ首位ですから。
阪神タイガー
そうですね、
今年もまた強いなっていう感じなんですけども、このタイガース。
おなじみ勇ましい虎のマークに、縦縞のユニフォームなども、一目でそれと分かる、長く続く伝統のデザインがやっぱり特徴なんですが、
そんなタイガースのデザインを中心に、野球の歴史や発展をご覧いただこうという展覧会でございます。
場所はタイガースの地元、西宮市の美術館、西宮市大谷記念美術館というところです。
100年以上前のポスターやチケットの実物、さらに選手が着用したユニフォームや帽子など貴重な品々が集められてまして、私、名古屋出身なんでドラゴンズファンなんですけども、いちプロ野球ファンとしてめちゃくちゃ興味深く面白く拝見させていただきました。
見どころはたくさんあるんですが、今回は2つに絞りました。
まずこちらからです。
虎のマークの父、早川源一さん
この方がめちゃめちゃキーマンでございます。
ぜひお越しください。日本にプロ野球が生まれて90年になるんですが、
球団ができた時からずっと同じマークやロゴを使い続けてるのは阪神タイガースだけです。
ファンがずっと人気を支えてる。あと、親会社が変わってないということもあるんですが、トラのマークやタイガースのロゴデザインそのものが優れてるからじゃないですか。
という見方もできます。このロゴマークを手がけたのが早川源一さんというグラフィックデザイナーの方です。
球団ができたのは昭和11年なんですけども、当時、阪神電鉄の社員さんだったと思います。
電鉄所属の専属デザイナーの方だったそうです。
だから、阪神電鉄のポスターとか、お買い物は阪神百貨店へっていう店頭のチラシ、ポスターなんかも、この早川さんが書かれたものがあります。
球団のデザインもされてたということなんですが、のちにフリーになられて、スポーツの絵、イラストなど幅広く描かれるようになって、中には野球殿堂博物館に所蔵されてる作品もあるということです。
会場にはそんな早川さんの作品がずらりです。
例えばですね、昭和49年にタイガース時代のピッチャー、江夏豊さんを描いたポスターなんです。
ええな、これ、下の方にね。うん、お買い物は阪神百貨店へって書いてあって。
ああ、これ百貨店の宣伝のポスターなんですけど。
うん、やっぱ阪神でっせ、阪急じゃないですよっていう差別化もあったんでしょうね。
江夏を使ってるんですよ。本当に痩せてる時の江夏やそうなんです。
26歳ぐらいだったと思うんですけど、当時江夏さん。
ただね、ユニフォームがダボっとしてる当時のデザインもありますが、やっぱね、お腹はちょっと出てるんですよね。
広島の。そうそう、あの時より、あの時よりもスリムなんですけど、ちょっと出てる。
でもリアル。多分めちゃめちゃピッチャーだから走り込みしてると思うんですけど。
下半身の筋肉のつき方が。ユニホームの上からでも
写真じゃないですよ、絵ですよ。はっきりわかるっていう。
これいい。ちょっとずんぐりしてる。そう。でもここがピッチャーの江夏の魅力であり、パワーの源。
めちゃめちゃ当時早かったらしいんですかね。
球が。そうなんですか。なんか技巧派に転じる前ですから、すごい球速かったです。
この江夏さんのポスター、肖像画 かっこいい。あとね、タイガース以外の選手のもの書いておられて、長嶋茂雄さん、ちょうどお亡くなりになられて、今週ニュースにもなりましたけど、野球殿堂博物館に収められてる絵なんですが、タイトルは特にないんですが、これ、間違いなくジャイアンツのユニフォームですよ。
ちょっと胸の下に背番号っていうか番号が見えてて、うん、3なんですよ。
僕の見間違いじゃなければ何よりね、空振りのこのダイナミックな感じって、はい、長島以外に考えられない。
なるほど、似てる。なんとなく長島さんって、空振りも絵になるように、ヘルメットもワンサイズ大きいの選んだっていうぐらい、空振りも美しかった。
その、
ひょっとしたらパッと当ててるかもしれないけど、スイングした後のやつを描いてるっていうところが、野球わかってる人の絵だなっていう。
ぐっとくるんですよ。これ早川源一さん。ぜひたくさん会場で見ていただきたいと思います。
野球とデザインで辿る阪神タイガース展 見どころもう1つ。
こちらです。はい。懐かしのユニホーム。やっぱり90年の歴史がある阪神タイガースなんですが、選手や監督が着用した実物のユニホームも結構たくさん展示されております。
新しいところですと、去年のがもう置いてある。
2024年の岡田監督80番。これなんかよく見ましたよね。
スッキリした、すごくいいデザイン。ホーム用のデザインなんですが、ちょっと前のものもあります。
これ、3つ並べて2010年に昔の大阪タイガースを復刻した真っ黒のユニフォーム。
はいはい、これ、大阪タイガース時代だそうです。
これ、金本 知憲さんがね、着てたやつを展示してます。
真ん中の鳥谷さんの。これはいつかな。
書いてないな。ごめんなさい。はい。
鳥谷さんの。そうだ、横にちょっとギザギザトランプのダイヤのマークみたいなのがついてた時代があったんです。
1番手前は桧山進次郎さんなんですけど。
これ、2010年。
2007年にコシノヒロコさんがデザインした交流戦専用のユニフォームだそうです。
あ、コシノヒロコデザインなんだと思って、あったあったと思って、ファンの方は懐かしいと思います。
そして僕が、これあったなって思ったのは、2001年にグレーのビジター用のユニホームなんですよ。
これ、背番号50の、うん、さんのやつ。
野村監督の息子さん、克則さんが着ておられて、現役の時のデジター用のユーホームなんですよ。
こんなちょっとクラシックな感じ。はい、言うてなんですけど、グレーがね、今見たら渋いんですけど、うん、当時ね、はい、3年連続6位、最下位だったんですよ。
いわゆる暗黒期の最終版で、はいはいはい、それこそね、名古屋ドーム行ったら、あ、今日もこのグレーのいいホームいただきだみたいなね、弱そうに見えるやんけってファンの方がおっしゃってた。
この暗い色が、なるほど、
この、今にしたら考えられないんですけど、ほんとに弱かったことがちゃんと飾ってあるっていうところがじわっと来るんですよね。この次の星野さんの時代から
目を出し、花を咲かせていくんですけども。夜明け前の、夜明け前が1番暗いって言いますけど、その時代も展示してある、言い方悪いんですけど ごめんなさい。
でもロゴマークだけはずっと変わらずに、肩のところに、腕のところに虎が吠えてるっていうのが、タイガースの素晴らしいとこなんですよね。
ファンの皆さんには、そんな頑張って応援した頃の思い出も含めて、ぜひ実物を美術館に行ってご覧になって、懐かしんでいただきたいと思います。
他にもタイガースや甲子園、野球、スポーツにまつわる展示がたくさんございます。
野球とデザイン デザインで辿る阪神タイガース展は、西宮市大谷記念美術館で7月27日日曜日まで開催中です。
毎週水曜日がちょっと変わってますが、毎週水曜日が休館日。
お休みです。タイガースのユニフォームとかTシャツとか応援用のハッピを着ていくと、当日入館料が100円引きだそうです。
大歓迎だそうですね。関連企画もその他実施中ですんで、詳しい内容は公式ホームページ見てください。
