
大阪のおっちゃんやけど、ええもん見つけてきたで。 門真にある**「海洋堂ホビーランド」**ってとこ、知ってるか?
「海洋堂」って聞いたら、ピンとくるやろ? そう、あのちっちゃいのにホンマそっくりな動物のフィギュアとか、ガチャガチャのクオリティをぐっと上げた食玩とか、とにかくリアルな造形で世界的に有名な、あの「海洋堂」さんや。
そんな凄腕の会社が、これまでの歴史と作品をずら〜っと並べた博物館みたいな施設が、この「海洋堂ホビーランド」なんや。
まさか!の場所に「フィギュアの殿堂」
正直、行く前は「きっと、どえらい立派な建物にあるんやろなぁ」って思ってたんや。 そしたら、びっくり仰天! 場所は、京阪電車の門真市駅の目の前にある、昭和感バリバリの**「イズミヤ」の3階**やねん。
「え、あそこのイズミヤ!?」ってなるやろ? そうやねん、あの「懐かしいなぁ、こんなスーパーあったわ」って感じの、ちょっとレトロな雰囲気がたまらんビルの3階に、そのフィギュアの殿堂はあるんや。
エレベーターで3階に上がると、入口がお出迎え。 そこでいきなり度肝を抜かれたわ。 入口の横に、なんと! 池乃めだか師匠の等身大フィギュアが立ってるんや。
身長149センチの、あの独特のポーズで。 「え、なんでめだか師匠?しかも等身大!?」ってなるやろ? いや、これがホンマにそっくりやねん。 顔のシワ一本一本から、着てる衣装の質感まで、もうホンマもん。 さすがは海洋堂さんや、吉本さんもフィギュア化をお願いするんやなぁって、感心したわ。
「これは、中に入ったら一体どうなるんや…」 そんな期待で胸を膨らませて、いざ入場。
模型好きにはたまらん!昭和の「お宝の山」
入口で1000円払って中に入ると、まずは海洋堂さんの歴史コーナーや。 創業者の宮脇修さんが、今から60年以上前、昭和39年に守口市でたった1.5坪のちっちゃな模型店からスタートしたんやって。 1.5坪って言ったら、畳3畳分やで。 「そんなスペースで、どうやって商売すんねん!」って思うくらい、ほんまにちっちゃい。
その当時の店舗を再現したコーナーがあったり、その奥には、宮脇さんと息子さんが集めに集めたプラモデルのコレクションが、壁一面に山積みになってるんや。 模型屋さんやったから、当然プラモデルはたくさん売ってたんやけど、ご本人たちもコレクターやったみたいやな。 その数、なんと3000個以上! しかも、箱だけやのうて、ちゃんと中身のプラモも入ったまんま保管されてるんやて。
このコレクションが、またすごかった。 僕みたいなおっさんには、もうドンピシャで刺さる懐かしいもんばかりや。 タミヤの戦車シリーズとか、ワーゲンとか。 ガンダムの300円の初代ガンプラ、サンダーバード、ロボダッチ……。 「うわ〜、これ持ってた!」「欲しかったけど、お小遣い足りんかったんや…」って、心の中で叫びっぱなしやったわ。 もう、ここだけで1時間くらい居れるで。 写真撮りまくって、昔を思い出して、ニヤニヤが止まらんかったわ。
超絶リアル!「生命」を吹き込む海洋堂のフィギュア
海洋堂は、元は模型屋さんやったけど、だんだん「売る」だけじゃなくて「自分たちで作ろう」って方向に変わっていくんや。 最初は「ガレージキット」って、組み立てて色を塗るキットから始まって、やがてあの、ホンマに命が吹き込まれたみたいにリアルなフィギュアを作るメーカーになっていくんやな。
海洋堂のフィギュアの魅力は、なんといってもその**「リアルさ」**や。 会場に展示されてる恐竜のティラノサウルスとトリケラトプスの頭のフィギュアなんて、もうホンマもんかと思うくらい迫力満点。 皮膚のシワの質感とか、角の曲がり具合とか、牙一本一本まで、ホンマに緻密に作られてるんや。 ジャングルから顔を覗かせてるジオラマの作り込みも、もう「わかってる!」としか言いようがない。 これがプロの仕事なんやなぁって、改めて感心するわ。 この技術があるから、ゴジラとかの映画の美術にも関わってるんやろな。
そして、もうひとつ、僕が思う海洋堂の魅力は**「躍動感」**や。 小さい頃、超合金とかプラモをいっぱい作って遊んだんやけど、あれって設計図通り、設定図通りに作るのが基本やんか。 そやけど、海洋堂のフィギュアは、ちょっと違うねん。 例えば、アニメの設定図にはない、独特の関節の曲がり方とか、腕の角度とか、あえて変えてる部分があるんや。 「え、ここってまっすぐちゃうん!?」って思うような部分もあるんやけど、実際にポーズをとらせてみると、それが驚くほどアニメのワンシーンを再現してくれるんや。 まるで、画面から飛び出してきたみたいに、今にも動き出しそうなポーズがバシッと決まるねん。
プラモや超合金では再現できなかった**「あのシーン」**を、海洋堂のフィギュアなら再現できる。 これって、ファンと同じ目線で、「このロボットを一番カッコよく見せるにはどうしたらええか?」って、本気で考えて作ってるからこそできることやと思うんや。 その情熱が、フィギュアに「生命」を吹き込んでるんやな。
最後のチャンス!急がないと…
会場には、そうした貴重なコレクションやフィギュアが、なんと1万点以上も並んでるんや。 もう、模型好きのおっさんやお父さんにとっては、お宝の山やで。 半日くらいは平気で時間潰せるし、なんなら双眼鏡でもっとじっくり見たい!って思うくらいや。 もちろん、お子さん向けのフィギュアの色塗り体験コーナーなんかもあって、家族みんなで楽しめるで。
出口のところには、ミュージアムストアも併設されてるんやけど、これがまた侮れん! ネットではとっくに完売になってるような、レアなフィギュアが売ってたりするねん。 僕も欲しかったフィギュアが、最後の一個だけ残ってて、思わず即買いしてもうたわ。 いや〜、ホンマに取材に行って良かった!
ただ、残念なニュースがあるんや。 この海洋堂ホビーランド、どうも建物の都合らしいんやけど、今年の11月30日で閉館になるらしいねん。 「え、やばいやん!」って思うやろ? 移転して再オープンも検討してるみたいやけど、とりあえず今の場所での営業はあとちょっとだけや。 「行きたいなぁ」って思ってた人、「もう一回行きたい!」って思ってた人、ホンマに急がんとアカンで。
京阪門真市駅から歩いて5分、イズミヤショッピングセンター門真の3階や。 水曜日は休みやから、気をつけてな。 詳しい情報は、公式ホームページで確認して、早めに足を運んでみてや! この感動を、みんなにも味わってほしいわ!
