えらいこっちゃ！「熱中症警戒アラート」ってなんや？大阪にはなんで出てへんの？
あんた、最近のこの暑さ、ほんまに体にこたえるわねぇ。もう「暑い」通り越して「痛い」レベルやわ。
ニュースでもよう言うてる「熱中症警戒アラート」。あれ、なんか今年はしょっちゅう出てへん？ 8月の頭なんて、全国38都府県とか、もう日本中が真っ赤っ赤のアラートやったらしいやんか。
でもな、不思議に思わへん？ うちの周りも汗だくやのに、なんでか大阪にはあんまり出えへんのやんか。
「え、大阪って暑ないん？」って思われがちやけど、そんなわけあるかい！
うちの家のエアコン、朝から晩まで頑張りっぱなしやで！
この「なんでやねん！」って疑問、あんたも持ったことあるんちゃう？
今回は、この「熱中症警戒アラート」がそもそもなんやねん？ っていう話から、なんでか知らんけど大阪は蚊帳の外みたいになってる理由まで、うちがしっかり解説したるわ。
これ読んだら、あんたも熱中症対策のベテランさんになれること間違いなしやで。
「警戒アラート」と「注意報」は全然ちゃうねん！
まずはここ、大事なポイントやからよーく聞いてや。
「暑さ注意報」って前からあったやろ？ あれは、ただ「暑いから気をつけてな」って言うてくれる、いわば優等生な担任の先生みたいなもんや。
でも、この熱中症警戒アラートは、校長先生がマイク持ってきて「おいみんな、命に関わるからすぐ体育館に集合や！」って叫んでる、それくらい緊急性の高いヤツやねん。
2021年から気象庁と環境省が全国で始めた、まだ新しいシステムやねんけど、これが出たらもう「尋常じゃない暑さ」ってこと。
「じゃあ、その『尋常じゃない暑さ』って、どうやって決めるん？」って話やんか。
それがな、単に気温が高いだけではアカンのや。
ここが賢いところで、**「暑さ指数（WBGT）」**っていう、ちょっと難しい名前の指標を使うねん。
この暑さ指数ってのが、ただの温度計ちゃうねん。
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気温
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湿度
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日射（太陽の光）
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地面からの熱
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風通し
っていう、いろんな要素をぜーんぶひっくるめて、「あんたの体、今どんだけ暑さにしんどい思いしてる？」っていうのを数値で表してくれるんや。
よう考えてみ？ 同じ30℃でも、湿度がカラッとしてる日と、ジメジメベタベタの日じゃ、全然体のしんどさちゃうやろ？ 汗もかきにくいし、熱が体にこもってまう。
この暑さ指数が33を超えそうやったら、もう「危険水域」や！ ってことで、前日か当日の朝にアラートが出んねん。
アラートが出たら、テレビやラジオ、ネットでも「危険やで！」って大々的に知らせてくれる。学校は部活を中止にしたり、高齢者施設なんかは対策を強化したり、もう社会全体で「熱中症、あかん！」ってなるわけ。
せやから、このアラートは単なるお天気情報やのうて、みんなの命を守るための緊急連絡網って思ってほしいわ。
まさかの盲点！大阪にアラートが出えへんのは、海風と舞洲のせい？
さあ、いよいよ本題や。
「なんで大阪には出えへんねん！」って、うちもホンマに腹立っててん。だって暑いもん！ 「うちの苦労、誰にもわからへんのかい！」って叫びたなったわ。
でもな、これにはちゃんと理由があるねん。
さっき言うた「暑さ指数」って、大阪府全体の予測を、とある特定の観測地点のデータから算出してるらしいねん。
それがどこやと思う？
**大阪市舞洲（まいしま）**やねん！
舞洲って、大阪湾にポツンと浮かんでる埋立地やろ？
そやからな、あそこは海風がビュービュー吹いて、内陸部に比べたら気温も湿度もちょっと低めやったりするねん。
その舞洲のデータをもとに「今日の大阪は暑さ指数33超えへんやろ」って判断されたりするらしいねん。
ほんまに「おいおい、ちょっと待てや」やろ？
うちんちの商店街なんか、風なんか全然通らへんし、地面からの照り返しで体感温度40℃超えとるんちゃうか？って思うくらいやで。
それに、大阪って地形的に風が通りやすい日もあるみたいで、これがまた「蒸し暑さの度合い」をちょっとだけ下げて、指数が基準に届かへん原因になったりするらしいわ。
そやから、「大阪は暑くない」ってことやないねん。あくまでも、**「科学的な予測数値が、たまたま基準に届かへんかっただけ」**ってことらしい。
アラート出てなくても油断するな！命を守るための3つの知恵
「なーんだ、じゃあアラート出てへん日は安心やん！」って、ちゃうちゃう！
それが一番アカンねん！
さっきも言うた通り、アラートはあくまで「基準」や。
うちみたいな個人個人が「今、自分はホンマに大丈夫なんか？」って判断して、しっかり対策せなあかんのよ。
そやからな、ここではアラートが出てなくても、あんたが毎日できる「命を守るための知恵」を3つ教えたるわ。
① 喉が渇く前に、ちょびちょび水分補給や！
「喉が渇いたな」って思ったときには、もう体の中は脱水状態が始まってる証拠や。うちかて、昔はそうやったわ。「水なんか飲んでたら、お腹たぷたぷになるやん」って。
でもな、こまめにちょびちょび、1時間にコップ1杯分くらい飲むんが正解らしいで。
汗をいっぱいかいたときは、水だけやとアカン！ ポカリとかアクエリアスとか、塩分と糖分も一緒にとれる飲み物がええわね。
でも、甘いジュースやコーヒーはダメよ。あれは逆に水分を体から出しちゃうから、気ぃつけや。
② 服装と部屋の工夫で涼しさをゲットや！
外に出るときは、黒い服は絶対あかん！ 太陽の熱をぜーんぶ吸収して、ホンマにサウナ状態や。白とか、薄い色の服にしましょ。風通しのええ、ゆったりした服が一番やわ。
家の中でも油断したらアカンで。
レースのカーテンを閉めたり、こまめに換気したり、扇風機とエアコンを上手に使って、部屋の温度と湿度を快適に保つことが大事や。
「電気代もったいない…」って気持ちは痛いほどわかるけど、命には代えられへんからね。
無理したらアカン！
③ 自分の体調と相談して、「無理はせぇへん！」
「今日はなんか体だるいな…」とか、「頭がちょっと重いな」って日あるやろ？ それって、熱中症の初期症状かもしれへんで。
そんな日は、普段なら「ちょっとそこまで買い物に…」って思うことでも、「今日はやめとこか」ってやめる勇気が大事や。
特に、子ども、お年寄り、持病がある人は、暑さに気付きにくいし、重症化しやすいから、周りの人が「大丈夫？」って声をかけてあげることも大切やで。
あんたも今日から「熱中症博士」や！
熱中症警戒アラートは、単なる「暑い日の注意喚起」ちゃうねん。
**科学的な根拠に基づいて出される、「命にかかわる警報」**やねん。
「アラート出てへんから大丈夫」なんて思ってたら、ホンマに痛い目にあうからね。
大阪みたいに「なんで出えへんの？」って思う地域でも、それはあくまで予測モデルや観測点の関係で、あんた自身の体感とはちゃうんやってことを、しっかり頭に入れておいてほしいわ。
大事なのは、アラートが出てるか出てへんかだけやない。
この猛暑の時代、自分や、周りの大事な人の命を、あんた自身の知識と行動で守るんが一番大切や。
今日から、あんたも「熱中症博士」や！ この暑い夏を、みんなで元気に乗り切ろうやないか！
