お正月を元気に過ごすために、名医たちが集結し、秘訣を紹介します。各分野8人の名医がスタジオに集まり、お正月を元気に過ごすためのアドバイスを提供しています。
お正月は美味しいご馳走やお酒を楽しむ機会が多く、つい食べ過ぎたり飲み過ぎたりしてしまいがちです。しかし、それは肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクを高めるだけでなく、風邪やインフルエンザなどの感染症にもかかりやすくなります。そこで、お正月を元気に過ごすためには、どのように食べたり運動したりすれば良いのでしょうか？いくつかの専門家に聞いてみました。
食べ方のコツ
肥満・糖尿病の専門家である片山さんは、お正月の食べ方について以下のようにアドバイスしてくれました。
- 豪華なご馳走が並ぶと目や匂いの情報で食欲中枢が刺激されドカ食いになりやすいので、小皿に少量ずつ盛り付けて食べるようにしましょう。
- アルコールの働きで満腹中枢が刺激されにくくなるので、お酒を飲む前に水やお茶を飲んだり、サラダや豆腐などの低カロリーなものを食べたりしておきましょう。
- お正月は気を使って食欲とは関係なく食べてしまう「気兼ね食い」に注意しましょう。食べる量やペースを自分でコントロールできるように、相手に断りやすい言い方を用意しておきましょう。
- 大皿・鍋料理は1人分を取り分けるなど過食に注意しましょう。
食の専門家である西崎さんは、生野菜を意識的に食べることを勧めています。煮物は塩分や糖分が多くなりがちで、ビタミンも失われてしまうため、注意が必要です。
腸の専門家である小泉さんは、「便秘がちな人は食生活が変わることで便秘がひどくなる場合がある」と話しています。また、「トイレでいきむと血圧が上昇して脳出血を起こすこともあり得る」とも話しています。水分や食物繊維を摂るようにしましょう。できる限りいつも通りの食生活を忘れずに、健康的な生活を送りましょう。
肝臓の専門家である米田さんは、「帰省や旅行の際に薬を持っていくのを忘れて長期間薬を飲み忘れることがある」と話しています。薬の準備を忘れずに、健康的な生活を送りましょう。また、お酒を飲む場合は薬との相互作用に注意してください。
早坂さんは、飲酒後にお風呂に入ると血圧が下がりすぎる可能性があるため、先にお風呂に入ってからお酒を飲むと良いと話しています。また、お酒を飲むと粘膜が腫れて鼻詰まりを起こしやすくなるので、風邪やインフルエンザの予防にもなります。
横浜市立大学附属病院の米田正人氏は、アルコールの分解には大量の水、ビタミンB1、ビタミンCが必要であることを語ります。ビタミンB1を多く含む豚肉や大豆などが有効だとのことです。
日本医科大学の大久保公裕氏は、寝不足を避け、免疫力をアップすることを勧めています。また、飲酒は粘膜が腫れ、鼻詰まりを起こし、口呼吸の原因になるため、注意が必要です。
北里大学病院の高平尚伸氏は、長時間座り続ける場合は20分ごとに1分間行うと効果的な、タオルやゴムバンドを利用したエコノミークラス症候の予防方法を紹介しました。
昭和大学・相良博典はRSウイルス感染症が流行している、基礎疾患がある人は来年から行われるワクチンを積極的に接種していただきたいなどと語った。
東海大学・西崎泰弘氏はエビ・カニなどに含まれるアスタキサンチンは疲労回復や運動時の筋肉の崩壊の抑制に役立つ、ブロッコリースプラウトやキャベツなどに含まれるスルフォラファンは軽度の肝機能障害や睡眠の質を改善する。また黄色えんどう豆は血糖値の上昇などの効能があるなどと紹介した。
お正月の特別な健康法として、以下のアイデアがあります。
- 温かい飲み物を摂る: 寒い季節ですので、温かい飲み物を積極的に摂ることで体を温めることができます。ハーブティーや温かいスープ、またはジンジャーティーなどは、体を温める効果があります。
- 休息を大切にする: 忙しい年末年始でも、休息を十分に取ることは重要です。睡眠時間を確保し、ゆっくりと過ごす時間を作ることで、体の回復力を高めることができます。
- 新鮮な食材を選ぶ: 特別な機会には、新鮮で栄養価の高い食材を選ぶことがおすすめです。旬の野菜や果物、海産物などを積極的に取り入れることで、栄養を豊富に摂ることができます。
- 家族や友人との交流を楽しむ: お正月は家族や友人との交流の機会が多いですね。人とのつながりや笑いの絶えない時間は、心の健康にも良い影響を与えます。
これらのアイデアを参考に、お正月を健康的かつ楽しく過ごすことができます。どうぞ素敵なお正月をお過ごしください。
まとめ
「お正月を元気に過ごす！名医たちに学ぶ健康の秘訣」は、各分野の名医たちがお正月を健康に過ごすために気をつけるべき事を教えてくれるテーマで放送された番組です。以下にその主なポイントをまとめてみます：
- ドカ食い・ながら食い・気兼ね食いに注意！
- 生野菜を意識的に食べよう！
- 薬の飲み忘れに注意！
- 飲んだら入るな！ 入るなら飲むな！
- 寝不足を避け免疫力UP！
- 座りすぎでトラブル続出！
これらのアドバイスは、お正月を元気に過ごすためだけでなく、日常生活の中で健康を維持するためにも役立つでしょう。
お正月を元気に過ごすために、まずは十分な休息をとることが重要です。睡眠不足や疲労が蓄積すると免疫力が低下し、風邪やインフルエンザにかかりやすくなる可能性があります。
良質な睡眠を心がけましょう。
また、バランスの取れた食事も大切です。野菜や果物、たんぱく質を含んだ食品を積極的に摂取し、食事のバリエーションを増やすことで栄養をバランスよく摂ることができます。
また、食べ過ぎや飲み過ぎには注意しましょう。
適度な運動も体の健康には欠かせません。ウォーキングやストレッチなど、気軽にできる運動を取り入れることで血液の循環が良くなり、代謝も促進されます。運動することでストレスも解消されるため、心身の健康にも良い影響を与えます。
最後に、ストレスを溜め込まないようにすることも大切です。
リラックスする時間を作ったり、趣味や好きなことに時間を使うことで心の健康を保つことができます。 これらのアドバイスを参考に、健康的な新年をお過ごしください。どうぞ素敵なお正月をお迎えください。
