
あんたら、聞いてや〜!大変なことになってるねん。昔は「もうおらん」って思われてた害虫のイネカメムシが、なんとまた出てきよったんやて!しかも今度は全国のお米農家さんを困らせてるって話や。まあ、ほんまに困ったもんやわ〜。
なんでまた出てきよったん?この憎たらしい虫は!
昔やったら農薬とかでやっつけて、「もうこれで安心や〜」って思ってたのに、最近またぞろぞろ出てきよった。なんでやと思う?実はこれ、地球が暑なってるんと、お米作ってる農家のおっちゃんおばちゃんが減ってるんが原因なんやって。
2025年、つまり今年やけど、お米が足りひんかもしれへんって話まで出てきてるねん。昔やったら当たり前にスーパーで買えた国産のお米が、もしかしたら「あ〜、売り切れや〜」なんてことになるかもしれん。そんなん困るやろ?毎日食べるお米がないなんて、考えただけでもゾッとするわ!
でもな、この問題はただの虫の話やない。もっと深〜い、日本の農業が抱えてる大きな問題が隠れてるんや。今日はその辺りを、わかりやすく話していくから、最後まで付き合ってや〜。
イネカメムシって何者やねん?
まず、この憎たらしい虫について説明したるわ。イネカメムシっていうのは、体の長さが5〜7ミリぐらいの茶色っぽい虫や。見た目は地味〜やけど、やることは派手やで!
この虫な、お米の穂にくっついて汁を吸うんや。ちょうどお米が実る大事な時期に「ちゅーちゅー」って。そしたらお米に斑点ができて、品質がガタ落ちや。農家さんからしたら「せっかく大事に育てたのに!」って泣きたくなるような被害やねん。
で、この虫は暑いのが大好き。最近地球が暑なってるから、「よっしゃ〜!」って喜んで増えてるわけや。昔やったら冬に死んでたのに、今は暖冬やから生き残ってしまって、次の年にもっと増える。まるで「温泉に入ってるみたい〜」って喜んでるような感じやね(笑)。
雑草がぼーぼー生えてるところに隠れて住んでるから、田んぼの周りがきれいに管理されてへんかったら、もうそこは虫の楽園や。農家のおっちゃんが高齢化で手が回らへんくなってるから、余計に虫にとっては住みやすい環境になってしもてる。
地球が熱くなって、虫も元気になりよった
ほんまに最近の天気、おかしない?昔は春夏秋冬がちゃんとあったのに、今は夏が異常に暑いし、冬も暖かい。ゲリラ豪雨とかいう訳のわからん雨も降るし、もう地球がおかしなってるわ。
この気候の変化が、実は害虫を元気にしてるんや。イネカメムシからしたら「最高の環境やん!」って感じやろうな。気温が上がると活動期間が長なるし、繁殖のサイクルも早なる。冬が暖かいから死なずに済むし、翌年はもっと増える。まさに「虫天国」や。
それだけやない。豪雨とかで雑草が元気に育つから、虫の隠れ家もいっぱい。昔やったら人の手できれいに管理されてた農地も、今は放ったらかしのところが増えてる。そこが虫のマンションみたいになってしもて、稲が実る時期になったら一斉に田んぼに攻め込んでくるんや。
気候変動って聞いたら、なんか遠い話みたいに思うかもしれんけど、実は私らの食卓に直結してる問題なんよ。気候が変わったら農作物の品質も収穫量も変わるし、最終的には農家さんの生活にも響いてくる。イネカメムシの増加は、その象徴みたいなもんやね。
農家のおっちゃんおばちゃんが減ってる現実
さあ、ここからがもっと深刻な話や。実はな、お米を作ってくれてる農家さんがどんどん減ってるんや。しかも、残ってる人たちもだいたい60歳超えてる。若い人はみんな都市部に出て行って、農業なんてやりたがらへん。
これが害虫対策にも大きく影響してるんよ。イネカメムシをやっつけるには、定期的に田んぼを見回ったり、防虫ネットを張ったり、農薬をまいたり、細かい作業がいっぱい必要なんや。でも高齢の農家さんにとっては、これが体力的にきつい。「やらなあかん」とわかってても、体がついていかへん。
それで結局、十分な対策ができずに害虫被害が広がってしまう。さらに悪いことに、後継者がおらんから耕作放棄地(つまり、誰も作らへんくなった田んぼ)が増える。そこは雑草がぼーぼーで、虫の格好の住み家になる。隣の田んぼにも被害が広がって、まさに負のスパイラルや。
「人がおらん」っていうのは、ただの数字の話やない。農地を守る力がなくなって、最終的には私らの食べもんにも影響してくる。これは本当に深刻な問題やで。
2025年、お米が足りひんかも!?
さあ、いよいよ本題や。2025年、つまり今年、お米が足りひんかもしれへんって話が出てきてる。これは冗談やないで〜。
最近の異常気象、害虫の再発生、農家さんの減少が全部重なって、今年のお米の収穫量がガクッと落ちる可能性があるんやって。去年も天候不順で稲の育ちが遅れた地域が多かったし、そこにイネカメムシの被害が加わったら、もう大変や。
お米の供給が不安定になったら、値段が上がるのは当然やろ?牛丼屋さんとか学校給食とか、コストに敏感なところは大変や。メニューを変えなあかんかもしれんし、最悪の場合は「今日はお米なしで〜」なんてことにもなりかねん(笑)。でも笑ってる場合やないで。
それに、消費者の心理も怖いねん。「お米が足りひん」って聞いたら、みんな慌てて買いに走る。昔のトイレットペーパー騒動みたいに、実際は足りてるのに買い占めで品薄になる可能性もある。人間の心理って複雑やな〜。
私らにできることってあるんか?
「そんな大変な話聞かされても、私らに何ができるん?」って思うやろ?でも実は、けっこうできることあるんやで。
まずは正しい情報をちゃんと知ること。SNSで「お米がなくなる〜!」とか適当な情報が流れても、慌てんと冷静に判断する。必要な分だけ買って、無駄な買い占めはせん。これだけでも十分や。
それから、地元のお米や農産物を積極的に買う「地産地消」。これは農家さんを応援する一番簡単な方法や。スーパーで「○○県産」って書いてあるお米を見つけたら、ちょっと高くても買ってみる。それが地元の農業を支えることにつながるんやで。
行政や企業も動かなあかん。害虫対策の研究にお金を出したり、農業を支援する制度を強化したり。食べもんの問題は、農家さんだけの問題やない。私らみんなが関係者なんや。
「自分一人が何かしたって変わらへん」って思わんといてほしい。みんながちょっとずつでも意識を変えたら、大きな力になるんやから。
おばちゃんの辛口コメント:農業をナメたらあかん
ここでちょっと辛口なこと言わせてもらうで。最近の若い人(って言うても、40代50代も含むけど)、農業のこと軽く見すぎてへん?
「農業なんて古い産業や」とか「AIがあるから大丈夫」とか言うけど、お米一粒作るのにどれだけ手間暇かかってるか知ってる?種まきから収穫まで、天候に左右されながら、害虫と闘いながら、必死に育ててくれてるんやで。
それを「安くて当たり前」「いつでも手に入って当たり前」って思ってたら、そりゃ農家さんも「やってられへん」ってなるわ。若い人が農業やりたがらんのも無理ない。
でもな、食べもんがなかったら生きていけへんのは事実や。どんなにテクノロジーが発達しても、お腹が空いたらスマホは食べられへん(笑)。だからこそ、農業をもっと大切にせなあかん。
地球温暖化と虫の関係:もうちょっと詳しく
せっかくやから、もうちょっと詳しく説明したるわ。地球温暖化って聞いたら「なんかエコな話やな」って軽く思うかもしれんけど、農業にとっては死活問題や。
気温が上がると、虫の活動が活発になる。イネカメムシやったら、本来は年に1〜2回しか繁殖せえへんのに、気温が高いと3回も4回も繁殖する。しかも、暖冬やから冬に死なずに済む個体が増える。つまり、翌年のスタート時点で既に虫の数が多い状態になってしまう。
それだけやない。気候が不安定やから、農薬を散布するタイミングも難しくなってる。雨が多すぎたら農薬が流れてしまうし、逆に乾燥しすぎたら効果が薄い。農家さんは天気予報とにらめっこしながら、最適なタイミングを狙わなあかん。
昔やったら「この時期にこの作業」って決まったパターンがあったのに、今は毎年違う。ベテランの農家さんでも「今年はわからん」って首をかしげることが増えてる。経験と勘が通用せん時代になってしもた。
若い人にも知ってほしい農業の現実
ちょっと若い人向けに話しするで。農業って「ダサい」とか「きつい」とかいうイメージあるやろ?確かにきついのは事実や。でも、やりがいもめちゃくちゃあるんやで。
自分が育てたお米を食べてもらって、「美味しい」って言ってもらえた時の喜びは格別や。それに、最近は技術も進歩してて、ドローンで農薬散布したり、AIで病気を早期発見したり、昔とは全然違う。
問題は、そういう新しい技術を使うにもお金がかかることや。若い人が農業始めようと思っても、初期投資が大変。土地も機械も高いし、最初の数年は収入も不安定。だから国や自治体がもっと支援せなあかん。
それに、農業は単なる「食べもん作り」やない。環境を守って、地域を守って、文化を守る大切な仕事や。田んぼがなくなったら、田舎の風景も変わってしまう。それって寂しいことやと思わへん?
消費者として私らができること:具体的な行動
「地産地消が大事」って言うても、具体的にどうしたらええかわからん人もおるやろ。だから、具体的な行動を教えたるわ。
スーパーでの買い物編
- お米を買う時は、産地を確認して地元のものを選ぶ
- 多少高くても国産を選ぶ(外国産が悪いわけやないけどな)
- 訳あり品や規格外品も積極的に買う(味は変わらへんから)
外食編
- 地元の食材を使ってる店を選ぶ
- 農家直営のレストランや直売所を利用する
- 食べ残しはせん(これ基本中の基本や)
情報収集編
- 農業に関するニュースに関心を持つ
- SNSで変な情報に踊らされん
- 正確な情報を友達にも教える
コミュニティ参加編
- 地域の農業祭りやイベントに参加する
- 農業体験に参加してみる(めっちゃ楽しいで)
- 農家さんと直接話す機会を作る
こういう小さなことからでええんや。みんながちょっとずつ意識を変えるだけで、農業を取り巻く環境は確実に良くなる。
政府や企業に求めること
個人でできることも大事やけど、やっぱり政府や企業の力も必要や。ここはちょっと真面目に提言させてもらうで。
政府に求めること
- 新規就農者への支援をもっと手厚くする
- 害虫対策の研究開発に予算を回す
- 耕作放棄地の有効活用を進める
- 農業のDX(デジタル変革)を支援する
企業に求めること
- 農業技術の開発に投資する
- フードロス削減に本気で取り組む
- 農家との直接取引を増やす
- 消費者教育にも力を入れる
メディアに求めること
- 農業の現実をもっと報道する
- 不安を煽るだけやなく、解決策も提示する
- 農家の生の声を伝える
- 食育の重要性を発信する
みんなで力を合わせて、日本の農業を支えていかなあかん。一人でできることには限界があるけど、みんなでやったら絶対にできる。
まとめ:虫と一緒に考える日本の未来
さあ、長い話やったけど、最後にまとめるで。
イネカメムシの復活は、単なる害虫の話やない。気候変動、農家の減少、農地の荒廃、いろんな問題が絡み合って起こってる「複合災害」や。この小さな虫は、日本の農業が抱えてる大きな問題を私らに教えてくれてるんかもしれん。
2025年にはお米不足の心配もある。これは他人事やない。毎日お米食べてる私らみんなの問題や。「農業は農家さんがやるもん」って考えを改めて、みんなで支えていく意識が大事や。
地産地消、正しい情報の共有、農業への理解を深める取り組み。これらが日本の食と農を守る第一歩になる。一人ひとりにできることは小さくても、みんなでやったら大きな力になる。
この憎たらしいイネカメムシと向き合うことは、単に虫退治することやない。気候と暮らし、土地と人をどう守るか、農業の本質を見つめ直すチャンスでもある。
最後に、農家のおっちゃんおばちゃんに言いたい。大変やと思うけど、頑張って続けてほしい。私らがついてるから。そして若い人たちには、農業という仕事の価値をもう一度考えてほしい。食べもんを作るって、人間にとって一番大切な仕事の一つやからな。
みんなで力を合わせて、美味しいお米を守っていこうや〜!
