今日も野菜の話を中心に、お送りしていきます。どうぞ最後までお付き合いください。
さあ、今日ご紹介するのは。はい、ナスです。昔は麻婆ナスとか、ナス田楽とか、こってり系が好きでしたが、もう最近は、あのだし汁が染み込んだとろとろの、煮びたし。すごいですね、カレーとか ね、もう夏は冷やしてね、蒸してよし、炒めてよし、揚げてよしというこのナス、存分にお伝えしていきたいと思います。
原産地はインドです。 はい。中国を経て日本へやってまいりました奈良時代にはすでにこのナス、育てられてたと言われてまして、夏に食べる実 なので。夏実。これが転じて、ナスビ。ナミから来てるよということ。そうなんですよ、はいはい。歴史が長い。地方にたくさんのね、種類ができているっていうのも特徴でして。例えばもう、ナガナス、丸ナス、 水ナス、米ナス、緑ナス、白ナス、赤ナス。
最近はゼブラ柄のゼブラナスって、
なんだそりゃ。美味しいんですか?
美味しいですよ。ちょっと火入れをする感じで。これ、イタリアから来た野菜なんですが、こういうものも世の中にもあって、この時期、私、色々楽しんでます、 はい。そんなナスなんですけれども、
目利きポイント。
はい、まず色が濃い。深い紫色。そして表面に張りがある。これね、日光を十分に浴びて立派に育ったナスは、 濃い紫色をしているということです。そして、新鮮なナスは細胞に水分をたっぷりと含んで、
全体に張りがあって、こう光輝く艶を纏っている。もう産地とか行くともう神々しいですね。うん、光輝いている。そんな感じがします。
2つ目、への下に白い部分があるということなんですが、これ、朝採り、新鮮な証拠なんですね。このナスの紫色はアントシアニンの色をしております。これは日中、日光にあたることで色が変わるので、ヘタのすぐ下の白い部分があるナスって いうのは夜の間に産地で育ったもので、そのぐっと成長した部分。この白いまま残っているということは、 日が当たる前に収穫した、つまり朝採りだよっていうことなんですね。
ヘタ、綺麗に縁取りしてるようでってことですね。そうなんですよ。へタの周り、2ミリから3ミリぐらいですかね
きれいに縁に沿って線ができてて、 縁取りしてるみたいな感じですね。
これ見過ごすんですけれども、これが夜中に伸びた分、 日光に当たる前に朝採りしてるので、色が変わって いないということなんですよ。これはもう新鮮そのもの。朝取りな証拠だということです。はい。なので、これ結構見ればわかりやすい。ヘタの周りにね、そう、形で白い部分が3ミリ程度広がっているんで、これぜひチェックしてみてください。はい。あと、へタのトゲ、 これがしっかりと出ているものですね。トゲ痛いですよね、ナスってね。そうなんですよ。トゲがあるものほどやっぱ新鮮だということです。
まとめます。
色が深い紫色で表面にハリのあるもの。
ヘタのすぐ下に白い部分が残ってるもの。そしてヘタのトゲがしっかりとがっているもの。
これを選んでください。
はい。さあ、そして保存法に行きたいと思います。
先ほどナスは、インドが原産地と言いました。うん。つまり熱いところが生まれたところなので、寒さが苦手だよということですね。なので、もう買ってきて冷蔵庫にぼ んと入れがちなんですが、これをしていると低温障害と言って、ぷにゃんと、そんな風になってしまうんですよね。なので、基本は常温保存でOKだっていうことです。
手順としては、ナスをできれば1つずつ新聞紙に包んでいただきたい。これ、なぜかというと、乾燥を防ぐ、劣化を防ぐことができるからです。ナスは水分が多いのでね、包んであげることで劣化を防ぐことができる いうことです。そして、風通しの良い涼しい場所で ヘタを上にして立てて保存してあげる。このように、野菜っていうのはできるだけ育った状態で保存してあげると、無駄なエネルギーを消費せずに劣化を抑えることができるということですね。
ただですよ、すぐに食べない場合とか、夏の猛暑の場合は常温保存にしてるとちょっと腐りやすくなって くるので、その場合は野菜室に入れてあげてほしいんですね。切らないで丸ごと入れてあげるということなんですね。カットしてしまうと水分が蒸発してしまって酸化が進む。そして劣化に繋がっていく ということです。ですので、野菜室に入れてできるだけ立てて保存してあげましょうということです。
実はナス、冷凍保存。これも可能なんですよね。
できれば新鮮なうちに冷凍してあげるっていうのが大事です。もう、どの野菜にも言える ことですね。はい。ナスは、生のまま、もう、そのまま冷凍することが可能な野菜です。水洗いしていただいて、水気を拭いてください。ヘタと額を 取ります。縦に半分だけしていただきまして、ラップでぴったりと表面を整えていただいて、保存袋に入れて、冷凍庫に入れてください。
はい。これ、どうして半分に切るの。っていうことなんですが、凍ったままのものを切ろうとする時に、 周りがね、こう、曲線なので、まないたの上で切りにくいんですよね。、なので、平らな部分を作ってあげておくと、好きなような形で切りやすくなるということ ですね。
冷凍ナスで、私のおすすめレシピがあるんですよ。
冷凍ナスで楽々即席漬け。
これ、冷凍ナスをちょっと常温で自然解凍するんですけれども、水気が出てきます。それをね、ぎゅっと手で絞ってください。それを切ってですね、ボールに入れます。
醤油、ごま油、これを好きな感じで味付けしていただいて、トッピングにカツオと、そして白ごまをたっぷりかける。これだけなんです けれども、冷凍ナスだからこそ味わえる、しっとりした感じで、しかも味が染み込みやすいので、ほんとに美味しく、できるんです。ちょっとひんやりしてるので、この時期ね。すごく美味しいので箸休めにもぴったりです。ぜひこれも作ってみてください。
以上、ナスの目利きポイントと保存法でした。