3月13日からマスクが緩和されますが、各業界のルールはどう変わるんですか?
まもなくお花見シーズンを迎えます。今年は3月13日からマスク着用ルールが緩和され、宴会やお祭りが「春爛漫」になると予想されています。
宴会はどこで解禁になるのか?
マスクの「業種別」ルール
外せない」事情もある
以上の点について、詳しく解説します。
上野公園でのお花見宴会が4年ぶりに解禁されます。
東京・上野公園で4年ぶりにお花見宴会が解禁されます。8日現在、東京都心の桜の開花予想は今月18日で、今月下旬には久しぶりに花見宴会が行われる見通しです。
昨年は、花見シーズンに「シートでの飲食を伴う宴会」を自粛するよう要請された。今年は、昨年同様、メインの桜通りを歩いての花見となりますが、通りの南側に設けられた「宴会場」では、シートを敷いて座ることができるようになります。
ただし、直火やコンロなどの火器の使用、ゴミの放置は禁止されていますので、マナーを守って桜をお楽しみください。
また、公園は屋外であるため、マスクの着用は義務付けていません。”個人の判断 “でお願いします。
3月13日から屋外でのマスク着用は原則不要に、各業界のルールに…
今月13日から、マスク着用に関するルールが緩和されることになりました。
現在、マスクは屋外では「原則不要」、屋内では「原則着用」ですが、13日からは屋内・屋外を問わず「個人の判断」に委ねられることになります。一方、店舗や企業などの事業者が、感染症対策などの理由で利用者や従業員に着用を求めることは差し支えないというルールも追加された。
これからは、それぞれの場面でルールを確認することが多くなりそうです。そこで、業種・業態ごとにどのようなルールになりそうかを検証してみました。
運輸業
JR東日本は7日の記者会見で、1月13日以降のマスク着用について「ラッシュ時を含め、乗客の判断に委ねる」と表明した。電車内でのマスク着用を呼びかけるアナウンスや掲示物も廃止する。
ただし、新幹線・在来線ともに、ラッシュ時の会話や大きな声で話すお客様には、マスクの着用をお願いすることがあります。また、駅員や乗務員が接客する際には、マスクの着用が義務づけられる予定です。
航空便については、これまで国内航空各社が乗客に「必ずマスクを着用してください」と呼びかけていたが、1月13日からは乗客、社員ともに「個人の判断にお任せします」とした。
コンビニエンスストアや百貨店などの接客業について
ローソン、ファミリーマート、セブンイレブンの大手コンビニエンスストア3社は、ほぼ同じ方針で、お客さまには「個人の判断」に任せ、店舗とその従業員には13日からマスクを着用することを「推奨」している。
次に百貨店である。三越伊勢丹は、13日からお客さまの判断でマスクを使用できるようにし、従業員はお客さまと自社の従業員の安全・安心のために「当面の間、マスクの着用を継続する」としています。そごう・西武、高島屋、大丸松坂屋などの大手企業もほぼ同様の方針を打ち出している。
今後、接客業では「お客さまは自由」「従業員は継続」がスタンダードになる可能性が高い。
カラオケや美容室は、携帯する場面に応じて着用する…ということです。
その他、気になる業界についても調べてみました。
カラオケ
カラオケ業界のガイドラインを策定している日本カラオケボックス協会など業界3団体はこれまで、歌っている人と2メートルの距離を保てない場合、客にマスクの着用を「推奨」してきました。
13日からは、政府の方針に沿って、「個人の判断」に委ねることとした。ただし、歌唱者と観客の距離は1m以上とることが推奨されています。
美容室
(美容業界の団体である全日本美容業生活衛生同業組合連合会は、従業員やお客様に対して「マスクの適正着用」を呼びかけており、13日からの指針を一両日中に発表する予定です)。
東京を中心に約80店舗を展開するTAYAグループでは、13日以降も従業員にマスクの着用、お客様にマスクの着用をお願いしています。同社は次のように述べています。
政府の方針を受けて社内で検討したが、美容室はお客様との距離が近いため、「お願い」することにしたそうだ。ただし、強制ではないので、マスクをつけられないお客さまは、会話を控えることになる。
今後の対策
8日に明らかになった厚生労働省の有識者会議のメンバーがまとめた今後の対策では、「人混みや重症化する恐れのある場所を訪れる際にはマスクを携帯し、状況に応じてマスクを着用する」ことが示されている。
まとめ
4年ぶりにようやくお花見や宴会ができるようになったのは大変喜ばしいことですが、ウイルスがいなくなったわけではないことを念頭に置き、最低限の感染対策は行いながら楽しみたいものですね。
(2023年3月8日16時30分頃放送の「news every.」より。)