さあ、先週に引き続き、今日のテーマもナスです。ナスのインナービューティーポイント、そして効果倍増レシピについてお話しします。
ナスの特筆すべき2大栄養素、これをお伝えしたいと思います。
1つ目は、注目の機能性成分がコリンエステルと言われるもの。
コリンエステル。はい。
そして2つ目はナスニン。
この2つについてお伝えしていきます。まず、コリンエステルこれ、最近注目の機能性成分なんですね。
このコリンエステルという成分自体は、実は13年間の研究を経て特定された物質です。働きとしては、自律神経に作用して、 血圧上昇を抑える効果が期待できるとして注目を集めています。ナスに特に豊富に含まれているっていうことがわかったんですよ。
ある研究の結果、コリンエステルの含有量、例えば夏野菜って言われるトマトとかキュウリとかピーマン。これに比べてナスはどうだったか。なんと3000倍。
他にもね、高知ナスが機能性表示食品として消費者庁に 認定されたんですね。だから、今スーパーでよく売ってると思うんですけれども、よく見てください。高めの血圧が気になる方へって記載されてます。
ちょっと血圧が気になるなっていう方は、野菜売り場に行ってチェックしてみていただいてもいいかと思います。
そして2つ目なんですが、ナスニンはナス特有の栄養素です。ナスの紫色の色素で、アントシアニン系のポリフェノールの一種です。活性酸素を除去して高い抗酸化力を持ちます。
他にもね、実は血液サラサラ効果とか、眼精疲労、
これを回復する、そういうパワーが持っているよということなんですね。
このナスの2大ポイントを知った上で、おいしさとか食感とかパワーを引き出す効果倍増レシピをお伝えしていきたいと思います。
ナスは油調理、 油との相性が抜群ですっていうことをまず知っていただきたいです。
これ、なぜかというと、ナスのアクが、油によってですね、コクに変わっていく。だから、旨みが際立ってきて、おいしさがアップするということがわかってます。
そして、2つ目の理由としては、食感が変わるということですね。油によって、とろりふわりと、 とろとろに変わっていく。これも油との相性がいいからこそ起こってくることです。そして、栄養面、これも大事だと思うんですが、先ほどお伝えしたコリンエスセルとか、ナスニン、これ、実は比較的熱に対して強い。大切な栄養素が熱によって失われにくいということなんですね。なので、油調理、ぜひ楽しんでいただきたいということなんですけれども、とはゆえ、油げとげと になると、ちょっと私は気になります。最初から油で炒めること、結構敬遠される方が多いので、しっかり油の良さも生かしながら、でもヘルシーに味わえる調理法、これをね、お伝えしていきたいと思います。
レンジで簡単。トロトロ食感がたまらない絶品ダレのナス
最初っからこれ。油で揚げたり食べたりしないので、
柔らかくなったナスに熱いうちに油を絡めるという方法でできます。
作り方です。まず、ナスはへたを切り落としてください。
そして、さっと水にさらして、水気が残ったまま耐熱皿に並べまして、ふわっとラップをかけ
600ワットのレンジで4分から4分半、加熱してください。はい。まだだなっていう時は、ちょっと足していただいたらいいと思います。その間にね、長ネギを みじん切りにしてください。柔らかくなったら、火傷に注意しながら、レンジから取り出してください。再びさっと水にさらしてあげてください。水気を切って、8等分ぐらいにする。
これね、包丁で切ってもいいんですが、手でも割くことができます。このように8等分にカットしてください。そしてですね、決め手となるタレ。これを作っていきます。難しそうと思ったけど、これ簡単。簡単ですか?
ボールに、砂糖大さじ2分の1、そして醤油と酢 各 大さじ1。
そして おろしにんにく、おろししょうがか小さじ各1。これ、なければチューブ3センチぐらいずつでOKです。
そして、ラー油とごま油も各小さじ1。これを入れて混ぜ合わせるだけです。そこに 先ほどナスとネギを加えて全体をざっくりと混ぜ合わせる。もうこれだけで、トロトロで美味しく出来上がります。
最後にね、白いりごまをふーっとかけて。パクチーとかをね、 ここにぶわーっと手でちぎって入れても、一気にアジアンテイストの良さでナスになるんですよね。美味しそう。ぜひ楽しんでください。実はこれには、ナスと長ネギのインナビューティーポイントもあります。
ナスに豊富なナスニン、そして長ネギの香味成分というか、香り成分ですね。はい。あれには硫化アリルと言われる、こちらも抗酸化作用があります。ダブルの抗酸化作用 で、強い体作りが期待できます。ぜひ、美味しくて体にいいレシピを作ってみてください。以上、ナスのインナービューティーポイント、そして効果倍増レシピでした。