万病の予防 – 最強のウォーキング法 – 1日1万歩 – 医師が教える正しい歩き方

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最強のウォーキング 

11月23日放送のテレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』(月~金、午前8時)では、「万病を防ぐ最強のウォーキング術」と題し、毎日のウォーキングがさまざまな病気の予防に効果的であることを示す最新の医学研究を紹介した。スタジオには「池袋大谷クリニック」の大谷義夫院長が生出演。大谷氏は最新の医学論文を研究した上で、ウォーキングが様々な病気に予防効果をもたらすことを説明した。

 

最新の医学研究を紹介 

シドニー大学の研究によると、日本人は世界で最も座っている人が多い。京都府立医科大学大学院の研究によると、日中座っている時間が2時間ごとに死亡リスクが15%上昇し、座っている時間が長いほど死亡リスクが高くなるという。

医師らは「生活習慣病の持病があっても、メタボだからと軽く考えている人は、座っている間に死に近づいている」と指摘する。米国国立がん研究所の研究によると、1日に歩く歩数が多い人ほど死亡率が低い。また、激しい運動が必ずしも死亡率を下げるとは限らない。

医師によると、標準的な歩数は1万歩だという。職業別1日平均歩数ランキングでは、トップはサービス・販売・飲食サービス業の9667歩、ワーストは事務・管理職の4911歩。いずれも10,000歩には達していない。

平均年齢59歳の144万人を対象とした米国と欧州の研究では、ウォーキングやその他の運動が13種類のがんの発症リスクを減少させた。肥満が原因で高血圧になり、薬を服用している人は、ウォーキングで体重を減らすことができる。

ウォーキングは安全な運動療法であり、高血圧治療のガイドラインにも含まれている。カリフォルニア大学サン・ディアゴ校が約5,000人の高齢女性を調査したところ、1日の歩数を4,000歩から5,000歩に増やし、さらに2,000歩増やすと、糖尿病の発症リスクが12%減少することがわかった。

米国の高齢者を対象にした研究では、週に150分歩く人は、運動しない人に比べて腎機能の低下が遅いことがわかった。

北海道大学が65〜79歳の日本人22,280人を対象に行った12年間の研究では、1日1時間以上歩く人は、30分歩く人に比べて肺炎による死亡リスクが10%低いことがわかった。

オーストラリアの研究グループの研究によると、もともと運動習慣がない人でも、ウォーキングによって更年期うつ病の症状が改善されることがわかった。

認知症は高齢者の5人に1人が罹患すると推定されている。

歩くことは脳を活性化し、認知症を予防する。それは、さまざまな障害に対処し、筋肉も動かす必要があるからだ。東北大学は、65歳以上の男女約6,900人を対象に6年間の調査を行った。その結果、1日1時間以上歩く人は、1日30分未満の人に比べて認知症の発症リスクが28%低いことがわかった。

健康診断で医師が患者に体調を尋ねると、睡眠に問題があると答える人が多い。睡眠の質を高めるには、自律神経を整え、副交感神経を優位にすることが重要である。大阪人間科学大学の研究チームは、フィットネスバイクでリラックス運動と激しい運動を行い、交感神経と副交感神経を調べる研究を行った。大分大学では、平均73歳の男女860人を対象に分析した結果、1日の歩数が多いほど快眠が得られることがわかった。

町の人の疑問に医師が答える。

1日1万歩を一度に歩く必要があるかという質問に対し、

「こまめに歩く方が効果的」と答えた。いつ歩くのがベストかという質問には、「朝食後に歩くのが理想的」と答えた。ウォーキング前の朝食は何かいいものがあるかという質問には、「納豆バナナトーストとコーヒー」と答えた。

玉川の歩き方は正しいのか?歩幅は65センチ

テレビ朝日局内を歩く玉川徹。歩行時の悪い姿勢の例として、猫背で目線が下を向き、歩幅が狭いことが挙げられる。良い姿勢とは、背筋を伸ばし、目線を進行方向に向け、歩幅を広くすることである。医師は「歩幅は65センチで、胸を張って歩くこと」という。

『1日1万歩を続けなさい』 医者が教える医学的に正しいウォーキング

あさイチ』や『モーニングショー』など多くのテレビ番組でおなじみの呼吸器内科・池袋大谷クリニックの大谷義夫院長が、自らも行うウォーキングの魅力と、効果を最大限に引き出す歩き方のノウハウを科学的根拠に基づいて解説する。

目次

◎「ただ歩くだけ」では損をします。「正しい歩き方」で最大効果を手に入れよ!

◎82の論文、世界の最新エビデンスが証明する歩き方の新バイブル

◎「8000歩? 10000歩?」「歩くなら朝? 夜?」「1万歩は分けてもいいの?」 ウォーキングの長年の疑問、その結論を教えます!

◎歩けば不安、緊張、抑うつ状態が改善する

◎歩けば創造性が60%高まる

◎週2回歩けば認知症の発症リスクが半減する

◎不眠に効く

◎高血圧・糖尿病に効く

◎歩くほど死亡率は低下する

まとめ

運動したいのにできない・・・・・・。そこで本連載では、論文マニアとして知られる大谷義夫先生(医師)が、82の論文と世界の最新エビデンスをもとに、正しく効果的な歩き方を書き下ろした『1日1万歩歩き続ける』から、今日から役立つ「歩き方のコツ」を伝授します。歩くことは体にいい。それは事実だ。しかし、「ただ歩く」だけでは効果がないことを知っているだろうか。同じ歩くなら「科学的な歩き方」で「最大の効果」を得るべきです。

病気予防や肥満解消だけでなく、仕事のアイデアや能力向上にも効果的なウォーキングで、最大限の効果を引き出しましょう。

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