健康寿命は、お尻で決まる!?シリ筋を鍛えて老化を防ごう。

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チンパンジーやゴリラは、人間に似ていると言われています。中でもゴリラは筋肉質で足がとても太いのですが、人間のように2本足で直立歩行することはできません。人類学博士の奈良先生は、「実はゴリラはお尻の筋肉が発達していないんです。人間は立ち上がるのでお尻の筋肉が非常に発達している。ゴリラは筋肉質で足も太いが、立ち上がる必要がないため、立ち上がるための筋肉は小さい」と説明する。

つまり、歩くためにはお尻の筋肉が不可欠なのです。お尻の筋肉は上体を起こしたり、股関節を安定させたりと、歩くときや立ち上がるときに働く筋肉なので、衰えてしまうとさまざまな影響が出るのです。

筋肉や骨格の専門家である早稲田大学の金岡教授は、「実はお尻には様々なタイプがあり、タイプによって症状や今後起こりやすい問題が異なる。そこで、健康寿命に影響するおについて徹底調査しました。

 

健康寿命に影響する筋肉として、お尻の筋肉が重要だと言います。お尻の筋肉は、上半身を起こしたり、股関節を安定させたりする役割があり、歩くときや立ち上がるときに働くため、衰えると体にさまざまな影響を与えるそうです。今回は、お尻の筋肉が衰える原因と、お尻の筋肉を鍛える方法を専門医に教えてもらいました。



健康寿命はお尻で決まる! シリ筋を鍛えて老化を予防しましょう。



自分のお尻を知ることは、健康寿命を延ばすための第一歩です。横から見たときの理想のお尻は、頂点が半円形で丸く、お尻と太ももの境目がはっきりしていることです。身体の不調に関係するおしりには、さまざまなタイプがあります。

 

大きく分けると、「ぺったんこ型」と「でっぱり型」の2種類です。この2つのタイプには、それぞれ問題の起きやすい傾向があります。

ここでは、お尻のタイプをチェックする方法をご紹介します。まず、壁に背を向けて立ち、頭、お尻、かかとを壁にくっつけます。そして、壁とお尻の間に手を入れてください。パー」と片手しか入れられない人はぺったんこタイプ、「グー」と片手しか入れられない人はでっぱりタイプ、「パー」と両手を入れられる人は理想タイプです。ぺったんこタイプはお尻の筋肉が弱く、トラブルの原因になると言われています。お尻の筋肉で最も重要なのは「大筋」です。大筋は、歩くときに推進力を生み出す大切な筋肉です。

 

お尻の種類はさまざま!?今後、陥る可能性のある症状

<ぺったんこタイプ

腰痛

肩こり

腰椎椎間板ヘルニア

行困難

寝たきり

 

でっぱりタイプ

腰痛

肩こり

腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう





が衰えると、寝たきりになるリスクが高まります。

が衰える原因は、加齢とを使わないことにあります。



は、年齢を重ねても歩き続けるために重要であり、健康寿命に影響します。実際にが使われているかどうかを検証しました。被験者に筋肉の動きを計測する筋電計を装着し、歩くときにどの筋肉が使われているかを調べました。

測定したのは、大臀筋と太ももの前後2つの筋肉です。普段から大臀筋を意識しているピラティスインストラクターの市川さんに協力してもらいました。

まず、市川さんの歩行を測定しました。お尻の筋肉と脚の筋肉がそれぞれ動いていることがわかります。

一方、ぺったんこタイプの女性はハムストリングスが大きく動く一方で、はそれほど動いていない。彼女たちはをうまく使えていなかったのです。大臀筋は歩くときに使うように見えますが、実は意識しないと使えない筋肉なのです。さらに、加齢や運動不足などで臀筋が衰え、硬くなると、さらに使いづらくなります。そのため、立ち上がるときにめまいがしたり、転倒したりすることもあります。

一方、でっぱりタイプの女性にも問題があります。筋肉の動きを測定すると、が使われていない。さらに、の厚みを測定したところ、19.9mmと3人の中で最も厚みがない。



お尻で健康寿命が決まる! でっぱりタイプの問題点

でっぱりタイプの場合、大臀筋だけでなく骨盤も前傾してしまいます。その結果、反り腰になり、腰の関節に負担がかかり、腰痛や腰部脊柱管狭窄症の原因になります。大臀筋は骨盤が後傾しているため、椎間板の軟骨に負担がかかり、腰痛や腰椎椎間板ヘルニアの原因となります。

 

健康寿命は腰で決まる!?シリ筋を鍛えて老化を防ぐ/健康寿命は! おしりの悩み 骨盤の傾き

 

ぺったんこタイプは腰痛、腰椎椎間板ヘルニア、歩行困難などを、でっぱりタイプは将来的に腰痛、腰部脊柱管狭窄症などを引き起こす可能性があります。専門家は「歩行や姿勢は骨盤でコントロールされているため、骨盤の傾きはさまざまな症状を誘発する」「椅子中心の生活や運動不足は骨盤を傾かせる」と話しています。



健康寿命に影響! お尻の問題 骨盤の傾き

 

骨盤の傾きを改善するお尻フラダンスのやり方を紹介。

<「お尻フラダンス」で骨盤の傾きが改善される

 

骨盤を前傾させる

お尻を後ろに突き出すようなイメージで、ゆっくりと腰を後ろに曲げます。膝を伸ばした状態で行うのがポイントです。

骨盤を後方へ傾ける

股関節を前に突き出すイメージで骨盤を後傾させる。

 

▼前後の動きを繰り返す。

5回を1セットとして、1日2回行ってください。デスクワークの合間に行うのがおすすめです。(※痛みが出ない範囲で行ってください。整形外科疾患のある方は医師にご相談ください)



健康寿命は、お尻で決まる! シリ筋を鍛えて老化を防ごう。

 

大腰筋を鍛えるには、日常生活で大股で歩くことが効果的で、かかとから着地すると自然と大腰筋が使われるようになります。

 

健康寿命はお尻で決まる!?シリ筋の強化が老化防止・健康寿命に影響する! おしりの問題点 骨盤の傾き

 

大股歩きの歩幅には個人差があり、かかとから着地することが重要です。これらの方法は骨盤の傾きの種類に関係なく有効で、尿漏れの予防にも効果的です。専門家は「お尻の筋肉は使わないと自然に落ちてしまうので、若いうちから鍛えておいたほうがいい」という。

 

先生によると、”お尻フラダンス “や “大股歩き “は、ぺったんこタイプにも、でっぱりタイプにも有効で、より健康的なお尻に近づけることができるそうです。また、大臀筋だけでなく、排尿・排便を調節する筋肉である骨盤底筋も鍛えられ、高齢の女性に多い「尿漏れ」の予防にもなるそうです。




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