
「古古古米でも大丈夫!備蓄米かて、うちの手にかかればご馳走や!」っちゅう話や。
「備蓄米、炊いてみたら『なんやこのニオイ!』『パッサパサで喉つまるわ!』って、泣きそうになったことあらへん?」
わかる、わかるで~!特に「古古古米(ここここまい)」なんて名前からして気ぃ遠くなるような、収穫してから何年も経ったお米はな、ちょっとコツを知らんと、食卓がどんよりムードになってまう。でもな、安心しよし!うちにかかれば、どんな古米かて「おかわり!」の声が飛び交うご飯に大変身や。
この記事ではな、備蓄米のイロハから、あのイヤ~なニオイの消し方、ふっくらツヤツヤに炊き上げる秘伝の技、そんで「これがあの米か?!」ってビックリするようなアレンジレシピまで、うちの知恵袋、大放出しちゃうで!最後までしっかりついてきいや~!損はさせへんで!
政府備蓄米っちゅうのは何やのん?古古古米の正体と、食べてもほんまに大丈夫なんか?
まずな、「政府備蓄米」ってなんや?って話やけど、これは国が「もしも、もしもの時!」のために、お米をぎょうさん確保してる制度、「政府備蓄制度」で管理されてるお米のことやねん。日本はな、地震やら台風やら、お米がでけへんような大変な時かてあるやろ?そんな時でも「お米がない!」ってパニックにならんように、何十万トンちゅうお米を、日本中のええ感じの倉庫に大事に置いてあるんや。
ほんで、「古古古米(ここここまい)」って、なんか呪文みたいでちょっと怖い名前やけど、これはお米業界の人が使う言葉でな、お米を収穫してから3年以上たった古~いお米のことを言うんや。
だいたいやな、
- 1年以内:これはもう「新米」や!ピカピカの1年生やな!
- 1~2年:これを「古米」っちゅうねん。まだまだイケるで。
- 2~3年:これが「古古米」。ちょっと年季入ってきたな。
- 3年以上:これが「古古古米」や。米界の長老やな。
政府の備蓄米が、わてらの手元に来る頃には、この「古古古米」になっとることも、まあ、あるあるやねん。
「えー!そんな古いのん、食べてもお腹こわさへんのん?」って、あんた心配するやろ?うちも最初はそう思うたわ。でもな、ちゃーんと温度とか湿度とか、気ぃつけて保管してはるから、安全性には問題ないんやて。そらそうやんな、国が配るもんがアカンかったら大問題や。
せやけど、やっぱり時間は正直なもんで、品質がちょっとずつ落ちてくんは避けられへんのや。お米もカピカピに乾いてきたり、酸化いうて空気に触れて味が変わったり、ちょ~っとずつ劣化はしてまう。そやから、炊いた時にパサついたり、なんかヘンなニオイがしたり、味が「ん?」ってなることは、残念ながらあるんや。
つまりやな、古古古米を「うまい!」って言わせるには、正しい扱い方と、うちみたいな知恵が必要っちゅうこっちゃ!次の章ではな、なんで古米が「まずい」って言われてまうのか、そのヒミツを解き明かしていくで!覚悟はええか~?
古古古米が「まずいんちゃう?」って言われるワケ
古古古米が「どないしたん、この味…」ってなる一番の理由はな、やっぱり時間が経って品質が落ちてまうからやねん。お米っちゅうのはな、精米した後も、こっそり息してんねんで。知ってた?やから、どんだけええ場所で寝かしといても、ちょっとずつ年取ってくのはしゃあないんや。
ここではな、なんで味が落ちてまうのか、その主な原因と、それがどない味に影響するんか、見ていこか。
① 酸化のせいで風味がダウンや!
古古古米の最大の敵は「酸化」や!長いこと置いとくと、お米に含まれてる脂分が酸化してしもて、**イヤ~なニオイ(古米臭ってやつやな)**の原因になるんや。特に、精米したお米は表面がむき出しやから、空気に触れやすうて、酸化の影響をドーンと受けてまう。 このニオイがな、「なんかカビ臭い?」「ダンボールみたいなニオイする…」とか言われて、せっかくの食欲もどっか行ってまうねん。うちも経験あるわぁ、なんか倉庫の奥のニオイするご飯…。
② 水分が減ってカサカサ、パサパサや!
長いこと置いといたお米はな、水分がどんどん抜けてしもて、カチカチになってまうねん。炊き上がったご飯がボソボソしたり、なんか芯が残ったみたいになるんは、このせいや。 普通、わてらが食べてる白米の水分は14~15%くらいがええ感じなんやけど、古米になると、それより下回ってることが多いんやな。そらパサつくわな。
③ お米の甘みがどっか行ってまうねん!
新米って、なんであんなに甘くてモチモチして美味しいんやろなぁ?あれはな、お米に含まれてるデンプンいうもんの質がええからやねん。 それが古古古米になると、そのデンプンが変質してしもて、炊いても甘みとか旨みがあんまり感じられへんようになってまう。結果、食べた時に「味うっすいな…」「なんやこれ、美味しないわ…」ってなってまうねん。
ここまで読んだら、なんで古古古米が「まずい」って言われるんか、よーくわかったやろ? でもな、これはあくまで「劣化」であって、「腐ってる」わけやないんやで!ここ、大事なとこやから覚えときや! つまりやな、正しい炊き方と、ちょっとした愛情(工夫とも言うけどな!)で、ちゃーんと美味しく食べられるっちゅうことや!まだまだ諦めたらアカンで!
備蓄米かて美味しく炊いたる!基本のテクニック、教えたるわ!
古古古米を「今日の晩ごはん、最高やん!」って言わせるにはな、炊き方をちょっと工夫するんが、何よりも大事やねん。心配せんでもええで、誰でもできる基本の炊き方テクニック、うちがしっかり教えたるさかいな!
① 研ぎ方、ちょっと待った!そこが肝心やで!
古いお米はな、あのイヤなニオイとか、劣化した成分が表面にこびりついとるから、しっかり研ぐんが第一歩や。せやけどな、ゴシゴシゴシゴシ、水が透き通るまで何回も研いだらアカンで!そんなことしたら、お米の旨味まで流れてまうわ。 大事なんは、最初の1回目や!たっぷりの水で、指を立ててシャッシャッと数回かき混ぜて、すぐに水を捨てる!古米は乾燥してるから、最初の水をグーッと吸い込むんや。だから、最初の水はできれば浄水器の水とか、ミネラルウォーターを使うと、ええ感じになるで。2回目からは、優し~く、揉むように研いで、水がちょっと澄んできたらOKや。やりすぎは禁物やで!
② お米さん、ゆっくりお風呂に入らしてあげて!~吸水時間は長めにな~
古古古米はカピカピに乾燥してて、水分が抜けきってるから、お水を吸わす時間が足りんと、芯が残って「なんやこれ、アルデンテか!」ってなる原因になるんや。 最低でも1時間以上、できれば2時間は水に浸けてから炊くようにしよし。特に冬場は水が冷たいから、お米もなかなか水分吸わへん。そやから、もうちょっと長めに浸けとくと、ふっくら炊き上がるで。焦ったらアカン、待つのも美味しさの秘訣や。
③ 魔法の一滴!お酒とお油をちょい足しや!
「えー!お米にお酒と油入れるん?!」ってビックリするやろ?これがな、騙された思うてやってみ?炊き上がりが全然ちゃうねん!
- 日本酒(料理酒でもええで):お米1合に対して小さじ1くらい。お酒の力でお米のイヤなニオイを和らげて、ツヤとええ香りを足してくれるんや。まるで魔法やで!
- サラダ油(米油とかクセのない油ならOK):これも1合に対して小さじ半分くらい。油がお米一粒一粒をコーティングしてくれてな、ふっくらツヤツヤ、ベチャッとなるのを防いでくれるんや。
ほんま、これだけで「え?これがあの古米?」ってなるから、試す価値大アリやで!うちの旦那も、これでしたら「今日のお米、高いやつやろ?」って言うてたわ(笑)言わんけどな!
④ 水加減はちょい控えめ、蒸らしで仕上げるんや!
古米は水分を吸いにくい上に、ベチャッとなりやすいから、炊飯器の目盛りよりも気持ち少なめに水を入れるんがコツや。ちょっと硬めに炊き上がっても、後の蒸らしでええ感じになるから大丈夫。 炊き上がったら、すぐにフタを開けんと、10~15分はしっかり蒸らすこと。これで、お米の粒に水分が均等に行き渡って、ふっくら仕上がるんや。この「待つ」時間が、美味しさを育てるんやで。
どうや?これやったらできそうやろ?難しそうに見えても、やってみたら案外カンタンやから、チャレンジしてみてな!
あのイヤ~な古米のニオイ、消したるで!必殺3つの方法
古古古米を炊いた時に、一番「うわっ…」ってなるんが、あの「古米臭」やんな。なんか油臭いような、ダンボールみたいなニオイ…食欲も失せるっちゅうねん。でも大丈夫や!安心しよし!正しい対策を取れば、あのニオイ、かなりマシになるんやで。家庭でカンタンにできるニオイ取りのテクニックを3つ、うちがこっそり教えたるわ!
① お米研ぐ時、「米ぬか」か「緑茶の出がらし」がお助けマンや!
ニオイの原因になる物質はな、お米の表面にぎょうさんくっついとるんや。そやから、研ぐ時に一工夫するんが効果テキメンや!そこで登場するのが、「米ぬか」と「緑茶の出がらし」や!どっちもニオイを吸い取る効果と、酸化を防ぐ力があるから、古米臭をやっつけるのにめっちゃ有効やねん。
- お米2合に対して、大さじ1杯の米ぬかを入れて、一緒にていねいに研ぐんや。米ぬかが汚れとニオイを吸着してくれるで。
- 緑茶を飲んだ後の出がらし(ティーバッグの中身でもええで)を、お米と一緒に混ぜて研ぐ。カテキンパワーでスッキリや。
研ぎ終わったら、ぬかとかお茶っ葉が残らんように、いつもよりちょっと多めの水で、よーく洗い流すんを忘れんときや!これだけで、だいぶ炊き上がりの香りが変わってくるで。
② 炊く時に「重曹」か「備長炭」をポイッ!これぞ裏ワザや!
それでもまだニオイが気になる…って時は、炊飯器に入れる時にちょっとしたモンを足すんや。
- 食用の重曹をほんのちょびっと(耳かき1杯くらいでええで!入れすぎたら苦なるから注意や!)入れると、ニオイが中和されて、ふっくら炊き上がる効果もあるんや。
- 備長炭には、強力な脱臭効果と除湿効果があるから、小さく割った備長炭をひとかけ、お米と一緒に入れて炊くのもええで。使う前には、ちゃんと煮沸消毒してから使うんやで。1~2cm角くらいの小さいので十分や。
ただし!炭やったら何でもええわけちゃうで!バーベキュー用の炭とか、なんかコーティングしてあるやつは絶対アカン!「無添加・無塗装」の、ちゃんとした食用か浄水用の炭を使うんやで。間違っても庭の炭を入れんように!
③ ニオイの元を断つ!「風通し」と「保管場所」を見直しや!
備蓄米を開封した後、袋の口を輪ゴムで縛っただけで、キッチンにポーンと置いとらんか?そらアカンで!ニオイはどんどん強なる一方や。 開封したら、密閉できる容器(タッパーとか米びつとか)に移し替えて、乾燥剤(お菓子とかに入ってるやつでええで)を一緒に入れて、冷蔵庫の野菜室とか、涼しくて暗い場所で保管するのが一番や。湿気と高い温度が、ニオイの大きな原因になるからな。特に梅雨時とか夏場は、気ぃつけなあかんで!
この3つの方法、どれか一つでもええし、合わせ技でやってもええ。あのイヤなニオイとおさらばして、美味しいご飯、食べよしや!
