大阪の冬はてっちり！東京出身者が驚いたふぐの食べ方とひれ酒

大阪の冬は「てっちり」なしでは始まらん！東京出身女子が震えた“禁断の味”と、知らなきゃ損する鍋文化の深い話

「大阪に来て3年、ついに一線を越えてしまいました…」

そう語るのは、東京出身の海渡未来。関東では「ふぐ」いうたら、銀座の高級店で背筋伸ばして食べる“一大行事”のイメージやけど、ここ大阪ではもっと身近で、もっと熱い存在なんや。

今回は、彼女が初めて体験した「てっちり」の衝撃と、大阪人がなぜここまでふぐを愛するのか、その秘密をたっぷり教えるで！これを読めば、あんたも今夜は鍋がしたくなること間違いなしや。

そもそもな、関東の人が「ふぐ？そんなん毒あるし、お高いんでしょ？」って構えてしまうのには理由があるんよ。

実はお江戸の昔から明治にかけて、関東の方では「ふぐ禁止令」が厳しかったんや。武士がふぐにあたって死ぬのを防ぐためやったらしいけど、そのせいで食べる文化が根付かんかった。

一方で関西、特に大阪は**「食い倒れの街」。

「当たったら（中毒になったら）死ぬ＝鉄砲（テッポウ）」なんて冗談を言いながら、昔から「てっちり（テッポウのちり鍋）」を楽しんできたんや。今でも日本で消費されるふぐの約6割は大阪**って言われてるんやで。知ってた？

黒門市場に行ってみ。年末なんか、おっちゃんらが大きなトラフグ抱えて「家でやるんや！」って威勢よく買うていく姿、これぞ大阪の冬の風物詩やねん。

海渡アナも驚いてたけど、てっちりの主役は身だけやないんよ。

「骨の周りの身を、ちゅーっと吸うて食べる。これが一番うまいねん！」

大阪のおばちゃんに言わせれば、上品に身だけ食べてるようじゃ、まだ「てっちり初心者」や。

ふぐの「あら（骨付きの身）」には、コラーゲンと旨味がぎゅーっと詰まってる。これを無言でしゃぶり尽くす。ちょっとお行儀悪く見えるかもしれんけど、これが最高に贅沢な食べ方なんやで。

淡白やけど奥が深い、あの白身の弾力。ブリしゃぶの脂もええけど、ふぐの「清らかな旨味」を知ってしまうと、もう戻られへん。これが“禁断の味”と言われる所以やね。

そして、てっちりに欠かせんのが**「ひれ酒」**。

海渡アナも「この世にこんな美味しいお酒があるんか」って感動してたけど、あれは五感で楽しむもんや。

蓋をして少し蒸らしてから飲むのがコツや。熱燗好きにはたまらん「冬の特等席」やな。ただし、美味しすぎて飲みすぎ注意！腰抜かすで。

海渡アナは今、1人暮らしで「キムチ鍋」や「鍋の素」をフル活用してるらしい。わかるわぁ！最近の鍋の素、すごいやんな？

鍋の種類	特徴・おすすめポイント
寄せ鍋	関東の定番。醤油ベースで鶏肉や野菜をなんでも入れる「安心の味」。
洋風鍋	トマトベースやポトフ風。シメにチーズを入れてリゾットにするのが最高。
水炊き	海渡アナのイチオシ！白濁した濃厚スープはコラーゲンたっぷり。