寒さが厳しくなるこの時期は、家庭内で発生す事故や病気が増加します。

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寒さが厳しくなるこの時期は、不測の事故や病気が増加します。しかも、家庭内で発生する事故も少なくありません。救急車が来る前に的確な救命活動を行うことが、命を守るポイントになります。そこで今回は、冬の危険な事故や病気について徹底リサーチ! 誰もが知っておくべき救命処置について、専門医に教えてもらいました。

 

緊急速報! 冬の危険な事故・病気は、年末年始に急増します

 

日本医科大学付属病院の救命救急センターには、毎日、生死の境をさまよう患者さんが搬送されてきます。寒さが厳しくなるこの時期、事故や病気は増加の一途をたどっている。しかも、その多くは家庭内で起こる事故です。実は、家庭内の事故は交通事故の約4倍もあるのだ。同センターの五十嵐豊センター講師によると、自分自身の対策と周囲の行動が重要だという。消防庁によると、救急車の平均到着時間は約8.9分。この短時間に的確な救命活動を行えるかどうかが、命を救うカギとなります。今回は、年末年始に急増する冬場の危険な事故について調査します。五十嵐先生監修のもと、危険な事故や病気を再現しています。

 

西野さんは、魚の骨がのどに刺さって取れなくなり、何が正解かわからなくなったという体験談を紹介。五十嵐豊は、冬特有の寒さや乾燥により、病気や事故のリスクが高まることを話した。

 

年末年始に急増する餅による事故

 

毎年大晦日には、5センチほどのお餅を喉に詰まらせる人が続出する。のどは食道と気管で構成されており、気管に餅が詰まると窒息の危険がある。通常、気管に物が詰まると咳反射で排出されますが、高齢者では咳反射の機能が弱まり、物が気管に詰まったままになり、最悪の場合、死に至ることもあります。

5分以内に窒息した場合の死亡率は6%ですが、6分を過ぎると体内の酸素がほとんど使われ、死亡率、後遺症の割合が急増しはじめます。餅を喉に詰まらせた場合は、前傾姿勢で顎を支え、手の付け根で肩甲骨の間を叩いて後頭部を打ち、それでも吐き出せない場合は、拳でへそとへその間を押さえ、上に5回ほど突き上げるとよい。

また、餅を小さく切って、よく噛んでから飲み込むという対処法もある。喉に詰まらせた場合、水を飲ませるとうまく飲めず、気管に入ったり、さらに下へ行ったりすることがあるので危険です。背突きや腹突きの方法で魚が捕れないときは、掃除機で吸い取ることをおすすめします。

魚の骨がのどに詰まった場合は、食事を中止し、唾液をゆっくり飲み込み、のどを動かすことをおすすめします。

 

寒いこの季節は危険です。コンロでのアクシデント

 

キッチンでは、調理中にコンロから衣服や髪に火が移る「着衣火災」の危険性があります。火が直接衣服に触れなくても、衣服の温度が発火点に達すれば燃え始めることがあります。

衣類の出火による死者は、毎年100人近くにのぼります。冬場によく着る綿やレーヨンの衣類はよく燃え、特に起毛しているものは炎が全身に広がるスピードが速い。

予防策として、ストーブの前に立つときは燃えやすい服装を避け、長袖を着る場合は袖をめくることをおすすめします。もし火がついたら、流し台で水をかけて消火し、服を脱いで頭から水をかぶるとよいでしょう。

冬に気をつけたい事故や病気について、医師が注意喚起しています。

お風呂では、急激な温度変化で血圧が急激に変化するヒートショックを起こすことがあります。

 

冬ならではの家具が原因で、体に何が起きているのか?

このほかにも、冬に起こる危険な事故や病気はまだまだあります。次回は、冬ならではの家具である「こたつ」が引き起こす異常についてご紹介します。

 

救急医療に欠かせないAEDの使い方

 

AEDは救急医療に欠かせないもので、使用することで119番通報だけよりも生存率が6倍以上

上がると言われています。

 

目の前で人が倒れていたら、勇気を出して命を救ってください。

(※AEDは心停止状態の患者にも使用可能です)

 

<目の前で人が倒れているときの救急救命処置の注意点

 

ポイント1:患者さんに声をかける

患者さんに声をかけ、意識があるかどうかを確認します。

 

ポイント2 周囲の人を巻き込む。

反応がない場合は、周囲の人を指名して119番通報し、AEDを調達してください。

(※AEDは日本全国に約67万台あり、主にコンビニエンスストアや駅に設置されています)

 

ポイント3胸骨圧迫

救急車やAEDが到着するまでの間、発見者は胸骨圧迫を行いましょう。

 

∙ ポイント4手の添え方

胸骨圧迫をするときは、もう片方の手を手の上に乗せ、しっかりホールドします。

 

ポイント5胸骨圧迫を行う場所

手を握った後、手の付け根で乳頭の間を力強く押し、1分間に100回以上のテンポで押さえる。

 

ポイント6

AEDが到着したら、音声指示に従って操作する。

 

ポイント7電極パッド

AEDには、患者の心臓にショックを与えるための電極パッドが付属しています。電極パッドを患者の右胸と左脇に貼り付け、コネクタを接続すれば準備完了です。その後、AEDが心電図を解析し、ショックが必要かを判断します。(※パッドは素肌に装着できればよいので、女性の場合は下着のワイヤー部分に触れない場所に装着してください)

 

ポイント8:ショック後

AEDのショックが終わったら、パッドを外さずに再度胸骨圧迫を行います。胸骨圧迫→AED→再び胸骨圧迫。この流れを救急車が到着するまで続けることで、救命率が格段に上がると言われています。

 

AEDは日本全国に約67万台設置されています。主に駅やコンビニエンスストアに設置されています。目の前で人が倒れていたら、勇気を出してAEDを使い、救命に努めましょう。

 

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