愛知県の伝統工芸品

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愛知県は、日本のちょうど真ん中、中部地方の中でも最も人口が多い県

で、代々伝わる伝統工芸品も多くあります。

赤津焼

日本六古窯の一つに挙げられる愛知県瀬戸地方、その中でも1200年

以上前、日本で初めて高温陶器を焼いたとされるのが、赤津の地である

と言われています。

赤津焼の特徴は、自然の土から作られた独特のぬくもりと30種類を超

えると言われる釉薬とが織りなす美しさにあります。

赤津焼は、基本的に素焼工程がないと言うことも特徴と言えると思いま

す。素焼工程をしないことで釉薬をわざと生地になじませない事で、焼

いたときの釉薬の浮きやたまりも独特の表現効果にするための技法だそ

うです。

歴史的にも江戸時代は、特に徳川家の御用窯として栄えた時期もあり、

時の将軍徳川家より特別に注文を受け、茶道具などを収めてきた背景

から、総じて気品と風格がただよう作風であると言えると思います。

赤津焼のお茶碗でお茶をたてて飲まれたんですね。時間にせかされてい

る私たちにも そんな時間が取れたらイライラした気持ちも少しは落ち

つくのではないでしょうか。

尾張七宝

江戸時代の末期(天保年間)尾張藩主の次男として生まれた富田(現在

の名古屋市中川区)で生まれた梶常吉は、七宝の製作を志し苦労の末、

オランダ渡りの七宝皿を研究して製法を発見、現在の尾張七宝の基礎を

作りました。梶常吉の七宝は、あまり光沢のないものでした。

明治に入りドイツ技師、ワグネルが伝えた技法をさらに改良し、精緻で

華麗な七宝を生み出す名工が輩出、万博などを通じて世界を驚かせ絶賛

を浴びる 日本の七宝が誕生する事になります。

尾張七宝は平成7年に、経済産業省から「伝統工芸品」の指定を受けま

した。

作品としては、花瓶、香炉、額、飾り皿、宝石箱やアクセサリー類など

があります。

有松・鳴海絞

有松・鳴海絞とは、愛知県有松・鳴海地域で生産される伝統工芸品です

。約60種類もの絞り技法による様々な模様表現が特徴の絞りの染色品

です。

17世紀の初め竹田庄九朗が、名古屋城の築城に来ていた豊後の人たち

の絞りの衣から着想を得、絞りを始めたのが起源とされています。

その後、豊後から有松に移り住んだ、三浦玄忠の妻によって豊後絞りの

技法が伝えられ有松の絞り染めは、大きな進歩を遂げました。

1975年に経済産業省から伝統工芸品に指定されています。

作品には、夏の浴衣、浴衣に使う帯、ガーゼタオルハンカチ、帽子、洋

服、かさなどがあります。

夏、有松・鳴海絞りの浴衣を着てお出かけになるのはどうでしょうか?

三河仏壇

愛知県岡崎市とその周辺で製作される金仏壇です。

三河仏壇の始まりは、

元禄年間(1658~1704年)仏壇師庄八家により製造されたと

され 矢作川の水運を利用して得られる松、杉、ヒノキなどを原料に

仏壇が作られています。

明治中期以降には、岡崎市内だけでなく三河を中心とした地域で仏壇作

りをする人が増え、現在の産地として確立されていきました。

三河地方では、仏壇を押入れに安置する習慣だったために 押入れに合

わせた高さ、奥行き、幅と その条件の下でいかに豪華に見せ、かつ拝

みやすくするかに工夫がなされました。そのため台は、低く「うねり長

押」となっています。

うねり長押とは、寺院の内陣を思わせる豪華な造りです。それを象徴す

るのが中央部分が上へと緩やかにカーブを描いて広がっています。

また精密な彫刻も特徴のひとつで、一人一職一芸で木地・宮殿・彫刻・

金具・漆塗・蒔絵・箔押・組み立ての八職の専門家のより長年継承・改

善された技法を駆使して作られています。

昭和51年経済産業大臣から国の伝統工芸品として指定を受けています

現在では、現代生活にもマッチした新感覚の仏壇作りにも取り組んでい

ます。

コメント

  1. qrrtgme より:

    ブルドッグおばさんの目線
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