歯周病の治療法。放置すると歯がぐらぐら、骨が溶けて、歯が抜けますよ。

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歯科医師の小田泰史先生に来ていただきました。先生、よろしくお願いします。今日も歯と口の健康についてね。皆様とわかりやすくお話していきますので、どうぞよろしくお願いします。

羽曳野市の方から質問が来ました。

歯茎がぶよぶよした感じがするので、歯医者さんに見てもらったら歯周病だと言われました。これはどんな治療をするんですか?また、歯科衛生士さんがチェックする時に言っていた数字は何なんでしょうか?

この数字、私も気になっていましたが、まず歯周病についてお聞きします。

 

先生、歯周病の歯の周りの病気ってどんなものなんですか?

そうですね。虫歯は歯そのものに虫歯菌が感染して歯を、どんどん溶かしていく。これが虫歯ですね。はいはい。それに対して歯周病。これは先ほどね、読んで字のごとく。歯の周りの病気、周りの組織の病気です。周りの歯茎が腫れたり、赤くなったり膿が出たり痛くなったりといった症状が出ます。歯の周りの組織がやられて痩せていくので、進行すると歯がぐらぐらしたり、最終的には歯を維持する骨がなくなって、歯が抜けたりしますよ。

 

歯科衛生士さんが言っていた気になる数字というのは、いったい何を調べているんですか?

歯の周りにはね、歯茎がありますね。はい、歯と歯ぐきの間にわずかに溝があるんですね。はい。これをポケットと言って、ここに食べかすが詰まると。それが歯垢になって、そして歯石になって固まって歯周病が進行することになります。はい、歯茎が歯に直接べたっと引っ付いてポケットがなければこんなことは起きないんですよ。歯医者さんの世界では、これは神様の設計ミスと言われています。検査は、そのポケットの実は深さを調べていて、それぞれの歯茎を見て3342とか、これはどういうことかというと、3mm 3mm、4mm、2mm。そういうふうに言ってます。はい。2や3は、健康です。4や5、これ4mm 5mmはい。これは中程度の歯周病。6mm以上は重度の歯周病です。だから2が3が続く人は健康、6とか7が続く人はかなり進行しているということです。はい、検査の時にねはいでも6以上続いているなあっていうのを意識するといいですよね。そうですね。モチベーションになりますよね。たしかにはい、そんなに深くポケットがあるっていうのは知りませんでした。

 

じゃあの歯周病はどんな治療をしていただけるんですか?

そうですね。基本的にはもうまず歯石取りですよね。それからめったにしませんが、歯茎を切る外科的な治療もあるんですよ。ええ、以前はね。北米を中心とするアメリカン学派と言われる歯医者さん達によって結構 まあ僕もやってたんですけど、昔は行われてました。でもね、歯茎には痛点と言って痛みを感じる点がたくさんあって、やっぱりあの術後がやったあと、とても痛いんですよ。ええ、そのために今はね、歯磨きと歯石取りで地道に歯周病を治しましょうという治療が、今は主流です。なんとなあ治療法にも色々とあるんですね。検査で2や3が多い人はしっかり予防する。4、5以上が多かった人は、これ以上進行しないように丁寧に歯磨きして、歯科衛生士さんにきれいにしてもらうのが今のトレンドなんですね。わかりました。

 

歯周病を予防するためには、以下のことが役立ちます:

  1. 正しい歯磨きの方法で毎日実行すること。
  2. 歯医者さんでの定期的な検診を受けること。
  3. 生活習慣の見直しを行うこと。例えば、喫煙、ストレス、睡眠不足、肥満などは歯周病のリスクを高めます。
  4. 食生活の改善。歯周病によい食べ物には、タンパク質やビタミンC、鉄などの栄養素を含む食品があります。また、抗酸化作用のある食品も歯周病予防に役立ちます。
  5. 歯石の除去。歯石は、歯垢が固まってできたもので、歯ブラシだけでは取り除くことができません。歯医者さんでの専用の機械による除去が必要です。

 

まとめ

歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。歯周病は、30歳以上の成人の約80%がかかっていると言われています。歯周病の原因は、歯垢(プラーク)に含まれる細菌です。歯垢は、ブラッシングだけでは取り除くことができず、歯石となって歯の表面に強固に付着します。歯周病の初期症状には、口臭、歯肉の腫れ、歯肉からの出血、歯周ポケットの深さなどがあります。歯周病は、予防でき治療も可能です。歯周病の治療方法には、歯垢の除去、歯肉の治療、歯周ポケットの洗浄、歯石の除去、歯周外科手術などがあります。歯周病の進行を防ぐためには、正しい歯ブラシの方法で毎日実行することが大切です。

 

⊛小田歯科 小田泰史院長

 歯科医院には、「怖い」「痛い」とネガティブなイメージをお持ちの方が多くいらっしゃいます。私自身も、子どもの頃に怖い思いをしたことがあり、歯科医院が苦手でした。

私は、そのようなイメージをできるだけ払拭し、わくわくしながらお越しいただけるような歯科医院を目指しています。

患者さまのご要望に幅広く対応できるよう、それぞれの分野で学んだ歯科医師・スタッフが揃っています。

皆さまには、美しく健康な歯で笑顔溢れる毎日を過ごしていただきたいと思っており、そのためのサポートを全力で行ってまいります。

 

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