生活習慣病「骨粗鬆症」は、骨が衰えて骨折しやすくなるだけではない

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骨粗鬆症について

 

骨粗鬆症は、女性に多く見られる病気です。

なりやすい人の特徴を上げてみます。

 

・体型が、痩せ型である。

・喫煙や過度の飲酒が習慣になっている。

    タバコアルコールは胃腸の機能を低下させる

            ので もともと    取り 込まれにくい

            カルシ ウムの吸収を

            阻害してしまうからです。

・祖母や母親の骨密度が低い。

・過度なUV(紫外線 )対策をしている。

・若い頃に過度なダイエットや偏食をしていた。

・運動不足。

最近、骨密度測定器の普及によって最大骨密度に

達する時期や男女の骨密度の違いなどが小児期から

明らかになってきました。

女子では11~14歳、男子では13~17歳が

骨の形成の最も盛んな時期であり骨粗鬆症の予防のために

最大骨密度を高める努力を10歳代に集中

するように啓蒙活動が行われだしてきました。

50歳以上の女性の場合特に気をつけて欲しいことがあります。

・転んで腰を打ったら背骨を骨折していた。

・つまずいて手をついたら手首を骨折していたなど、

 若い頃には教えられなかったような骨折が50歳を過ぎると 

 起こりやすくなってきます。

・50歳以上の女性に骨折が多いのは、閉経後に

 女性ホルモンが 、 急激に減少するからだそうです。

だから骨の中がスカスカの状

態になり骨折しやすくなる病気・

骨粗鬆症に気をつけるようにしてください 。

骨の衰えは見た目の変化も少しずつ現れます。

それを印象付けるのが姿勢の悪さです 。

骨が弱くなって骨折を繰り返すようになると

最終的には寝たきりになり認知症のリスクも高くなるので

注意が必要です。

骨粗鬆症の原因は3つあります。

  1. 女性ホルモンの減少です。

    女性ホルモンには骨吸収を抑制し骨形成を助ける

            働きがありま す。

            閉経によって女性ホルモンが減り骨吸収が進みます。  

            女性より男性   の骨粗鬆症の患者が少ないのは

            急激なホルモン変化がないためです 。

 

 

     2.加齢です。

            年齢とともに骨芽細胞が衰えてきます。逆に破骨細胞の

    働きに は    勢いがでるので  骨芽細胞の働きを上回るのです。

    骨芽細胞=骨組織の表面に存在し、新しい骨を作る細胞です。

    破骨細胞=古くなった骨を吸収する働きをもつ細胞。

  1.  生活習慣です。

          骨粗鬆症は食事や運動が深く関連しているのです。

          牛乳が嫌いな人、ダイエット中の人などがカルシウムの

          不足により  骨粗鬆症を起こしやすくなります。

          また喫煙や運動不足、紫外線対策のしすぎなども

          原因になっているのです。

骨粗鬆症は骨が脆くなります。

しかし痛みがなく骨折して病院に行って初めて骨粗鬆症とわかる人が

多いんです。

骨粗鬆症が原因で骨折しやすい体の4つの部位

  1. 背骨の圧迫骨折
  2. 手首の骨折
  3. 腕の付け根の骨折
  4. 脚の付け根の骨折

自治体で骨粗鬆症の検診を実施しているところもあるので

問い合わせをしてください。

 

 

食事の面から骨力をアップしていくのに必要な食べ物について

ビタミンD:鮭、サンマ、カレイ、うなぎ、干し椎茸、きくらげ

たんぱく質:鶏肉、豚肉、牛肉、しらす干し、アジ、チーズ、納豆、  牛乳

カルシウム:牛乳、チーズ、ヨーグルト、木綿豆腐、納豆、いわし丸干

   し、小松菜

カロテノイド:人参、みかん、かぼちゃ、トマト

亜鉛:卵、レバー、、カキ、ホタテ、アルファーファ

マグネシウム:ナッツ類、納豆、緑黄色野菜、バナナ

ビタミンK:納豆、小松菜、干しわかめ、モロヘイヤ

葉酸:モロヘイヤ、鶏レバー、海苔、枝豆、緑茶

ビタミンB12:アサリ、 ホッケ、ニシン、鶏レバー、スルメ

ビタミンB6:マグロの赤身、にんにく、サンマ、牛レバー

その他に重要なことは、リンや塩分の多い食品は控えめに

リンや塩分の過剰摂取は体内のカルシウム量減少の原因に

そのためにリンが多いインスタント食品や加工食品などは

控えめに塩分の摂りすぎも注意してください。

骨粗鬆症と関連のある病気

糖尿病、動脈硬化、認知症、歯周病

最新の研究(たけしの家庭の医学より)

骨の老化防止ホルモン=メラトニン

最新の研究で、抗酸化作用と認知症の予防、骨の老化防止などの

効果があるということです。

骨を壊す破壊細胞をメラトニンが抑制するといいます。

メラトニンを分泌される二つのポイントは、太陽光を浴びる時間帯と

光の量、夜11時就寝する場合は朝7時から9時に太陽光を浴びると良い。

光の量は、ギラギラした太陽光でなくても、くもりときどき晴れ

程度の天気で約20~30分歩くと良い 。

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