石川県の伝統工芸品

未分類

石川県といえば、金沢、ひがし茶屋街、兼六園、九谷焼窯跡展示館、能

登、金沢カレー、ハントンライス、いしり、治部煮、ほろり、かぶら寿

し、観光にグルメに大満足!!

加賀友禅について書きますね。

 

加賀友禅

加賀友禅の15世紀頃から作られていた「梅染め」と言われる染物がル

ーツとされています。

桃山から江戸時代にかけて加賀は約200軒の紺屋があったそうで、

当時は、藍染を主とした紺屋、紅や茜を主とした茜があり加賀お国染

めとしていろいろな染色が行われていました。

加賀友禅の染色技術が確立されたのは、江戸時代の頃で京友禅の

創始者である宮崎友禅斎が晩年加賀に移り住んで加賀お国染めに

改良した。

斬新なデザインの模様染を次々と創案しその傑出した能力で友禅糊

の技術を定着させるなど、加賀友禅の発展に大きく寄与しました。

加賀友禅の歴史は加賀藩の文化振興政策のもと、従来からの染色技

法に加え色絵、色絵紋などの技法が加わり、多くの名工を輩出し確立

発展した。

現在の加賀友禅は、戦前戦後の一時期、奢侈、奢り、贅沢禁止令等

によって、加賀友禅もかなり打撃を受けた時期がありましたが、昭和2

8年、宮崎友禅斎生誕300年のころを契機として隆盛に向かいまし

た。

昭和50年に国の伝統的産業工芸品の指定を受けました。

近年、加賀友禅の作家や職人の後継者が不足していることを否めま

せん。

この伝統が後世にも引き継がれるように、新たに加賀友禅にかかわる

ことを目指す人の誕生が望まれています。

次は、九谷焼のことを書きます。

 

九谷焼

九谷焼は、石川県南部の南加賀に発祥し色絵による装飾を特徴とする

磁器です。

古くから日本の数奇ものを始め、世界中にファンを持つ日本を代表する

磁器です。

皿や茶碗などはもちろんのこと 美しいさからアクセサリーとしても広

愛されています。

特徴としては鮮やかな絵付けにあります。

特に力強く絵画的な絵付けがされているのが特徴です。

九谷焼のさまざまな絵付けがあります。

①色絵、五彩手ー九谷庄三により発見された能登呉須顔料による紺

(群青色)のラインを 中心として黄、緑、紺、紫、赤の九谷五彩を用

いて描く方法です。

②赤絵・金襴手

赤いラインと赤い塗りに金のアクセントをあしらった手法

江戸後期の飯田八郎右衛門により完成され、飯田屋風とも呼ばれてい

る。

九谷焼の歴史は江戸時代の初期1665年ごろ当時 加賀支藩の大聖

寺藩初代藩主であり茶人であった前田利治が九谷村で陶石が発見さ

れた事を機に始めたといわれています。

藩士の後藤才次郎を肥前有田(佐賀県)へ磁器の技能習得のために

派遣、帰藩後 九谷に窯を作りました。

この九谷釜は1730年頃、急遽閉鎖されたそうです。

この時期製造されたものは古九谷と言われています。

九谷窯の閉鎖から100年の1807年加賀藩は、九谷焼の再興を目指

京都から当時著名な陶芸家 青木木米を招聘し、金沢に春日山窯

作りました。

このことを契機として若杉窯、蓮台寺窯、小野窯、吉田屋窯など数々の

窯が開業し見事に再興したのです。

この時期の九谷は、再興九谷と呼ばれています。

小野窯の九谷庄三が、全国に磁器の指導をして回るうちに 後に能登

呉須と呼ばれる顔料を発見し、さらに明治初期には、輸入絵の具をいち

早く九谷焼に取り入れ、庄三風と呼ばれる九谷焼を確立しました。

庄三風は、現在に至るまで代表的な九谷焼の一つとされ、特に海外に

おいて九谷焼と言えば、庄三風を指すほどになっています。

九谷焼の作品の中に 女性の髪飾りやコーヒーカップ、丼、急須、湯飲

み茶碗、徳利、スプーンセットなどいろんな焼き物がたくさんありま

す。

石川県に旅行に行かれたら ぜひ窯元にも行って九谷焼焼の実物を

見てくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました