腰痛の意外な原因
現在、日本では約3,000万人が腰痛に悩まされていると言われています。
多くの腰痛患者を救ってきた北原先生によると、腰痛の8割以上は原因がわからないという。
そのため、慢性的な腰痛につながることもあるのです。本日は、腰痛の意外な原因を徹底研究します。
今朝のテーマは、腰痛の意外な原因です。
治療しても改善しなかった痛み 日常生活や習慣に隠れた慢性腰痛
腰痛の原因は何なのでしょうか？
腰痛に悩む元気チャレンジャーの症状を、ペインクリニックの北原先生に診断していただきました。
脇内さんは、2年前から腰を曲げたり伸ばしたりすると痛みを感じるようになったそうです。
まず、触診で原因を突き止めた。
腰痛の原因としてまず挙げられるのは、歩き方である。特に、膝がかなり外を向いているため、膝周りの筋肉が硬く縮んでしまい、ガニ股になってしまう。
そのため、筋肉に左右差が生じている。
触診の結果、脇内さんの腰痛の原因は、膝にあるトリガーポイントであることが判明しました。
トリガーポイントとは、筋肉にある硬いしこりのことで、痛みの原因となっている。このトリガーポイントが関連痛と呼ばれる痛みを引き起こすのです。
トリガーポイントを改善する方法をご紹介します。
痛いと感じるポイントを10秒ほど押すと、血流がよくなり、疲労物質がたまりにくくなる。
これにより、腰の痛みが軽減されるという。
次に、10年以上前から腰痛に悩まされている小高さんを診断した。前傾姿勢が辛いようだ。北原先生によると、小高さんの腰痛の原因を放置しておくと、寝たきりになってしまう可能性があるとのこと。
触診の結果、複数のトリガーポイントが見つかりました。小高さんの身体には、深刻な筋力低下が起こっていた。特に腹筋は姿勢を保つ役割を担っており、これが衰えると姿勢が悪くなる。その姿勢を続けることで筋肉に負担がかかり、腰痛につながったのだ。
腰痛は筋力低下の危険なサインなのです。
骨盤底筋は、骨盤の底にある筋肉で、内臓を支えたり、尿道を締めたりしている筋肉です。そのため、骨盤底筋が衰えると、尿漏れが起こりやすくなります。骨盤底筋の衰えは、全身の筋肉の衰えが進行していることの表れです。つまり、尿もれは筋肉の衰えを示す危険なサインなのです。
そこで、北原先生は骨盤底筋の体操を勧めています。
お尻を3〜5秒間締めたり緩めたりするのを20回繰り返すだけ。朝昼晩で1セットずつ。次に、3年前から腰に強い痛みを感じるようになった矢野さん。腰痛は痛む時間や場所がよく変わるので厄介だそうです。早速、矢野さんの触診を行いました。
筋肉の状態は良好で、トリガーポイントも見つかりませんでした。北原医師は矢野さんの生活習慣を指摘した。矢野さんに1日の過ごし方を書き出してもらった。
先生が注目したのは、夕食から就寝までの時間である。仕事の都合上、夕食の時間は18時から22時までとまちまちだが、実際は22時過ぎになり、その後お酒を飲んで12時過ぎに就寝するそうだ。その後、晩酌をし、0時過ぎに寝ることが多い。その後、5時半に目が覚めるので、5時間30分ほど寝ていることになる。ご飯を食べると、消化するのに3時間くらいかかるそうです。つまり、矢野さんは消化が完了する前に眠っていることになると北原先生は指摘する。
つまり、内臓が働いているため、脳は休むことなく働き続けているのだ。睡眠不足になると、痛みを抑える神経伝達物質であるセロトニンの量が減少する。つまり、脳が痛みを抑えるという仕事を、思うようにできなくなるのです。つまり、矢野さんは必要以上に腰に痛みを感じている可能性があるのです。まずは、生活習慣をできるだけ改善することが大切だ。規則正しい生活で腰痛を予防しましょう。
腰痛の意外な原因
北原先生によると、腰痛の原因を知り、それに対処することで、腰痛を早く改善することができるそうです。3カ月以内に急に痛みが出る「急性腰痛症」もあります。また、発症から12カ月で73％の患者さんが腰痛を再発するというデータもあります。
誰でも発症する可能性がある… 急性腰痛「ぎっくり腰」の対処法
急性の腰痛の対処法。発症後24〜48時間は安静にし、その後ゆっくりと体を動かしてください。痛みがある間はずっと横にならないようにしましょう。そんなことをしたら、どんどん筋力が低下して、再発の原因になります。
あなたにやってくる! 危険な急性腰痛：見逃してはいけない命に関わるサイン
北原先生は、実際に急性腰痛の症例に遭遇しました。相談に訪れたのは60代の女性。相談内容は、明け方に激しい痛みがあり、夜中に痛みで目が覚めてしまうというものでした。女性はこの痛みを腰痛と認識した。北原先生は、どう聞いても急性でかなり激しい痛みだと思い、大きな病院を紹介した。しかし、その女性は亡くなってしまったという。
実は、彼女は膵臓がんだったのだ。膵臓がんは、背骨の周りの神経にがん細胞が入り込むため、腰痛を引き起こします。また、胃や腎臓などの内臓の病気や大動脈瘤など、症状として腰痛を起こす病気もある。痛みがひどくなる兆候としては、痛みで目が覚める、急に体重が減るなどがあります。この女性は以前、痛みで目が覚めたり、急に体重が減ったりする兆候があったそうです。しかし、痛み止めを飲めば治まるからと安心してしまい、2年間も痛みを放置していたそうです。しかも、慢性的な腰痛だったため、詳しい検査は受けなかったそうです。
危険な急性腰痛を見分ける6つのポイント
1：痛みで目を覚ます。
2：よくつまずく。
3：急に体重が減った。
4：とても疲れやすくなる。
5：今まで痛みが出たことがない。
6：鎮痛剤が効くことがあるので、当てはまる場合は、かかりつけの医師に相談する。
今は痛みがなくても、油断は禁物です 腰痛の意外な原因
北原さんによると、痛み止めは炎症を抑える抗炎症剤。痛みの原因となっている臓器の異常に対して、鎮痛剤が効果を発揮している可能性があるという。
