花粉症が他の病気の引き金に! 本当に正しい “花粉症 “対策を大調査

未分類

日本人の3人に1人が苦しんでいるといわれる「花粉症」。特に今年は、北海道など一部の地域を除き、昨年よりも花粉の飛散量が多いと予想されており、昨シーズンは症状が軽かった人も十分な対策が必要です。そこで、花粉症治療の第一人者に、正しい花粉症対策を教えてもらいました。

 

花粉症治療の第一人者が監修した、本当に正しい対策を大調査!

都内のある研究所では、防護服の着用やエアシャワーが必要なほど厳しい環境です。スギ花粉を機械から噴霧できる花粉症のメカニズムと治療法を研究しているのだ。

日本人の3人に1人は花粉症に悩まされている。労働力減少による経済損失は、年間2800億円以上。今年は北海道を除いて、花粉の飛散量が昨年より多くなっています。

本当に正しい対策について、大々的に調査していきます。花粉の季節、どんな服装で外に出ればいい?空気清浄機は置く場所によって大きな差が出ます。また、注射で治る最新治療法にも迫ります。

石丸は、子どもの頃から長い間、花粉症と付き合ってきたという。先生によると、花粉症でくしゃみ、鼻水、鼻づまりが起こるのは、体が同じタンパク質でできていて、異物が入ると体がそれを排除しようとするためだそうです。高島さんたちは、加湿器や空気清浄機で花粉対策をしているそうです。

 

花粉が空気中にあると危険なのでしょうか?洗濯物への花粉の付着量実験

花粉症対策を徹底調査する杉浦さん。これは、世界でも数少ない花粉症専門の実験施設「OHIO Chain Bar」で、開発した医師の頭文字をとったものです。大久保先生はOHIO チェインバーの開発者の一人で、第一弾は洗濯物を外に干したときに花粉がどのくらい付着するかという実験です。

スギ花粉の直径は30μmなので、花粉を見るには特殊なライトが必要で、暗い室内で照らす必要があります。花粉を飛ばして1時間後、タオルの表面を顕微鏡で観察したところ、Tシャツに約7万個、タオルに約32万個の花粉が付着していると推定されました。タオルが完全に乾くまで乾燥させた場合、付着する花粉の量はさらに多くなる可能性があります。

 

体内に蓄積された花粉の量が増えると危険 花粉症のメカニズムとは?

花粉が体内に蓄積されることで、花粉症が発症すると考えられています。体内に入る花粉の量が増えて許容量を超えると、体内で花粉に対するIgEという抗体が作られ、アレルギー反応が起こるのです。

予防のためには、体内に入る花粉の量を減らすことが重要です。洗濯物は花粉の飛散量が多い昼から夜までは室内に干し、外干しは夜か朝だけにするのがおすすめです。

 

外で着る上着はどれがいい?花粉の付着の違いに関する実験

OHIOチェーンバーを使って、a.ポリエステルのウィンドブレーカー、b.綿のジャケット、c.ウールのコートの素材別に付着する花粉の量の変化を実験した。

Q.次のうち、最も花粉が付着しやすいのはどれでしょうか?

  1. ポリエステルのウィンドブレーカー、B. 綿のジャケット、C. ウールのコート。

花粉を1時間散布した後、肩の部分にセロハンテープを貼って花粉を採取したところ、4mm四方でBは9個、Cは10個だった。4mm四方でBが9個、Cが10個、Aが20個と最も多く花粉が付着していた。

化学繊維でできた服は静電気を帯びていて、物を引き付けやすい。しかし、花粉は落ちやすい。実際、マネキンから服を動かして表面を観察しただけで、セロハンテープを使ったときの20個から1個に花粉の数が激減したのです。また、ポリエステルなどの化学繊維は肌理が細かいため、花粉が表面に残りにくくなっています。

そのため、ジャケットに静電気防止スプレーをかけると、最適なジャケットになることがあります。

一方、花粉がつきにくいのはウール素材のコートです。花粉がジャケットの中に残りやすく、着るたびに花粉が飛ぶ原因になります。

 

花粉症対策の第一人者が教える、家の中の花粉症対策。

花粉対策で最も重要なのは、家の中です。リビングは人が動く場所なので、花粉が飛びやすい。最近は感染症対策で窓を開ける必要があるため、花粉が侵入しやすい場所でもあります。対策は空気清浄機とのこと。

 

Q.効率的な花粉症対策として、空気清浄機を置く場所はどこがいいのでしょうか?

  1. 開いている窓の近く、B.部屋の中央、C.開いてる窓の前。

正解はCです。開放された窓から離れた隅に空気清浄機を置いたときに吸い込む花粉の量を1とすると、Aは2.6、Bは1.3、Cは5.8となります。花粉の動きをシミュレーションした画像では、窓から侵入した花粉が正面の壁にぶつかり、部屋の隅に集まっている様子がわかります。部屋の隅には異物が集まりやすいので、隅に行った花粉を風が受け止めるというイメージです。

 

花粉症対策の第一人者が教える、寝室での花粉症対策。

寝室での対策法をご紹介します。朝起きたときに花粉症の症状が特に強く現れる「モーニングアタック」。自律神経は、寝ているときは副交感神経優位ですが、目が覚めると交感神経優位に切り替わります。この自律神経の切り替えの際に、鼻が過敏になり、強い花粉症の症状が出るのです。

寝室での花粉症対策 花粉は細かい粒子状物質で、水分を含むと膨張して重くなります。そのため、空気を加湿することで花粉が床に落ちやすく、舞い上がりにくくなります。床に落ちた花粉を掃除機で吸い取ると、排気口からの風で花粉が飛散してしまうのでNG。水で拭き取るのがおすすめです。

 

花粉症の第一人者が監修した本当に正しい対策を大調査!

大久保さん「花粉症はアレルギー疾患なので、他のアレルギーをお持ちの方も多いと思います。そのアレルギーも悪化させるので、なるべく花粉に触れないようにすることが大切です。ワセリンを鼻に塗ることで花粉をブロックすることができます。

また、粘膜を加湿することもできます。ワセリンは指ではなく、綿棒を使って塗ります。

 

重症の患者さんに朗報 最新の花粉症治療とは?

さいたま中央クリニックでは、重症の花粉症患者さんに最新の治療法を提供しています。

実際に治療を受けた大西伸明さんは、10年前に目のかゆみがひどくなり、くしゃみや鼻水などの症状もどんどん悪化していったそうです。しかし、昨年、治療を受けたところ、症状が劇的に改善されたそうです。

 

最新の花粉症治療。注射でアレルギーの症状を抑える

大西さんの花粉症の症状が改善されたのは、オマリズマブという、すべてのIgeをブロックしてアレルギー反応を防ぐ薬です。

これまではヒスタミンの感覚を抑える薬がほとんどでしたが、オマリズマブはIge抗体そのものを作らないようにすることで、アレルギー反応を抑える効果が高いのです。

治療は、2週間から1カ月に1回、注射をします。多くの人が何らかの症状の改善を経験します。既存の薬に反応しない重症の患者さんは、医師と相談の上、治療を受けることができます。

 

花粉症の第一人者が監修した本当に正しい対策を大調査!

花粉症の治療法として広く普及しているのが、レーザー内視鏡手術です。鼻の粘膜を焼くことで、花粉が鼻につきにくくなり、鼻づまりを起こしにくくします。

舌下免疫療法は、スギ花粉を含む錠剤を舌の下で溶かして体に馴染ませる体質改善法です。

 

(CBCテレビ「健康カプセル!」ゲンキの時間』より)

 

タイトルとURLをコピーしました