虫歯・歯周病を予防するには? 自分に合った歯ブラシの選び方から「お口の健康」を考える!

未分類

歯ブラシの「毛先が広がったら」買い替えはもう古い? 虫歯・歯周病を予防するには? 自分に合った歯ブラシの選び方から「お口の健康」を考える

 

6月4日〜10日は「歯と口の健康週間」です。

 

〇心臓病や脳卒中のリスクが “高い “と言われています。

〇歯みがきの “原点

〇歯ブラシの寿命は何年?

 

以上3点について、詳しくお伝えします。

 

虫歯…かつては「子どもの三大疾患」のひとつであった

 

歯と口の健康週間」は、もともと1928年に「虫歯予防デー」としてスタートしました。当時のポスターには、歯ブラシなどとともに川の水でうがいをする人たちが描かれていました。

 

実は当時、虫歯で亡くなる子どもが多く、虫歯は「子どもの三大疾病」の一つでした。

 

2013年からは、歯だけでなく口全体の健康について考える「歯と口の健康週間」となっています。

 

 

虫歯と並んで注意が必要なのが、歯周病です。

 

日本臨床歯周病学会によると、歯周病菌は腫れた歯茎から血管に侵入し、全身をめぐります。そうすると、動脈硬化が促進され、心臓病や脳梗塞の発症リスクが高まると言われています。また、妊婦の歯周病は低体重児や早産につながる可能性があると専門家は指摘しています。

 

歯みがきはどのように始まったのでしょうか? きっかけは、ある偉人の一言でした。

このように歯磨きは大切ですが、”歯磨きの習慣 “はどのように始まったかご存知でしょうか?横浜にある「歯の博物館」によると、その始まりはある人の一言からだそうです。

 

横浜の「歯の博物館」によると、実は歯磨きの起源は、仏教の開祖であるお釈迦(しゃか)さまだと言われています。インドで弟子たちに「口が臭いから歯を大切にしなさい」と勧めたと言われています。

 

今回は特別に、歴代の歯磨き道具をお借りしました。昔は、「歯木(しぼく)」と呼ばれる、小枝の先をかんで房状にして、歯を磨いていたそうです。6世紀ごろに仏教が日本に伝えられた際、歯木を使った歯磨きも一緒に伝わってきたそうです。

 

その後、江戸時代になると、房楊枝(ふさようじ)と呼ばれる楊枝が誕生しました。これは、先端を柔らかくし、房の部分に歯磨き粉をつけて磨き、反対側の尖った部分で歯と歯の間に挟まったものを取り除くというものです。さらに、歯を磨いた後、柄の部分で舌の掃除もしたそうです。

 

この時代の浮世絵には、房付き楊枝を使う様子が描かれている。歯磨きは徐々に庶民の生活に浸透していきました。

 

そして、現在の歯ブラシの原型となる「竹歯ブラシ」が誕生したのは、明治時代です。開国とともに欧米から歯ブラシが輸入され、その国産の歯ブラシが日本で模倣されるようになりました。

 

歯ブラシ選びのポイントとは? 買い替えのタイミングに注意注意

 

木の枝で作ったものから始まった歯ブラシですが、実は現在、1万種類以上の歯ブラシがあるそうです。

 

そこで、歯ブラシ専門店「メガデント」店長の酒向淳さんに、選び方のポイントを伺いました。まず、歯ブラシの大きさは、手に持って親指を当てたとき、親指とブラシの間に1cm程度の隙間ができるようなものがよいでしょう。ブラシにもいろいろな大きさがありますが、ブラシがついている長辺の幅が親指の太さと同じくらいが、自分の口に合っているということです。

 

 

では、歯ブラシはどれくらいのタイミングで交換すればいいのでしょうか?

よく言われる「毛先が広がったら」というのは、もう古いです。現在では、メーカーが1カ月に1回程度、歯ブラシを交換することを推奨しています。その時期を過ぎると、ブラシの機能が低下し、ブラシの根元に付着した菌が洗っても落ちにくくなり、朝に歯磨きしたときに付いた菌が、夜の歯磨きの時に“生きたまま口の中に戻る”ということも実験でわかっているそうです。

 

また、マウスケア用品には歯ブラシと歯磨き粉の2種類がありますが、こちらも数が少なすぎます。ヨーロッパでは数種類の歯ブラシを使い分けており、平均して6種類ほど使っているそうです。

 

 6月4日〜10日は「歯と口の健康週間」です。

 

高齢者へのアドバイスとして、

 

お口のケアを実践してお口の健康が維持できると、自分の歯でしっかりかみ、充実した食生活を送ることができます。また、よくかむことで脳の血流が増え、脳神経細胞の働きが活発になりますので、認知症予防にもつながるなど、想像以上によい影響を及ぼします。高齢者が一生おいしく、楽しく、安全な食生活を送るために口腔ケアは、介護予防の第一歩なのです。

また、毎日のお口の手入れで一生おいしく、安全な食生活を送りましょう。自分のお口に合った歯ブラシや歯間ブラシなどを使用し、すみずみまできれいにみがきましょう。

さらに詳しい情報は日本口腔保健協会や日本歯科医師会などのウェブサイトで確認することができます。

  

いずれにせよ、歯の健康は全身の健康に直結する。私も、きちんと歯の検診を受ける必要があります。歯科検診をサボらず、かかりつけの歯科医と定期的に相談することが大切だと思います。

 

まとめ

歯と口の健康は、食べる喜び、話す喜びを口から離さず、身体の健康だけでなく、精神的・社会的な健康にも大きな役割を果たします。自分自身の歯と口の健康状態を正確に把握できるようになることが大切です。

 

歯と口腔の健康状態は、全身疾患と関係があることが分かっています。定期的に歯科検診を受け、歯と口腔の健康を守ることが大切です!

 

タイトルとURLをコピーしました