頻尿、尿漏れ…侮るなかれ! 解決! あなたの尿の悩み
外出先で突然尿意を催す、朝食を作って食べる前に4回もトイレに行くなど、頻尿に悩む3人がその悩みを打ち明けた。
専門家は、冷えと頻尿の関係について、「膀胱は自律神経の働きで収縮し、冷えによって交感神経が優位になると膀胱が縮んで、少量の尿でも出やすくなる」と説明。
また、仕事で緊張すると交感神経が優位になり、尿が出やすくなる。
頻尿との関係については、専門家は心理的な要因が影響する心因性頻尿を示唆した。
排尿に関する苦い思い出や不安、ストレスによって膀胱が収縮し、尿意を感じやすくなるのだという。
奥井先生は、3人の患者さんに排尿時の尿の重さを測ってもらった。
正常な人の1回の尿量は約250ccであるのに対し、3人の1回の尿量は約110ccであったため、過活動膀胱（OAB）と診断された。
膀胱には排尿を完了させるための尿センサーがあり、通常、60％の尿が貯まるとその情報が神経系に伝わり、患者は尿意を感じるのである。
40代以上の男女の8人に1人が過活動膀胱であり、実際の患者数は1,000万人以上といわれています。
過活動膀胱の主な原因は、加齢や生活習慣病による血管の劣化で、膀胱の機能が低下することである。
解決策は、我慢することだと奥井先生は言う。
奥井先生は、過活動膀胱の解決策は「我慢すること」だという。
治療法は膀胱訓練と呼ばれるもので、風邪や心因性のものに有効だそうだ。
通常、膀胱には250ccの尿が貯められるので、3時間くらいはトイレに行く必要はないので、勘違いして尿意を感じながら我慢することが大切です。
やるときは、趣味などで気を紛らわせながら、1日1回。そのうち、膀胱に貯まる尿の量が増え、頻尿が減ってきます。
あなたの尿の悩み 男女の頻尿の原因とは？あなたの尿トラブル スクワットで頻尿改善!
トークでトイレを我慢すると集中力が高まるか」という質問に対し、奥井先生は「あまりお勧めしない」「我慢の限界まで尿を貯めると集中力や認知力が低下することが分かっている」と回答しました。
膀胱訓練など計画的に行う場合は良いが、そうでない場合は我慢しない方が良いと答えられた。
頻尿の原因は男性と女性で異なります。男性の場合、加齢などで肥大した前立腺が尿道を圧迫し、排尿に時間がかかり、頻尿になる。
女性の場合は、加齢や出産などで骨盤底筋が衰え、頻尿になる。
その対策として、同氏はスクワットを推奨した。スクワットをすると男性ホルモンであるテストステロンが分泌され、男性は前立腺肥大を抑制し、女性は骨盤底筋の機能が向上するため、頻尿が改善されるとのことでした。
解決! あなたの尿の悩みが最近判明! 頻尿の意外な真犯人
頻尿塾」2時間目は、頻尿の意外な真犯人を取り上げます。
日本人の3人に1人は、夜中にトイレに行きたくなる悩みを抱えているそうです。
奥井信夫先生によると、夜間の排尿は命に関わることもあるそうです。
夜間は体が落ち着いて体力を回復する時間帯ですが、排尿によって睡眠が妨げられると、高血圧や糖尿病、転倒による寝たきりなど、間接的に死亡率に影響を及ぼします。
夜間に2回以上排尿する人は、1回以下の人に比べて死亡率が約2倍というデータもあります。
最近の研究では、夜間排尿がふくらはぎの原因の一つであることが分かってきました。
もともと摂取した水分は血管を通って尿として排出されますが、加齢により血管が劣化すると、摂取した水分が重力に逆らえずにふくらはぎの筋肉組織に蓄積されます。
その結果、横になるとふくらはぎに溜まった水分が血管に戻り、尿が出るため、夜中尿になるのです。
解決！夜中のトイレ あなたの尿トラブル。履くだけで、夜中のトイレが改善される！？
昨年10年ぶりに改定された夜尿症の治療ガイドラインで第一選択治療として推奨されている弾性ストッキングを着用する方法を実践。
すると、夜間のトイレの回数が4回から1回に減りました。
ふくらはぎを圧迫することで体液がたまるスペースが減り、横になったときに血管に戻る体液の量が減るため、尿が出にくくなり、回数が少なくなるのです。
解決！尿漏れ あなたの尿の悩み 突然襲ってくる尿もれ
坂下千里子さんは、「ストッキングを履くだけで変わるならいいのですが」とコメント。
奥井伸雄先生は、尿もれには切迫性尿失禁と腹圧性尿失禁の2種類があることを説明した。
近年注目されている女性専用の尿もれ治療法を紹介した。昨年末の出産を機に尿漏れが気になるようになったという28歳の女性は、治療後は痛みもなく、横になると終わってしまうそうです。
わずか20分で尿道が復活! 女性専用の最新尿もれ治療法
レーザー尿失禁治療をご紹介します。
女性専用のレーザー治療で、厚さ数ミリの専用器具を尿道に挿入し、尿道周囲の筋肉にレーザー光を照射して65℃に加熱し、筋肉の血流と機能を改善することで、腹圧性尿失禁を改善するものです。
1年間の治療で、尿もれ量が90％以上減少したとの報告がある。
欧米ではかなり普及している治療法であり、日本でも多くの病院で受けられるようになると奥井先生は言う。
