
まいど! 皆さん、元気にしてはりますか? 井戸端会議と飴ちゃんが三度の飯より好きな、この界隈の事情通、大阪のおばちゃんやで!
ちょっと聞いてくれる? この間、スーパーの特売で卵並んでたら、後ろのおばちゃんが「あんたとこのポストに、なんや変な手紙入ってへんかった?」て言うてきはってん。話を聞いたら、なんや「戸籍のフリガナ登録せな、罰金やで!」みたいな、ごっつ物騒な紙が入ってたらしいわ。うちの近所でも「法務省?とかいうとこから電話きたわ…」なんて話もチラホラ。
これ、最近ニュースでもようやってる「改正戸籍法」に便乗した、真っ黒な詐欺やねん! 大事な年金やへそくりを、しょうもない詐欺師に渡してたまるか!っちゅうことで、今日はこのおばちゃんが、皆さんのために一肌脱ぎますわ。難しい話も噛んで含めるように、アホほど分かりやすく説明したるから、まあコーヒーでも飲みながら、ゆっくり読んでってや!
そもそも「戸籍のフリガナ」て、なんやの?
「戸籍のフリガナ? 昔からあったんとちゃうの?」て思うてる人もおるやろ? 実はな、今までの戸籍ちゅうのは、名前の漢字がドン!と書いてあるだけで、読み仮名は載ってへんかったんよ。せやから、ちょっと難しい漢字やと「えーっと、このお名前は…た、たけしさん…?」「いえ、たけしではなく、『たける』です」みたいなことが、役所の窓口で日常茶飯事やったわけ。
ほんで、決定的になったんが、最近の若い子の名前や。もう、うちみたいな昭和の人間には解読不能なレベル(笑)。この間、向かいの家の初孫ちゃんが生まれたんやけど、「宇宙」て書いて「そら」くんやって。いや、ロマンチックでええ名前やとは思うで? でもな、初見で「そら」とは絶対読めんわ! ほかにも「心愛」で「ここあ」ちゃんとか、「緑輝」で「さふぁいあ」くんとか…もう、クイズ大会やん! うちの夫なんか「光宙」で「ぴかちゅう」って名前があるって聞いて、本気で腰抜かしてたで。ほんまかいな、知らんけど。
こういう「キラキラネーム」っちゅうか、読み方が多様な名前が増えたことで、学校の先生は名前を呼ぶんに一苦労やし、病院では患者さんの取り違えが起きかねへん。役所もてんやわんや。そんな混乱をなくすために、国が「もう、ごちゃごちゃ言うてんと、戸籍にフリガナも書いとこか!」と重い腰を上げたっちゅうわけ。これが2024年に決まった「改正戸籍法」のキモやねん。
なんで今さらフリガナがそんなに大事なん?
「たかが読み仮名やろ? そんなんで大騒ぎせんでもええやん」て思うかもしれんけど、これがな、あんた、めちゃくちゃ大事な話なんよ。
一番の理由は、さっきも言うたキラキラネームのせいで起きる社会の混乱を防ぐためや。名前の読み間違いで、学校で子どもがいじめられたり、就職で不利になったりしたら、親としてはやりきれんやんか。緊急の連絡網とか、災害時の避難所での呼び出しとか、命に関わる場面で名前を間違えられたら、ほんまにシャレにならん。
もう一つ、大きな理由が「デジタル化」の波やね。うちも最近、やっとスマホでLINEするようになったけど、世の中はもっと進んでる。マイナンバーカード一つで、いろんな手続きができるようになったやんか。ああいうコンピュータっちゅうのは、賢いようでアホなとこもあって、「渡辺」さんと「渡邉」さんを別の字やって判断したりする。漢字だけやと「この人とこの人は、ほんまに同じ人か?」って確認するのに時間がかかるんよ。そこに正確なフリガナの情報があれば、「ワタナベ タロウ」さんやって、ピシッと本人確認ができるようになる。これで、行政の手続きがスムーズに進むし、間違いも減るっちゅうわけや。
要するに、フリガナ義務化は、今の時代に合わせるための大事なアップデートみたいなもんやね。車かて定期的に車検せなアカンやろ? それと同じやと思ってくれたらええわ。
【本題】絶対騙されたらアカン!詐欺師の悪どい手口、全部教えたる!
さて、ここからが今日一番大事な話やで! 耳の穴かっぽじって、よーく聞いてや! こういう新しい制度が始まると、必ず出てくるんが、人の弱みにつけこむ悪いヤツらや。うち、そういうのほんまに許されへんねん。
あいつらのやり方は、ほんまに巧妙やで。こんな連絡が来たら、100%詐欺やと思って、すぐに電話切るなり、紙を破り捨てるなりしよし!
手口①:もっともらしい「ニセ通知書」攻撃
まず、ようあるんがこれや。「法務省」とか「国民戸籍管理局」とか、なんかそれっぽい名前をかたった封書を送りつけてくるねん。中には「戸籍法改正に伴うフリガナ登録申請のお知らせ」みたいな、小難しいタイトルが書いてある。ほんで「期日までに申請がない場合、過料(罰金)が科されます」とか、不安を煽る真っ赤なウソが書いてあるんや。
手口②:「今すぐやらな損!」と焦らせる心理作戦
「〇月〇日までに手数料を振り込まないと、あなたの戸籍が抹消される恐れがあります」「法的措置に移行します」…もう、脅しのオンパレードや。普通に考えたら「そんなアホな」て分かるんやけど、急にこんなん送りつけられたら、誰だってドキッとするやんか。その心の隙間を、アイツらは狙ってきよるねん。
手口③:コンビニで払えは詐欺の合言葉!「金よこせ」攻撃
これが一番分かりやすいサインや。「フリガナ登録には、事務手数料として5,000円が必要です」とか「オンライン申請のシステム利用料3,000円を至急お支払いください」とか言うて、お金を要求してくる。しかも、振込先が個人の銀行口座やったり、「コンビニのマルチ端末で番号を入力して支払ってください」とか「電子マネーで送金してください」とか言うてくる。ええか、よう覚えときや。役所がコンビニ払いや電子マネーで金を払えなんて言うことは、天地がひっくり返っても絶対にないで!
手口④:ポチッとしたら終わりやで!「偽サイト」への誘導
メールとかSMS(ショートメッセージ)で、「フリガナ登録はこちらのサイトから」言うて、リンクを送りつけてくるパターンもある。そのリンク先は、本物の役所のサイトにそっくりな偽サイトや。そこで名前、住所、生年月日、しまいにはクレジットカードの番号まで入力させようとしよる。そんなもん入力したら、あんたの個人情報もお金も、根こそぎ持っていかれるで!
手口⑤:お年寄りを狙う「訪問販売」型
これが一番たちが悪いかもしれん。「戸籍のフリガナ登録、ややこしいでしょ? 私たちが代行しますよ」とか言うて、親切なフリして家まで押しかけてくる悪徳業者もおる。特に一人暮らしのお年寄りの家を狙って、「ご近所さんは皆さんやりましたよ」「今ならキャンペーンで安くできます」とか甘い言葉でだまくらかして、高額な代行料をふんだくろうとするねん。
うちの友達のお母ちゃんもな、「戸籍課の者ですけど、フリガナ登録の件で…」て電話かかってきて、危うくコンビニに走ってくとこやったらしいわ。ほんま、ひとごとやないで!
うちの千里眼で見抜け!ニセモノ通知の見分け方
「ほな、どうやって本物とニセモノを見分けるん?」大丈夫、このおばちゃんが秘伝のチェックリストを授けたる。これさえ覚えとけば、詐欺師なんか怖くないで!
- 「お金払え」は1000%詐欺! これが一番大事なことやから、もう一回言うとくで。戸籍のフリガナ登録に、手数料は一切かかりません!無料や! 1円でもお金の話が出てきた時点で、即ゴミ箱にポイや。
- 差出人の名前と住所をGoogleで検索! 本物の通知は、あんたが住んでる「〇〇市役所 戸籍課」とか、ちゃんとした役所の部署から届く。見たことも聞いたこともない「全国戸籍管理センター」みたいな、もっともらしい名前は全部アヤシイ。封筒に書いてある住所や電話番号を、スマホで調べてみよし。実在せん会社やったり、ただのレンタルオフィスやったりすることがほとんどや。
- 文章がなんか変!誤字脱字だらけ 役所が出す公的な文章は、何人もの厳しい目でチェックされてるから、誤字脱字はまずない。もし通知の文章が、変な日本語やったり、フォントがバラバラやったり、印刷がかすれてたりしたら、それは素人が作ったニセモノの可能性が高い。「至急対応が必要!!!!!」みたいに、やたらビックリマークが多いのも特徴やで。品がないねん、やることが。
- 期限が異常に短すぎ! 「明日までに振り込め」「週末までにご連絡ください」みたいに、やたらと急かしてくるのも詐欺師の常套手段や。考える暇を与えずに、パニックにさせて判断を誤らせようっちゅう魂胆やねん。役所の手続きは、もっと余裕のあるスケジュールで進むから、そんな無茶な期限設定はありえへん。
- 連絡先が携帯電話番号だけ 通知書に書いてある問い合わせ先が、090とか080で始まる携帯電話の番号やったり、ようわからんフリーダイヤルやったりしたら、それもアウト。役所の連絡先は、必ず市外局番から始まる固定電話の番号やからな。
もし「これ、どやろ?」って思うような通知が来たら、絶対に一人で判断したらアカン。まずは深呼吸して、このおばちゃんの顔を思い出してや。そして、絶対にその紙に書いてある電話番号には電話せんこと! 正しい連絡先である、あんたの街の市役所・区役所の戸籍担当課に電話して、「こんな手紙が来たんですけど、本物ですか?」って聞くんや。それだけでええねん。
家族は最強の防波堤や!みんなで詐欺師を追い返そう!
この詐欺が一番怖いんはな、やっぱり高齢の親世代が狙われることやねん。真面目な人ほど「役所から言われたことは、ちゃんとせな」って思うてしまうからな。
せやから、この記事を読んでるあんたにお願いや。実家のお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんに、「最近、戸籍のフリガナで新しい制度が始まったらしいけど、これに便乗した詐欺が流行ってるんやて。お金を払えとかいう手紙や電話は全部ウソやから、もし来ても絶対に相手にしたらアカンで」って、絶対に言うといたって。
「なんか変やな思たら、お金払う前に、まず私に一本電話してな」
この一言を約束しとくだけで、防げる被害はぎょうさんあるんやで。LINEの家族グループがあるんやったら、この記事のリンクを「みんなも気ぃつけてなー!」言うて送ったって。定期的に「最近、変わりないか?変な手紙とか来てへんか?」って、さりげなく聞いてあげるのも大事や。
地域のつながりも大事やで。町内会の回覧板で注意喚起してもらったり、近所の人と「最近、物騒やからお互い気ぃつけましょな」って声を掛け合ったり。うちらの地域は、うちらで守るんや!
ほな、ほんまの正しい手続きはどうやるん?
心配せんでも大丈夫。ほんまの手続きは、びっくりするくらい簡単やから。
時期が来たら、あんたが住んでる市区町村から、「戸籍のフリガナの届出について」という正式な案内が届きます。 それを持って、指定された期間内に、市役所や区役所の窓口に行くだけ。
持っていくもん:
- 役所から届いた案内
- 本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)
- 印鑑(念のため)
窓口で「フリガナの届出に来ました」言うて、簡単な書類に自分の名前のフリガナを書くだけ。もちろん、手数料はタダ!無料や!
もし「うちの苗字の正しい読み方って、どっちやったかな…」とか分からんことがあったら、遠慮せんと窓口の人に聞いたらええねん。みんな親切に教えてくれるから、心配いらんで。
最後に、うちから皆へのお願いや
今回始まった戸籍のフリガナ義務化は、これからの社会にとって必要なことやと思う。名前の読み間違いで悲しい思いをする人が減るし、いろんな手続きがスムーズになる。ええことやねん。
でもな、どんなにええ制度でも、それを悪用するヤツは必ず出てくる。詐欺師は、うちらの真面目な気持ちや、ちょっとした知識不足につけこんでくる。
一番大事なんは、**「正しい知識を持つこと」と「一人で抱え込まへんこと」**や。この記事で、詐欺の手口はだいたい分かったやろ? あとは、ちょっとでも「おかしいな」と感じるアンテナを立てとくこと。そして、迷ったら必ず家族や役所に相談すること。
「自分は大丈夫」なんて過信は禁物やで。「みんなで気をつける」「お互い様やで」の気持ちで、周りの人にも声をかけてあげてほしい。特に、離れて暮らす親御さんには、あんたからの電話が何よりのワクチンになるんやからな。
うちらの大事な暮らしと、汗水たらして貯めたお金は、うちら自身で守り抜くんや。この記事が、そのためのちょっとしたお守りになったら、うちは最高に嬉しいわ。
ほな、またなんかあったら、いつでもこのおばちゃんに聞きに来てや! みんな、気ぃつけてな!
