2人に1人はアレルギーがあるアレルギーがない人でも発症するかも

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日本人の2人に1人!アレルギーはなぜ起こる?

実は、日本人の2人に1人は、何らかのアレルギーを持っているといわれています。さらに、

今アレルギーがない人でも、今後発症する可能性があるのだとか。

そこで今回は、大人でも発症する意外なアレルギーについて、専門医に教えてもらいました。

アレルギーは体を守る免疫の1つ。免疫のシステムが体に有害でないものに対しても

過剰に反応するのがアレルギー。

 

アレルギーの原因を調べる方法

アレルギーの原因となる物質を、アレルゲンといいます。

アレルゲンが体内に入ってくると、身体では有害な物質が侵入したと判断し、

IgE抗体というタンパク質が作られます。

このIgE抗体は、スギやダニなど、それぞれのアレルゲンに対して固有のものが作られ、

抗体が多いほど、身体にアレルギー症状が現れる可能性が高くなるのだとか。

そのため、血液を採取しIgE抗体検査を行うことで、何にどれくらい反応しているのかが

わかるそうです。

IgE抗体検査が受けられるのは、アレルギー専門病院や内科、皮膚科など。

200種類近くを調べる事が可能で、そのうち樹木や植物、動物、植物など13項目までなら

保険適用で調べる事ができるそうです。

(※詳しくはかかりつけの医師にご相談ください)

 

 

花粉症だけじゃない!大人のアレルギー相談室

 

竹井さんは大学生の時に花粉症になり悩まされてきた。29歳のとき、大好きな桃を普通に

食べられたが突然、口の中にかゆみを感じたという。

竹井さんが発症したのは桃の植物アレルギー。その後もリンゴなど同じ症状が出るようになった。

そこでアレルギー検査を受けた。IgE検体で13項目まで保険適用で調べることができる。

症状があることとIgE検体検査の結果でアレルギーの診断を行う。

症状が出た果物はバラ科の果物。花粉症の引き金になったのはハンノキ花粉症。

加熱処理をすれば食べられることが多いフレッシュジュースは要注意。

ハンノキ花粉の飛散時期は、スギ花粉とほぼ同じ1〜6月頃。そのため、スギ花粉症と思って

いる方の中でバラ科の果物を食べてアレルギー症状が現れる場合は、

ハンノキ花粉症の可能性があるそうです。

 

アレルゲンと勘違い!?大人の意外なアレルギー

ハンノキ花粉症はバラ科の果物のほかにも大豆でも症状が現れることもある。

イネ科やブタクサの花粉症はメロンや、甲殻類アレルギーの人はダニアレルギーが引き金に

なる可能性がある。

大人のアレルギーは同じ食材でも体長によって症状が出たり出なかったりするのが特徴。

 

奥原さんは1年中、鼻炎の症状がでる。

先生によると、1年間を通して鼻炎の症状が続いている場合は、ダニアレルギーによる

アレルギー性鼻炎可能性が高いとの事。

ダニは、家の中の埃に含まれているので、朝起きて毎回くしゃみや鼻水が出る場合はダニが原因と

なっている可能性が考えられるそうです。

 

ダニアレルギーの治療法「アレルゲン免疫療法」

原因のアレルゲンを体に少量ずつ入れアレルギー反応が起きない。錠剤を舌先で溶かし2~3年

毎日続けることで効果が期待できる。

 

続いて横山さんは58歳のときに発祥した。小麦アレルギーだが症状が出るときと出ない時がある。

アルコールやお風呂など身体が温まって血行が良くなった時もアレルギー症状が出やすくなるそうです。

さらに食物依存性運動誘発アナフィラキシーが関係していることが多い。

小麦や甲殻類で発症することが多い。重症化すると呼吸困難などの症状を引き起こす場合も

あるので注意が必要です。

 

最後は春山さん、去年に魚介アレルギーを発症。

魚介を食べて症状が!大人の意外なアレルギー

実は魚介アレルギーではない人もいる。アニサキスアレルギーがある。

魚介類にいる寄生虫で交代がある人にアレルギー反応がでる。死んでもアレルゲンが残り

大人の場合は魚介アレルギーより頻度が高い。もう1つ原因はヒスタミン中毒がある。

 

魚介アレルギーと勘違い ヒスタミン中毒とは?

もう1つ原因はヒスタミン中毒がある。アニサキスアレルギー以外で、魚介アレルギーと

勘違いされやすいのが「ヒスタミン中毒」です。ヒスタミンとは、魚類に含まれるアミノ酸に

細菌の酵素が作用して生まれる化学物質。ヒスタミンが蓄積された魚類を食べる事で、

頭痛・じんましん・腹痛などの症状が出るのだとか。ヒスタミンはサバなどの青魚に多く、

症状がアレルギーに似ているため、魚介アレルギーと勘違いされやすいそうです。

先生曰く、ヒスタミン中毒は、いわば食中毒。魚を常温で放置するとヒスタミンが

増殖しやすいので、購入したら速やかに冷蔵庫や冷凍庫で保管すると良いそうです。

 

花粉症だけじゃない!増加するナッツアレルギー

増えているアレルギーはナッツアレルギー。

自然食ブームなどの影響で近年くるみとカシューナッツを中心にした「ナッツアレルギー」で

健康被害が増えているとの事。

ナッツアレルギーは、皮膚への症状だけでなく、呼吸困難などの重い症状を引き起こす事が

あるため注意が必要だそうです。

 

大人のアレルギーは同じ食物を食べた時でも体調によって症状が出たり出なかったりするのが特徴。

疲れ・睡眠不足・体調不良などの時に症状が現れやすいのだとか。

また、女性の場合は妊娠・出産によりホルモンの状況が変わる事でアレルギーを発症する

人もいるそうです。

気になる症状がある場合は、自分で判断せず病院で原因を調べましょう。

 

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