「ちきゅうパスポート」世界の絵本作家さんが企画して、地球の子供達の為に作った絵本です。

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今日はですね、一つの絵本をご紹介します.「ちきゅうパスポート」という本で、一般的な絵本よりも、小さく手のひらサイズですね。表紙はちょっと、わら半紙を硬く固めたみたいなざらざらした表紙なんです。一ページ目めくってみてもらうと本当のパスポートみたいに名前、誕生日などプロフィールが書けるようになっていて 有効期限が地球を離れる時までって書いてあります。

 

これは実は世界の絵本作家さんが企画して、地球の子供達の為に作った絵本です。

去年あのロシアのウクライナ侵攻があった直後の去年の3月に動き始めた企画で、今年の3月にやっとこうやって形になったものでした。色もウクライナカラーで、日本のほかにウクライナの絵本作家さんと、イギリス、スロバキア 南アフリカ、ブラジルと6か国の24人が制作に関わりそれぞれの作家さんが空想の国を描いていました。

開くとね、このジャバラ型になって。次のページへとつながっています。始まりの国とか飛ぶ国とかぬくぬくの国とか、あのそれぞれが思い浮かべる空想の国を描くという構成で、色使いも本当に様々でちょっとシンプルだったりね。いろんな国を旅しているようになれる絵本。

 

さあ、どんな思いが込められているかと言うのを見ていきます。

いま同じ地球の上で、戦争に巻き込まれ、苦しんでいる子どもたちがいます。また、地球を覆うパンデミックも、なかなか収束しません。この閉塞感のある日常で、国境を越えてえて子どもたちに希望を伝えたいと、絵本作家たちによる「ちきゅうパスポート」という企画が動き出しました。

国境のない国々を想像力で自由に行き来でき、地球上のみんなが手と手を結びあえる、ジャバラ絵本の形を考えました。絵本作家には、1見開きずつ「想像の国」を考えていただき、次の国へとつながるような絵を描いていきました。

日本をはじめ6か国の24名の絵本作家が、子どもたちへのメッセージとして描いた作品がこの『ちきゅうパスポート』です。

 

【参加絵本作家】

あべ弘士 「ジャングランド」/松成真理子 「はじまりの国」/きくちちき 「飛ぶ国」/ローラ・カーリン「アミカ(ともだちの国)」(イギリス)/降矢なな「ちゃんぽんの国」/石川えりこ「青と緑の国」/ほりかわりまこ 「あかりを生み、とどける国」/tupera tupera「ぬくぬくの国」/ペテル・ウフナール「スローランド」(スロバキア)/田島征三 「愛しても愛しても愛し足りないクニ」 /長谷川義史 「国境のない国」/ささめやゆき「みんなひとりじゃない」/スズキコージ 「花孔雀村」/村上康成「海の歌の国」/加藤休ミ「生きる国」/ロマナ・ロマニーシンとアンドリー・レシヴ「ノダム(むすびめの国)(ウクライナ)/さかたきよこ 「パンセの星国」/吉田尚令「オムネシア(みんなの国)」/ピート・グロブラー 「シーランデリア」(南アフリカ)/ミロコマチコ「泡だらけの国」/はたこうしろう 「風神雷神絵本国」/ホジェル・メロ「フライング・パチャ」(ブラジル)

 

これはBL出版から出ていて、値段は1980円ですので、決して安くはないんですね。その収益の一部がウクライナの子供たちの支援に役立てられるということなんで 実は長谷川義史さんも日本から参加しています。国境のない国をテーマに書いてくれてます。絵本全体のテーマとして、このパスポートを持っている子供は地球を自由に移動できるよ。そしてパスポートですから、必要な時にいつでも手を差し伸べて、子供を守ってくれるようにという願いが込められています。

今、梅田茶屋町の丸善ジュンク堂では、この原画展を開催しているそうなんです。是非4月上旬まで開催されていますので、覗いてみてくださいね。

 

こんな風になんかこう支援とか寄付とか自分にできることないかなと思っても、なんかどうしていいかわからないっていうことありますよね。でも、こんなふうに、例えばえ、本を購入するとか、なんかものを購入するだけで、それが支援につながると結構簡単だとやりやすいなあと。

同じようにこんなのががあるんだなと思ったのが、東日本大震災から12年が経ちましたけど。

お菓子を購入するだけで、東北支援につながるということをご存知ですか?

 

神戸のお菓子メーカー、アンリシャルパンティエ で箱入りのお菓子を買うと、わざと1個減らして販売しております。12個入りの箱なんだけど、お菓子は11個にして1個分のところに厚紙に書いてあって、一個分を寄付します。っていうふうに書いてあるんですね。

アンリシャルパンティエは神戸のお菓子メーカーですから、阪神淡路大震災でいろんな方に助けてもらったという思いで始めてるんですけれども、お菓子メーカーらしく、あの被災した子どもたちの中で製菓学校で勉強したいとかパティシエになりたい そういう人たちの支援に役立てています.東北の給食センター復興に役立てたり、そんな風に使って食を支える活動をされているということもありますね。

なんか、一人、一人が出来る事って、大きく無いんですけど、こういう活動を目にすると じゃあ自分は何ができるかなっていうね。考えるきっかけになるなんて思いまして。話をさせていただきました。

まとめ

ウクライナの子供たちのために造られた、ちきゅうパスポートという絵本をご紹介しました。これね。ぜひ手に取って見てもらいたいんですけれども、あの一ページごとにそれぞれの国の絵本作家さんが書いてるでしょ。でもね、あのそれぞれの形で、次のページと何か繋がってるんです。手を延ばした先に次のページの人がつながってたりとか、いろいろなんですけど、そんなこともぜひ見てもらいたいと思います。 

 

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