この暑い時期、かき氷食べたくなるんですけど、かき氷ってふわふわが当たり前、頭キーンってならないのが当たり前、写真映えするのが当たり前で、
かき氷が好きでよく食べる人や、SNS映えするかき氷の写真をアップする人、全国のかき氷店を熱心に食べ歩く人のことを「ゴーラー」とか「カキゴーラー」と呼びます。それは当たり前になってきてるんですね。プロボウラーみたいなカキゴーラー。カキゴーラー、ゴーラー。
なぜ頭がキーンってならないのかとしっかりした理由がある。
取材したことがあって、なぜかって言ったら、昔のかき氷器で削った氷って刃がカンナのようなね。ガリガリガリガリまあ荒いからそれを噛み砕くじゃないですか、なので、直接頭にキーンってくるらしいんですけれども、最近のかき氷は大工さんが使うようなプロのかんなを使っているので、氷に空気をふくませながら。ふわっと削って行くんですよ。ほんでほんで氷を噛み砕かないので口の中で溶けていく、頭がキーンとならない。
あと、温度が違う。昔はそのまま冷凍庫から取り出したものなので-20°で削るんですけれども。今は氷を水で馴染ませることでいったん-5°から8℃まで上げるんですよ。なので溶けやすくなってるし、頭キーンってならないんですよね。あ、そうなん。ということでですね。これから先、本当にこれから先がね、すごいかき氷。その話、俺食べたことない味が出てくるのかもしれないね。
さあ、全国的にね、すごい、かき氷。進化形のかき氷なんですけれども、
東京の六本木ヒルズにある「やさい家めい」では、メロンを半分使って、メロンを器にして、ふわふわの氷と。素材の甘味を凝縮したメロンシロップで今エスプーマっていうね。
空気が含まれたふわふわのクリームをかける、それだけじゃないんですよね。隠し味にわさびを。メロンに北海道のわさび、でもなんかわからんではない、隠し味でそれがめちゃくちゃ人気なんですね。そういうかき氷があったり、
あの高級車のレクサスが手掛けているカフェがあるんですけれども、そこで面白いかき氷を出してるんですね。レクサス？はい、カフェがあるんです。かき氷を炙ってるんですよ。意味が分からない。意味が分からない。かき氷を炙るはい。イチゴのかき氷をベースにその上にですね。インスタ映えするようなトッピングが施されて、イチゴのチップとかドライフルーツとか、
そのかき氷の一番上に綿あめが乗っていて、それをお客さんの目の前でガスバーナーで炙る。本当に綿あめを炙るんですよ。はい、熱でとけるんだけれども、氷で綿あめがもう一回固まってなんか一緒に食べるとイチゴ飴を食べているかの様な感じなんですって。すごい発想やな面白いなあ、そうですよね。かき氷は炙るってインパクトが面白いなあ。
関西も負けておへん。京都はもっとぶっ飛んでおります。京都にある「酒とこおり ばんくす」というお店では、おかず氷が食べられるんですよ。すごいですよ肉じゃがミートパイ、ツナポタージュ、フォアグラ奈良漬ベリーっていう？顔歪んだ、違う違う、何それそれ？別の味？別の味で全3種類あって肉じゃがミートパイ、ツナポタージュ、フォアグラ奈良漬ベリー。どれが食べたいですか。
肉じゃがかな。そう、あの私その中で写真をみたんですけどね。まず氷を削る.丸く盛った氷の上に重ねるのは肉じゃがの肉を抜いたもの。ジャガイモだけをマッシュにしてペースト状にし、それを乗せる.煮汁がじんわり煮込んだジャガイモのペーストで氷に盛られる。そこに肉そぼろをてんこ盛り。仕上げにサクサクのパイ生地をパラパラと散らして出来上がり、それは肉ジャガかな？。僕は肉ジャガやと思うけど。
私は昨日、そのかき氷には行かなかったんですけど。行ってないんか～い。
京都まで､「祇園徳屋」というわらび餅が美味しいお店のかき氷を食べに行きました。ふわふわのね、やっぱり一番下の方まで最後までおいしかったです。そうなんだ。でもそれを聞いたら、あのそのかき氷が、すごいノーマルなものに聞こえてきた。
肉じゃがとか、パイ生地の後に聞いたでしょ？ツナポタージュだったりでも人気すぎて予約取れない。どっち？「酒とこおり ばんくす」っていう肉じゃがのものが予約取れなくて行けなかった。それは何、ごめんなさいさっきの話なんだけど、それは肉じゃが？冷たい肉じゃないの？肉じゃがですね。氷と食べたらどうなんでしょうかという形。新鮮やな。新鮮なんですよ。
私の一番好きなものを聞いていただいてもいいですか？
進化してますけれども、私の一番好きなものを聞いていただいてもいいですか？まあ実家に帰ったら父親に氷をね、削ってもらうんですけども、そこにこの時期、自家製の梅酒をたっぷり掛けて、それが一番おいしい。
美味しい梅酒をかけて大量に流し込む。頭キーン､それが一番美味しいです。あの昔のペンギンとかの格好の場所が一番いいよね。これがいい。はいということで、皆さんかき氷食べてみてください。
