さあ、今日は何ですが、第105回全国高校野球選手権記念大会の決勝が、甲子園球場で行われました。慶応が8対2で仙台育英を破りまして、107年ぶり2度目の優勝を果たしたんですね。ここで先に私が自白しておきますと、私が通っていた高校に野球部がなかったんですね。と言うこともあって、あまりこの夏の甲子園っていうのに注目してこなかった人生だったんですよ。
ただ、やっぱりこう入社してまあ会社全体が昨日は、みんなテレビの前で釘付けになっていて、わたしもみんなと一緒に見ていて、慶応と仙台育英。ユニフォームがよく似てたり、丸坊主と長髪の違いがあったりまあ、それぞれの良さがあって、なんか涙ながらに戦っている姿を見ると、やっぱり感動して、かわいいな輝いているなあと思いながら、見ながら でもやっぱり。素朴な疑問というか、これ甲子園球場で仲良く土を持って帰るっていうのがあるじゃないですか。
この土って持って帰り続けたら土が無くならないのかな?
とかっていうことを考えてしまったんですよ。そんなことを考えてしまって。よくよく調べたら甲子園の土っていうのはちゃんと運ばれてきてる。そらそうやろ。そりゃそうなんですよね。本当にそりゃそうなんですけど、確かにいずれ枯渇するというっていうふうに心配してしまって。そんな甲子園の土の産地はどこなんだろうっていうのを、今回は改めて調べてきましたのでご紹介します。
関西の方は甲子園の土がどこから来ているか
ご存知の方、もしかしたらいらっしゃるかもしれないですが、まあ新型コロナウイルスの感染対策で禁止されていた甲子園の土の持ち帰りが四年ぶりに今年再開されたということで調べてみました。
球場の公式サイトによりますと、球場の土は火山灰を含む黒土と水はけのよい砂で構成されており、さらに、複数の産地のものをブレンドしているんですね。黒土の産地は毎年決まってるわけではないそうで、岡山県日本原だったりとか。最近、鈴鹿市、鹿児島県鹿屋、大分県だったり、鳥取県など全国各地から取り寄せて、まあ、その土地の野球がもっとスムーズに進むようにというのを考えて選んでいるそうなんですね。
一方、砂の産地は甲子園浜だったりとか、香櫨園浜だったり、兵庫県はもちろんなんですけど。中国福建省だったり、日本国外からも来てることがあるそうなんですね。
そんな甲子園の土を初めて持ち帰ったのって何年位前からだったかな？
もうだいぶ、ずいぶん前。あのね、私調べてみたら、1937年に熊本工業の川上哲治さんが初めて持って帰ったのではないかという説がある。野球の神様と言われた方がそうなんです。プロ野球の神様と言われた川上さんが、初めて持ち帰ったのではないかというふうに言われているんですね。この阪神甲子園球場の土は阪神園芸という会社が整備を行っておりまして。まあ、これも私の本当に失礼な疑問かもしれませんが、この甲子園の土って購入できないのかなって思ったんですよ。そう思うよね、ですけど、甲子園の球場のホームページ見ていると実際にそういう質問がきてました。
甲子園の土の販売を行っていますか？
という質問に対して申し訳ございませんが、土の販売は行っていませんということだったんですけど、そこからまたさらに調べてみると。その阪神園芸が甲子園のグラウンドに使われているものと同じ成分の土を販売しているんですよ。だから、もしその甲子園の土をどうしても欲しい方がいたら、この阪神園芸さんだったら購入できるという。
本当に阪神園芸さんが販売していたらもう独占販売いうところで。そうだね。もうそれはもうブランド成り立ってますからね。今回、そのマネージャーが集めてる時も、なんか一緒にかき集めてくれたっていう優しさもありましたけど、あのちょっとなんかトンボでね、土を寄せてくれたみたいなのありましたね。ありました。
でも中にはあえて持ち帰らないという選択をする選手もいるみたいです。
いましたよね。そうそうそう。プロ野球日本ハムで活躍する清宮幸太郎選手もそんな一人。早稲田実業のルーキーとして、2015年夏の甲子園大会に出場した際、準決勝で破れてしまった後、土を集める列に加わらなかったんですよ。インタビューでそれに対して質問されると、絶対ここにまた戻ってくるので。いらないですというふうに答えたんですね。
最近では16日に敗退した広島の広陵高校が後輩が必ず戻ってきて悔しさを晴らすという伝統で持ち帰らなかったね。土の持ち帰りと言う文化もとっても素敵なんですけど、そんな気がするよね。このあえて持ち帰らない美学っていうのも、どちらも魅力的だなと思って今までね、ちょっとこの足元っていうの私は見てこなかったんですけど、調べてみると面白いなって発見がありました。
やはりまあ、球児にとって甲子園の土っていうのはすごく特別な存在で
三年前の2020年夏の全国高校野球中止になった際には、プロ野球阪神の選手などがおよそ400キロ分の甲子園の土を集めてキーホルダーに入れて全国の硬式、軟式の野球部に所属する高校三年生。およそ5万人に送ったという話もありました。そんな特別な土について知れたので、来年からまた見る目が変わりそうです。
