梅雨の季節がやってくる時期になりますと、ホタルがね、各地で見られるということでね、6月上旬。いよいよですよね。日本には50種類ぐらいの蛍がいるそうです。
そんなにいるんですか。
ただし、ピカッと光るのは3種類。
源氏ボタルと平家ボタル、あと姫ホタルっていうんですかね。その3種類がある。
人間が見た目で光ってる。ほやけど、光らないやつもあるわけなんか。
うん、そうみたいですね。蛍という名前だけど、光らないのもいる。
昨日ね、見たいなと思って姫蛍がいるところを見に行ったんですが、残念ながら見られず、蚊に刺されまくって帰ってきたんです。
確かに水辺ってね、ホタルもいれば
蚊もいるみたいな
戦いでしたけれどもね、
やっぱり 一雨あったり、むしっとせなあかんのです。
おっしゃる通りです。そうなんですね、あの、雨がザーザー降ってもダメなんですけども、やっぱりちょっと雨上がりで湿度が高い時で、何よりも清らかな流れ、清流があるところが良いということになりますけどもね。雨上がりで湿度が高くなるといった意味じゃ、明日あたりがね、とっても良いのかなというの で、
この蛍なんですけども、あの光り方、源氏蛍で言いますと、
東日本の源氏蛍は関東方面ですね、4秒に1回のんびり点滅して、光ってる時間帯は夜の初めぐらい。宵のうちだけのんびり光る。
一方、西日本、関西とかそうなんですけども、
2秒に1回結構せっかちですね。点滅して、なおかつ一晩中点滅してる。なんか県民性で、 これ、蛍ってパートナーを探すために一生懸命口説いてるわけですよね。
あーそうか光って。そうなんですね。
ですねですね。東日本の方はゆったりと甘くささやいて、かつ宵のうちだけで終わらせ、 西日本はせっかちに話しかけて一晩中口説いてる。いや、そんな感じになるのかなと思いますけれど、
どっちがタイプですか。
でも多分ですけど。はい。付き合ってておしゃれなのは関東方面ですけど、多分結婚してずっと楽しいのは西の蛍ですよ。
恋愛は東でやってね、立場、メス、メスボタルからしたらですよ、
昔からね、やっぱりパートナーを口説くって言いますかね、そんなので、都々逸ですね。都々逸。俳句って575ですけども。
都々逸って、 7775が都々逸なんですけどね。江戸時代の都々逸で、はい、
「恋に焦がれて 鳴くセミよりも 鳴かぬ蛍が 身を焦がす」
ってのがありましたね。恋に焦がれて鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす
セミよりも蛍の方が、
あのセミはわーって鳴くじゃん ですか。鳴いて好きやって言ってみたり、もう振り向いてくれないとか。俺お前好きやと。はい。
蛍は鳴かないんだけど、光をつけるっていうことで身を焦がす。
なるほど。
わあわあ言わへんけど、実はその、何。こうね、光って燃やしてる
秘めたね。恋心を燃やしてるんじゃないかと。
興ざめになるかもしれない。 この蛍の光というのはねえ、酵素の反応であって、全くあの熱は出さない。
身は焦がしてない。
だからLEDですね。
気象予報士 清水さんでした。ありがとうございました。
総括
ホタルは、コウチュウ目(鞘翅目)・ホタル科 Lampyridae に分類される昆虫の総称で、発光することで知られています1。その名前は「火(ホ)を垂(ル)」として呼ばれるようになったもので、ほとんど光らない種が多いです。
ホタルは極地や砂漠などの乾燥地を除いた全世界に分布しており、2000種以上が生息しているとされています1。幼虫時代を水中で過ごす水生ホタルと、陸上の湿地で過ごす陸生ホタルがいます。
日本には約50種のホタルが生息していますが、多くは陸生で、水生はゲンジボタル、ヘイケボタル、クメジマボタルの3種です。日本で「ホタル」と言えば、一般的にはゲンジボタルかヘイケボタルを指します。
ホタルは発光する能力を持っていますが、その発光は、腹部末端(おしりの部分)にある発光器の中で起こる生化学的な酸化反応によるものです2。発光器の中にはルシフェリンという物質とルシフェラーゼという酵素が含まれており、ルシフェリンにルシフェラーゼが加わると酸化反応が進み、黄緑色の光を放ちます。
また、ホタルは成虫になる前の、卵、幼虫、さなぎの時から発光できます3。成虫よりは弱くぼんやりした光ですが、卵の時から光っています。
ホタルの見頃は地域や種類によって異なりますが、4月中旬〜8月初旬にかけて日本の様々な地域で観賞できます2。沖縄県の久米島では4月中旬〜5月上旬にクメジマボタル、北海道では7月初旬~8月初旬にヘイケボタルの観察が可能です2。本州・四国・九州では5月〜6月にかけてゲンジボタル、6月〜8月にヘイケボタルが各地で見られます。
ホタルはとても繊細な生き物なので、観賞する際にはマナーを守ることが大切です。静かに観賞し、ゴミは必ず持ち帰りましょう。また、蛍の発生地として天然記念物指定を受けている場所があります。それ以外の場所でも、生息地の環境を守る取り組みが各地で行われています。観賞する場合は必ず下調べをして現地のルールに従い、蛍が生息できる環境を保つことを心がけてください。