
今日ご紹介する野菜はイチゴです。イチゴのおいしい季節ですよね。この間いちご狩りに行ってきました。奈良にも古都華とか言ってね、あるんですけれども、アスカルビーとかね、ほんといろんな品種がありますよね。
栃木県の とちおとめとか、そして愛知県のアイボリーとか、地域のブランドっていうのがあるのもイチゴのいいところなんですけれども、なんといっても、全国的に不動の人気と言いますと、あまおうですよね。
あまおうのスイーツとかと並んじゃう感じになってきますかね。
福岡生まれなんですけれども、名前の由来は、あまい まるい、おおきい うまい、この頭文字を取ってあまおうという風になっていますよね。
西日本で主力となったとよのかを超える高品質なものを作りたいということで、6年近い研究開発の結果、2005年に生まれたということで、福岡県生まれなんですが、もう全国で食べることができますよね。
もうイチゴが食べたくなってきました。
じゃあ、目利きポイントに行きたいと思います。
まずヘタをチェックしてください。ヘタがね、みずみずしくて反り返るぐらいピンとなっているもの、
ヘタが乾いてしまって ぐにゃんとなっているものがあるんですけども、そういったものは避けていただきたいですね。
ヘタって結構鮮度ってわかりやすいです。ついつい実の方を見てしまいがちですが、ヘタがピンと立っているもの。
ほんとに鮮度がいい。これ覚えといてください。
2つ目、へタのすぐ近くの真下のところまで赤く色づいているもの。
細くなってる。先端は赤いんだけれども、へたのすぐ下のところは白い。
そういうものが少し若かったりとか、完熟しきっていない状態にあります。
なんとなく避けちゃったりすると思うんですけれども、その感じ合ってます。
ヘタの近くまで真っ赤っ赤に染まっているもの。
そういった色づいて完熟してるものを選んでください。
3つ目、表面。これはみずみずしくて、光沢があって色鮮やかなもの。
みずみずしさっていうものは、先ほどのヘタと一緒で、鮮度が分かる指標になるところです。
ぜひね、表面がみずみずしいものを選んでください。
まとめます。ヘタがみずみずしくてピンと立っているもの。
下のすぐ近く、真下のところまで真っ赤に色づいているもの。
表面がみずみずしくて光沢のあるものを選んでください。
そして、保存法です。
まず、もう大前提。イチゴは日持ちがしない。
すぐにできれば食べてほしい。とは言え、保存するときなんですが、せっかくなら保存方法でこんなふうにするとおいしく保存できるよう知っていただきたいので、今日はポイント4つお伝えしていきます。
まず1つ目、水洗いしない。
2つ目、へタはつけたままへたを下向きに置く。
3つ目、イチゴ同士が重なり合わない。
4つ目、冷やしすぎない。これをそれぞれ説明していきますね。
はい。まず、水洗いしない理由なんですけれども、イチゴは、水がつくとそこからカビが生えやすくなります。
なので、ついついこう水洗いしたくなるんですけども、そのまま冷蔵庫に入れる。
これ覚えといてください。
そして、ヘタを取らないと。
2つ目に言いましたけども、ヘタを取らない理由。
ヘタを取ってしまうと、そこから酸化が進みまして、日持ちがしなくなるんですよね。
ヘタを下にして置いておくと言いましたけれども、下の部分は1番硬くて強い部分です。
それを下向きにすることで傷がつきにくくて乾燥も防ぐことができます。綺麗な尖った方が見えるようにヘタを下に置いてください。
3つ目。いちご同士が重なり合わないこと。これ実はすごく大事で、パックで買ってきたらまあまあ重なってますね。
それで、触れてるところが黒くなってるのを見たことがある。
ちょっと柔らかそう。そうそう、あれね、やっぱ重なってるっていうのが原因なんですね。
非常にデリケートなんですよ。もう重なったとこから傷み始めるよっていうのを覚えといてください。
できれば、綺麗に重なってる部分を太陽に保存するっていうのがすごく大事です。
4つ目。冷やしすぎない。収穫した時点でどんどん、どんどんいいよっていうのは減っていくもんなんですけれども、保存するときに、0度の環境で保存するのと、10度の環境で保存する場合、どちらが栄養が残りやすいのかっていうことを比較した研究結果があります。
はい。10度で保存した方が、0度で保存するよりも抗酸化作用がおよそ1.75倍。
はい。高くなったというこ
そもそも、だから栄養が、うん、収穫した時に減っていくんですよね。
はい。10度で保存した方が。はい。その減っていく量が少ないっていうことですよね。
減りが少ない。イチゴにとってはありがたい環境だということです。
アントシェアニングの量でも、それは言いましてね。
10度で保存した方が、3倍以上もまだ保つことができるってことがわかったんですね。
具体的な冷蔵保存の手順をお伝えしていきます。
乾燥しないようにラップ、もしくはアルミホイルに包んで冷蔵庫に入れてほしいんですね。
なぜかと言いますと、イチゴって日光や照明に当たると、収穫後でも光合成が進んでしまうんですよ。
だから、よくね、アルミホイル、私、推奨するんですけれども、アルミホイルでも完全にくるんでしまう。
しかも、カビとか細胞が繁殖するのも同時に防ぐことができるので、すごくいいんですね。
アルミホイルを活用する。これ、ぜひね、皆さん、やってみてください。
冷凍保存もできます。ガムシロップ冷凍法をお伝えしていきます。
いちごのヘタをとって、そして冷凍用保存袋にパッとイチゴを入れます。
ガムシロップを加えて、そして保存していく方法なんですけれども、なんでシロップ入れるの
と思いますね。
メリットは3つあります。
表面をガムシロップで覆ってあげることで、イチゴの酸化とか、そして乾燥を防いで臭い移りを防ぐ効果が期待できるんですね。
2つ目、ガムシロップで甘みを補うことで、全体として長時間おいしく味わうことができます。
3つ目、ガムシロップでいちごの表面をおうことで、いちご同士のくっつき。
結構くっつくんですよ。そのままやったら、くっつきを防いでくれる効果が期待できるので、完全に固まらないんですね。
なので、欲しい分だけポキッと折って食べやすくなります。
もうまさに天然のシャーベットって感じなので本当、大さじ1ぐらいでいいので、保存袋にイチゴを入れてたときに、入れてあげる。
それをね、冷凍庫から出してきます。5分ぐらい置いとくんですよ。
手でもみもみしてあげる。そしたら、ほんとに即席の、ちょっとね、冷たいイチゴジャムみたいな、ピューレみたいなのができるんですね。
私、よくそれをヨーグルトにかけたりとか、ホットケーキにかけたりとか、アイスにかけたりとか、大活躍してるので、こんなふうにね、ぜひイチゴ、今年の春、味わってみてください。
以上、イチゴの目利きポイント、そして保存法でした。
今日はいちごについてお話していますが、
続いてはイチゴの知っトクポイントについてお話します。
はい。そもそもですが、イチゴのつぶつぶはなんなのか。
皆さん種と思いがちなんですけれども、そのその1つ1つが果実なんですね。
イチゴって大体200個から300個の果実が集まった集合体なんですよ。
すごいですよね。じゃあ、私たちが果実と思って食べているあの赤い甘い物体は。
それはね、花托(かたくと呼ばれる部分なんですね。花托って何かと言いますと、か、雄しべ、めしべなどをつける台となってね、クッションの役割をする部分なんですよ。
受粉することでこの花托が大きく大きく膨らんできて赤く色づいてくる、それを私たちはイチゴとしていただいてるんだよということなんですね。
じゃ、この花托が膨らんだんですが、ヘタの部分と、先端、どっちが糖度が高いのかというお話なんですけれども、先端ですよね。
実際に測ってみましたら、下の糖度は大体6.8パーセント、先端は12.3パーセント、2倍近い差があるよということですよ。
では、知っトクポイント2つ目、ヘタの部分が糖度が低いので包丁でごっそり落としてしまっていいのかと言いますとね、これは違います。
大間違いです。うん。ヘタの周囲には歯とか骨を丈夫にするカルシウムが豊富です。
葉の部分には、玉ねぎの10倍のケルセチンと言われる抗酸化作用が含まれております。
え。葉っぱも食べるってことですか。実は玄人の生産者さんは召し上がったりするんですよ。
食べるんですか。いちごの葉っぱ、天ぷらにしたりとかと炒めて、塩、みりん、醤油、鰹節で味付けしていただくと。
ケルセチンって言いましたら、玉ねぎの皮って茶色がかってるあの部分に含まれてるんですけれども、抗炎症作用とか抗酸化作用が高いんですよ。
そこをヘタからごっそり切っちゃうと全部なくしてしまうことになるので、野菜とか全部食べましょうっていうのはそういうことです。
ぜひ、ここも美味しいんだよっていうことで、甘みは少ないけれども頂いてくださいっていう話です。
はい。そして3つ目。キシリトールが豊富です。
働きとしては、お口の中で唾液の分泌を促進してくれたりとか、酸を作らないので
虫歯菌の増殖を抑えてくれる。つまり、歯の健康維持に役立つんですよね。
化成化物の中でも、実はキシリトールの含有量がイチゴはトップクラスっていうことが分かってます。
100グラムあたりなんですけれども、3位がレタスで、130ミリグラムぐらいキシリトールが入ってます。
2位はラズベリー、260ミリグラム含まれてます。
うん、1位のイチゴ、350ミリグラム含まれておりまして、キシリトールの含有量といえばごと覚えておいてください。
イチゴの知っトクポイントをお伝えしました。
