
えぇーっ!サンマ1匹300円?!うちらの時代は100円でお釣りきたのにな〜
おばちゃんら、もうビックリよ!スーパーの魚売り場に行ったら、目ぇ疑うような値段ばっかり。サンマやら、イカやら、サケやら…昔は安うて美味しいお魚の代表格やったのに、今やもう高級品の仲間入りしとるがな!
ほんま、どないなっとんのよ〜って思てたら、調べてみたら大変なことになっとるのよ。近年のイカ、サンマ、サケの不漁が複数年にわたり継続し、これまでにもあった短期的な不漁とは異なる状況なんやって。つまり、もうこれ、一時的なもんやないのよ!
今日は大阪のおばちゃん目線で、なんでお魚がこんなに高うなったんか、ほんで私らの食卓の未来はどうなんのか、わかりやすく話したるわ〜。
もうビックリ仰天!魚の値段が倍以上になっとるって話
昔はな〜、サンマなんて庶民の味方やったのにな
おばちゃんが若い頃は、秋になったらサンマの塩焼きが当たり前やった。100円もせえへんかったし、家族みんなでお腹いっぱい食べられたもんよ。イカかて、お弁当のおかずによう使こうたし、サケも年末年始の楽しみやった。
せやけど今はどうよ?サンマ1匹300円近くて、イカも高級品扱い。サケに至っては、もう手が出ぇへんような値段になっとる。こんなん、普通の家庭では毎日食べられへんがな〜。
水産白書っちゅう偉いお役所の資料によると、2023年の漁獲量は2014年と比べて約8割も減少しとるって言うんよ。8割減よ、8割!こんなん、商売にならへんわ〜。
具体的にどれくらい減っとるかって話
サンマは2014年に約12万トンも獲れとったのに、2023年にはなんと1万9千トンしか獲れへんかった。これ、6分の1以下やで?もうとんでもない話よ。
スルメイカなんて、もっとひどいわ。最盛期の1割以下しか獲れへんねんて。1割よ、1割!こんなん、スーパーからイカが消えるのも当然やわ。
サケも同じで、特に北海道の漁場での減少が激しいらしい。北海道のサケっちゅうたら、日本の代表格やったのにな〜。
なんでこんなに魚が獲れへんようになったん?原因を探ってみたわ
海の温度が上がっとるのが大問題やって
専門家の話によると、まず一番の原因は海水温の上昇やって。日本の周りの海で、過去30年間で0.5〜1.0度くらい水温が上がっとるんやて。
「たった1度くらいで?」って思うやろ?せやけど魚にとったら大問題なのよ。サンマやイカは冷たい水が好きな魚やから、水温が上がったら「こんなとこ、もういややわ〜」って言うて、もっと北の方や沖の方に逃げてまうねん。
そしたら、日本の漁師さんらが今まで通りの場所で網投げても、魚がおらへんから何も獲れへん。これは困ったことやわ〜。
外国の漁船にも先に獲られとるって話
サンマとスルメイカは、外国の漁船による漁獲が影響した可能性も指摘されていますって、農林水産省も認めとるのよ。
中国や台湾、ロシアの漁船が、日本の漁師さんより先に魚を大量に獲ってしまうねんて。これ、「先取り漁業」って言うらしいけど、要は早い者勝ちみたいなもんやな。
日本の漁師さんが漁場に着いた時には、もう魚がおらへん。こんなん、あんまりやで〜!
昔から獲りすぎとったのも原因の一つ
実は、日本でも長いこと「獲れるだけ獲る」みたいなことしとったんよ。資源管理って言う考え方が薄かったから、魚が減っても気づかんかったんやろな。
今になって「あかん、魚がおらんようになった」って言うても、もう遅いんよ。魚かて生き物やから、ちゃんと子孫残さな種類が絶えてまうで。
なんで魚がこんなに高うなったん?家計直撃の理由
単純に魚が少なくなったから値段が上がった
これは当たり前の話やけど、魚が獲れへんかったら市場に出回る量も減る。せやけど、魚を食べたい人の数は変わらへん。そしたら、限られた魚を取り合いになって、値段がどんどん上がってまうねん。
サンマなんて、昔は「庶民の魚」って言われとったのに、今や「高級魚」扱いよ。おばちゃんら、もう気軽に買えへんわ〜。
漁船の燃料代とか運搬費も高うなっとる
魚が少なくなったから、漁師さんらも遠くまで獲りに行かなあかん。そしたら燃料代もかかるし、冷凍保存の電気代もかかる。運ぶのも遠くからやから、運搬費も高うなる。
そういうコストが全部、最終的な魚の値段に上乗せされるねん。だから余計に高うなってまうんよ。
家計への影響がマジでヤバイ
うちらの家計簿見てみ?魚の支出がえらいことになっとるで。昔は週に3〜4回は魚料理作っとったのに、今は月に1〜2回がやっとや。
特に子育て家庭は大変やと思うわ。魚は体にええタンパク質やし、頭もよくなるって言うけど、高すぎて食べさせられへん。これじゃあ、子どもらの栄養が心配やわ〜。
高齢者の家庭も困っとると思う。歯が悪くなったら、やわらかい魚が一番食べやすいのに、高すぎて手が出ぇへん。肉ばっかり食べとったら、体に悪いやろうしな〜。
水産白書が言う「食卓の未来」って、ちょっと怖い話
このままやと、もっと魚が食べられへんようになるって
2023年度の水産白書っていう偉い資料があるんやけど、そこに書いてあることがちょっと怖いのよ。今の不漁は一時的なもんやなくて、長期的かつ不可逆的な変化の兆候やって。
つまり、「来年になったら魚がたくさん獲れるようになるわ〜」っていう話やなくて、「もうずっとこの状態が続くで〜」っていう話なのよ。
そうなったら、国産の魚はもっと少なくなって、外国から輸入する魚に頼らなあかんようになる。せやけど輸入魚は値段が安定せえへんし、安全性も心配やわ〜。
日本の魚料理文化が消えるかもしれへん
これが一番悲しい話やねんけど、若い子らが「魚なんて高くて買えへん」「魚の調理なんてでけへん」って言うようになっとるねん。
うちらの時代は、季節ごとに旬の魚を楽しんで、おふくろの味として魚料理を覚えたもんやけど、今の子らはそういう経験がないのよ。
このままやと、「魚は食べるもんやなくて、見るもの」になってまうかもしれへん。そんなん、日本の食文化の大きな損失やで〜。
でも希望もあるって話
せやけど、水産白書は悪い話ばっかりやない。持続可能な漁業っていう新しい取り組みが始まっとるねん。MSC認証っていって、ちゃんと資源管理した漁業で獲った魚にお墨付きを与える制度があるのよ。
それに、国内外で魚の資源管理を強化する動きも出てきとる。今からでも遅くないから、みんなで協力したら魚と一緒に暮らせる未来を守れるかもしれへんで。
おばちゃんが考える「魚を守る方法」
国や自治体にはしっかりしてもらわな
まず、お役所にはちゃんと仕事してもらわなあかん。外国の漁船が勝手に魚を獲ってるんやったら、それをちゃんと取り締まってもらわな。
それに、科学的なデータに基づいて「今年はこれくらいまでしか獲ったらあかん」っていう規制も作らなあかん。野放しにしといたら、そりゃ魚もおらんようになるわ。
漁師さんらも大変やけど、頑張ってもらわな
漁師さんらも、「獲れるだけ獲る」から「計画的に獲る」に変わってもらわなあかん。今はしんどいかもしれへんけど、長い目で見たら魚の資源を守った方が得やと思うで。
それに、若い漁師さんを育てるのも大事やな。漁村が過疎化したら、魚を獲る人もおらんようになってまう。
私ら消費者もできることがある
おばちゃんらにもできることはあるで〜。まず、旬の魚を選ぶこと。旬の時期は魚もたくさんおるし、値段も比較的安い。
それに、地元で獲れた魚を買うのも大事やな。運搬費もかからんし、地域の漁業を応援することにもなる。
あと、魚料理のレシピを若い子らに教えてあげるのもええな。「魚は面倒くさい」って思われがちやけど、実は簡単な料理法もいっぱいあるねん。
家庭でできる小さな工夫
毎日魚を食べるのは無理でも、週に1〜2回は魚料理を作るようにしたらどうやろ?それだけでも魚の消費を支えることになるで。
それに、魚の骨を上手に取る方法とか、美味しい焼き方とか、そういう技術を子どもや孫に教えてあげるのも大事やと思うわ。
冷凍の魚でもええねん。最近の冷凍技術はすごいから、生の魚と変わらん美味しさやで。値段も手頃やし、保存もきくから便利よ〜。
まとめ:うちらの食卓を守るために
正直な話、魚の値段が高くなったのは本当に困るわ〜。でも、ただ文句言うとるだけやなくて、なんでこんなことになったんかを知って、これからどうしたらええかを考えなあかんのよ。
海水温の上昇は地球温暖化の影響やから、すぐには解決でけへんかもしれへん。せやけど、外国の漁船による乱獲や、資源管理の問題は、みんなで力を合わせたら改善できるはずや。
大事なのは、「もうあかん」って諦めることやなくて、「まだできることがある」って信じることやと思うわ。
おばちゃんらの世代は、戦後の食糧難も乗り越えてきたし、高度経済成長期の環境問題も解決してきた。今回の魚の問題も、みんなで知恵を出し合ったらきっと解決できるで〜。
ただし、時間はそんなにないと思う。今の子どもらが大人になった時に「昔は美味しい魚がたくさんあったんやで〜」っていう昔話にせんように、今から行動せなあかん。
国には国の責任があるし、漁師さんには漁師さんの役割がある。せやけど、私ら消費者にもできることはいっぱいあるねん。
旬の魚を選んで、地元の魚を買うて、魚料理を楽しんで、その喜びを次の世代に伝える。そんな小さなことの積み重ねが、結果的に日本の魚文化を守ることにつながるんちゃうかな?
おばちゃんは、孫にも美味しいサンマの塩焼きを食べさせてあげたいねん。だから、できることから始めるで〜。みんなも一緒に頑張らへん?
(最後にひとこと) 魚が高いのは確かに大変やけど、だからって魚を諦めるのはもったいないで〜。工夫次第で美味しく、安く魚を楽しむ方法はまだまだあるから、一緒に魚のある豊かな食卓を守っていこうな!
