経験者が語る「熱中症」水分不足だけじゃない意外な原因
熱中症とは汗をかきすぎることによる体温調節機能の乱れ、その熱が逃せなくなった結果、
熱中症となる。これによりめまい・頭痛・倦怠感・筋肉痙攣などが起こりうるとされる。
ある男性は水分補給をしていても尚熱中症にかかった、その理由について
「塩分が足りなかった」「睡眠不足」などと予測する。
経験者が語る「熱中症」意外な原因 塩分不足
熱中症は塩分不足にも起因する、そもそも我らの身体は塩分により水分が保持される仕組
み、ただ汗をかけば塩分が抜けていく、これによる塩分減少は水を飲んでも脱水状態を
解消しなくなる。
人間は500mL~1Lほどの汗を掻く、その中に塩分量は3g程度、ただ夏になれば2Lほどの汗
を掻く、このため9gの塩が抜けていくことになる。
日本人の1日に於ける平均塩分摂取量は男性なら10.9g、女性なら9.3g、すなわち3食食べて
いれば塩分不足は起こり得ないが、1食でも抜けば熱中症の危険が高まる。
このため食欲がなくともスポドリなどで塩分補給が必須、それでも塩分を控えるべきなら
かかりつけ医への相談も推奨される。
熱中症のピークはこれから!?経験者が語る意外な落とし穴
兵庫県に住まう55歳女性、女性は2年前の8月にも自宅で読書中、突然に頭痛・倦怠感など
熱中症の症状が出たという。
熱中症は屋内でも屋外でも同等に起こりうる、100人を対象に行ったアンケートでも100人
中34人が屋内で発症していた。
その女性は当時エアコンもつけていた、それでもかかった原因は”意外”なものだった。
経験者が語る「熱中症」意外な原因 エアコンの設定温度
エアコンを付けていて尚熱中症にかかったとある女性、その女性は当時読書中ゆえ汗もかい
ていなかった、ただその設定温度は29℃、これがその原因にあると考えられる。
29℃では室内を十分に冷やせない、これにより身体が無意識に暑さを感じていた、
これが”ジワジワ型熱中症”に繋がったという。
これは部屋の暑さで徐々に体が疲れ、その体温調節機能の低下により起こるもので、
暑さに鈍感な高齢者などがかかるケースが多いという。
エアコンにて見るべきは室温を28℃に設定すること、すなわちエアコンの設定温度を
28℃にするだけでは不十分、温度計で常に室温を見ておく必要がある。
室内の熱中症を予防!医師オススメのエアコンの使い方
エアコンを使うなら室温を28℃に保つとよいが、それでも暑いという人は少なからずいる
と想定される、専門家は「蒸し暑いなら湿度が高い。」などと指摘する。
これにより汗が蒸発しにくくなる、これが身体の暑さを逃さない、これが暑さにつながる。
事実、同じ室温28℃でも湿度が60%・80%と違えば皮膚の表面温度は上昇する、との実験
結果もある。
このためエアコンに於ける”ドライ運転”モードを使うと良い、これにより湿度のみが図れ
る、いずれにせよ湿度は常に30~60%を保つべき、音頭は25~28℃を保つべき、
これらに基づいて温度計での管理も必須とされる。
熱中症のピークはこれから!?経験者が語る意外な落とし穴
奈良に住まう60歳男性、男性は去年8月にもコロナ禍の運動不足を解消しようと35℃の炎天
下に屋外を散歩、その30分末には頭痛・吐き気に襲われたゆえ帰宅したという。
その日は平時と同等の暑さ、これが熱中症につながったとされるが、その原因は前日の
過ごし方にあるという。
経験者が語る「熱中症」意外な原因 睡眠不足
日課として行ってい散歩中に熱中症を患ったとある男性、その弾性は前日の睡眠が平時に
比べて少なかった、これがその原因にあるとされる。専門家は「睡眠不足ゆえ自律神経の
働きが落ちる、これが体温調節機能をも減らす」などと話す、そもそも体温は自律神経に
基づいて汗量などで調節、ただ睡眠不足なら神経の働きが落ちる、これが身体に熱をこもら
せる、それがそのまま熱中症となる。このため朝起きて疲労感があるなら無理をしないほう
が良い。
症状でわかる熱中症の原因/熱中症のピークはこれから!?予防するための大切なポイント
熱中症は水分不足のほかに塩分不足にも起因する、その原因は症状によっても見分けられ
る。水分不足ならめまい・頭痛・吐き気などが起こりうる、塩分不足なら足がつる・しびれ
る・脱力感などに襲われるという。専門家いわく水分量が低下すれば血液量も減って血圧も
低下、一方で塩分が不足すれば神経・筋肉に影響が及ぶ、これに伴う症状が出るとされる。
そのうえで「珈琲やカフェインが入ったものは利尿作用があるゆえおすすめできない、水分
補給には水・麦茶などが良い。」などと話す。一方で熱中症はエアコンの温度差によっても
起因、専門家も「28℃がベスト、それ以上なら熱中症が起こりやすい、あるいは重症化し
やすい。」などと話す。
ほかに睡眠不足にも起因、その質の良さもまた大事、その対策としては寝室の温度管理・
寝具整備などが有用。
それでも万が一熱中症になったならば首・脇などの太い血管を冷やせばなお良い。
最新!お手軽熱中症予防 手のひらを冷やす
熱中症対策には手のひらの冷却が有効、この対策はおととしの甲子園でも用いられた、
彼らは練習や試合の合間に手のひらなどを冷やせるよう、そのための冷水も常備されていた。
手のひらにはAVAなる特別な血管が存在、これは動脈・静脈をつなぐ”動静脈吻合”を意味、
その重点的な冷却が体全体の冷却に有効とされる。そのAVAなるは足の裏・頬などにも存在
するが、スタンフォード大学の研究では、AVAと首などの太い血管を冷やした際の体温を比
べた所、AVAのほうが早期に佐方東京とのデータが得られた。ただその冷やし加減も重要、
番組は55歳男性を用いてこれを実験、42℃の足湯に浸からせた上で手のひらを5℃・15℃で
冷やす、その代わり具合を比較した。5℃なら開始時は36.59℃、10分後には36.7まで上昇、
20分後にも保たれた。
一方で15℃の水につけては開始時で36.56、10分後には36.38まで低下、20分経っても36.48
に維持されていた。
AVAは冷たすぎる温度なら血管を閉じてしまう、このため自販機の水にハンカチを巻いて
5分までば適温とされる15℃になる、外で暑さを感じればこれが有用。
熱中症のピークはこれから!?予防と応急処置のポイント
熱中症に有用なのはAVAなる血管を冷やすこと、これが存在するのは手のひらゆえ、
手を洗う際に肘まで水に漬けておけばなお良い。
一方でその熱中症には応急処置も存在、そのためには”FIRE”なる標語が存在、うちFは
「水分補給」を意味、Iは「冷却」を意味、Rは「安静」を意味、Eは「救急車を呼ぶ」を
意味、これらの英語での頭文字をとったFIRE、これらを用いれば対策になる。