
皆さん、まいど! 大阪のおかんのあつこです。
今日はあんたたちに、ぶどうの話をしたくてね、ウズウズしてたのよ!
この季節になると、スーパーの果物コーナーに並ぶ、ツヤツヤして、宝石みたいに輝くあの子たち。
見かけるたびに、ついついカゴに入れちゃうんやけど、わかるやろ?
口に入れた瞬間、ぷるんっと弾けて、甘〜い果汁がじゅわ〜って溢れ出すの、もうたまらんのよ!
「ぶどう」って言っても、色んな種類があるんやで。
世界には1万種類以上、日本だけでもたくさんの品種が作られてるねんて。
大きく分けると、皮の色で3つに分けられるんよ。
赤、黒、緑。信号機みたいで覚えやすいやろ?
赤・黒・緑!あなたの推しはどのぶどう?
まずは赤色系。
「甲斐路」とか「安芸クイーン」、「マニキュアフィンガー」なんて、名前もシャレてるやろ。
太陽に透かすと、ルビーみたいにキラキラして、ほんまにきれいなんよ。
お次は黒色系。
これはもう、みんな大好き「巨峰」や「ピオーネ」の親分格。
深い紫がかった黒色が特徴で、濃厚な甘みが口いっぱいに広がるねん。
たまにね、ぶどう狩りに行った時、農家のおっちゃんが「最近はシャインマスカットばっかり人気で、黒系を育てる農家さんが少なくなってきてるんや」って寂しそうに言うてはったわ。
でもね、あつこは黒系の「藤稔」がめちゃくちゃ好き!
一口食べたら止まらんのよ。皮まで甘くて濃厚で、もう最高やねん!
そして、最後は緑色系。
昔は「マスカットオブアレキサンドリア」みたいな高級なイメージやったけど、ある日、彗星のごとく現れてぶどう界の革命児って言われるようになった子がおるんよ。
そう、あんたたちも知ってるやろ? シャインマスカット!
あの子の登場で、ぶどうの世界はガラッと変わったんやで。
革命児シャインマスカットのここがすごい!
シャインマスカットがなんでこんなに人気になったか知ってる?
その秘密は3つあるんよ。
- とにかく甘い!
なんと糖度が18度以上もあって、酸味が少ないから、甘さだけを純粋に楽しめるんよ。
「え?これ本当にぶどう?」って思うくらい、上品な甘さで、びっくりするで。 - 皮ごと食べられる!
これが一番画期的やったんちゃうかな。
いちいち皮を剥く手間がないから、パクパク食べられて、もう手が止まらんのよ。
「皮に栄養があるんやで!」って思うと、なんか得した気分になるやろ? - 種がない!
これ、子どもからお年寄りまで、安心して食べられる最高のポイントやね。
「種があるから、ちょっと面倒くさいな」って思ってた人も、これなら何の心配もなく食べられるやろ?
このすごい特徴を持つシャインマスカット、実は日本で30年もの長い年月をかけて開発されたんやて。
農家さんにとっても育てやすい品種で、美味しさと育てやすさを両立した、まさに「みんなにとってハッピーなぶどう」ってわけや。
おかん直伝!美味しいぶどうの見分け方
せっかく買うなら、一番美味しい子を選びたいやろ?
おかんがスーパーでこっそりやってる、目利きのポイントを教えてあげるわ。
ポイント1:色をチェック!
色が濃いほど甘みが強いんよ。
黒系なら、深い黒紫色。赤系なら、より濃い紅色。
緑系は、薄い緑色よりも、ちょっと黄色がかった濃い黄緑色の方が美味しいんやで。
ポイント2:粒が揃ってるか見てみて!
栄養がしっかり行き届いて、良い環境で育った証拠やねん。
逆に、ポロポロ落ちてたり、粒の大きさがバラバラなのは、ちょっと元気がなくなってるかもしれへんから、注意しいや。
ポイント3:白い粉「ブルーム」を探して!
ぶどうの皮に、うっすら白い粉がついてるの、見たことあるやろ?
あれ、カビちゃうで!「ブルーム」って言って、ぶどう自身が作る天然のワックスみたいなもんやねん。
水を弾いて病気を防いだり、水分の蒸発を防いでくれる、ぶどうの大切なガードマン!
このブルームがたくさんついてるってことは、**「採れたてで新鮮やで!」**っていうサインやから、迷わずカゴに入れとき!
美味しさを長持ちさせる保存方法
せっかくいいぶどうを見つけても、すぐにダメにしちゃったらもったいないやろ?
ぶどうはデリケートやから、常温に置いとくとすぐに傷んじゃうねん。
買ってきたら、まずは冷蔵庫にGO!
保存のコツは2つあるんよ。
- 洗わない!
食べる直前まで、絶対洗わんといてな。
洗うと、さっき言うたブルームがなくなって、鮮度がどんどん落ちてまうねん。 - 手でちぎらない!
ついつい手でちぎりがちやけど、ブドウの枝の付け根は菌が入りやすいから、ハサミでカットするのが正解やねん。
房から2ミリくらいのところでチョキンと切って、保存容器にキッチンペーパーを敷いて並べるんや。
ちょっとめんどくさいかもしれへんけど、このひと手間で、ハリのある美味しいぶどうが長持ちするんよ!
冷凍保存が超おすすめ!
「え、ぶどうを冷凍?」って思ったやろ?
これがな、ほんまにめっちゃ便利で美味しくて、おかんもハマってんねん。
冷凍するメリットは2つ!
- 皮がツルンと剥ける!
冷凍したぶどうを、お尻側に水道水をさっとかけると、爪でちょっと切れ目を入れるだけで、ツルンと皮が剥けるんよ!
これにはほんま、感動するで! - 新食感が楽しめる!
カチカチのままでも美味しいけど、冷凍庫から出して10分くらい置いとくと、外はトロッ、中はシャリッとした、半解凍のシャーベット状態になるんよ!
これがな、もうたまらん!暑い夏のおやつにぴったりや。
「冷凍したら甘みがなくなるんちゃう?」って心配する子もおるかもしれへんけど、全然大丈夫!
凍らせても美味しさは変わらへんから、安心して試してみてな。
ちょっと待った!ぶどうは追熟しないって知ってた?
スーパーで買ったぶどうが「あれ?なんか甘くない…」って時、あるやろ?
バナナみたいに置いておいたら甘くなるんかな〜って思うかもしれへんけど、ぶどうは収穫したら、それ以上は甘くならへんねん。
でも、諦めたらあかん!
解決策その1:冷蔵庫で冷やす!
ぶどうに多く含まれる「果糖」は、冷やすと甘さを感じやすくなるんよ。
ぶどう自体の糖度は上がらへんけど、人間が「甘い!」って感じる度合いはアップするから、冷蔵庫でキンキンに冷やしてから食べてみてな。
解決策その2:干しぶどうにする!
天日干しするか、オーブンでじっくり焼くか。
水分が抜けることで糖度が凝縮されて、甘みがグッと増すんよ。
保存期間も長くなるから、たくさんぶどうがある時にもおすすめやで!
ポリフェノールはどっちが豊富?
最後に、健康を気にするあんたたちに、耳寄りな情報をひとつ。
ぶどうには「ポリフェノール」っていう、体にええもんがたっぷり入ってるんやけど、特に多いのが黒ぶどうと赤ぶどう。
「巨峰」と「デラウェア」やったら、どっちがポリフェノール多いと思う?
「色が濃い巨峰ちゃうん?」って思うやろ?
ところがどっこい!小粒で赤紫色のデラウェアの方が、なんと1.2倍も多いんやて!
しかも、老化を抑える効果が期待されてる「レスベラトロール」っていう成分も、デラウェアの方が豊富らしいんよ。
最近は、食べるのが面倒って言われて、小粒のぶどうは人気がないらしいけど、あかん!あんな美味しいもんを放っておいたらあかん!
種ごと皮ごとミキサーにかけてジュースにするのも、栄養を丸ごと摂れるからおすすめやで。
デラウェアを見かけたら、ぜひ買ってみてな!
さあ、ぶどうの奥深さ、わかってもらえたかな?
ぶどうを食べるのが、もっともっと楽しくなること間違いなしやで!
あんたたちの「推しぶどう」も見つけて、今年の夏も楽しんでな!
