お酒に呑まれてへん?「AUD(アルコール使用障害)」って、実はあんたのせいちゃうねんで!
「最近、ちょっとお酒の量増えたかな…?」「休肝日作らなあかんのは分かってるけど、ついプシュッと開けてまうねん」
そんなふうに、自分を責めたりモヤモヤしたりしてへん?
実はそれ、根性の問題やなくて**「AUD(アルコール使用障害)」**っていう立派な病気のサインかもしれへんねん。
「依存症なんて、公園で朝から飲んでる人のことでしょ?」って思うた人!
その考え、ちょっと古いし、実は危ないかもしれへんで。
今回は、自称・お節介な大阪のおばちゃん編集長が、AUDの正体からチェック方法、そして「どうやってお酒とサヨナラ(もしくは距離を置く)か」まで、愛を込めてガッツリ解説していくわな。
1. そもそも「AUD」って何やねん?依存症と何が違うの?
まず、この「AUD(Alcohol Use Disorder)」って言葉、初めて聞いた人も多いやろ?
日本語では**「アルコール使用障害」**って言うんや。
「アルコール依存症」と何が違うんか、表にまとめてみたから見てみて。
| 項目 | アルコール使用障害(AUD) | アルコール依存症 |
| 定義 | 飲酒で生活や健康に支障が出ている状態の総称 | AUDの中でも**「重度」**の状態 |
| 範囲 | 「ちょっと飲みすぎ?」という軽度から含む | 自分の意志では絶対止められないレベル |
| 医学的ニュアンス | 早期発見・早期治療を促すための広い概念 | 偏見を持たれやすいが、AUDの最終段階 |
要するに、「依存症」っていうゴール(?)に辿り着く前の、「予備軍」や「ちょっと黄色信号」の状態も全部ひっくるめてAUDって呼ぶようになったんや。
「依存症まではいってへんから大丈夫」って自分に言い聞かせるんやなくて、「あ、自分は今どの段階におるんかな?」って客観的に見るための名前やと思ってな。
2. これ、あんたの「あるある」ちゃう?AUDの典型的な症状
「病気」って言われるとピンとこんかもしれんけど、生活の中でこんなこと、心当たりない?
【共感あるある:こんなんやってまいがち】
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「今日は1杯だけ」の嘘: 寝酒に1杯だけ…と思ってたのに、気づいたら空き缶が3本、4本。これ、立派なコントロール不能やで。
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「酒が切れるとソワソワ」: 仕事が終わる直前、頭の中がビールでいっぱい。寄り道して買い込むのが日課になってへん?
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「隠れて飲む」: 家族に「また飲んでるの?」って言われるのが嫌で、キッチンの隅や自分の部屋でこっそりプシュッ。これ、心が悲鳴をあげてる証拠や。
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「酒の失敗を笑い話にする」: 「昨日記憶なくしてもうて〜」って笑ってるけど、内心「またやってしもた…」って冷や汗かいてへん?
なんでこうなるの?(専門用語を噛み砕くわな)
これはな、あんたの意志が弱いんやないねん。**「脳の報酬系(ほうしゅうけい)」**っていう、快感を感じるスイッチが壊れかけてる状態なんや。
お酒を飲むとドバドバ出る快感物質に脳が慣れてしもて、「もっともっと!」って脳が勝手に暴走してる状態。いわば、脳のブレーキがバカになってるんや。
3. 【セルフチェック】1分でできる!あんたの「お酒危険度」
「もしかして…?」と思ったら、この11項目をチェックしてみて。
(※アメリカ精神医学会のDSM-5っていう、お医者さんも使うガチの基準を分かりやすくしたやつやで)
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予定よりたくさん飲んだり、長く飲んだりしてしまう
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お酒を減らしたい、やめたいと思ったのに、できなかった
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お酒を飲むこと、手に入れること、二日酔いから回復することに多くの時間を使っている
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お酒を飲みたい!という強い欲求がある
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お酒のせいで、仕事・学校・家庭の役割が果たせていない
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対人関係の問題(ケンカとか)が起きてるのに、飲み続けている
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お酒のせいで、大事な仕事や趣味、人との付き合いを諦めた
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運転中や入浴中など、危ない状況でも飲んでしまう
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心身の健康に悪いと分かっているのに、飲み続けている
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同じ量では酔えなくなってきた(お酒に強くなった気がする)
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お酒が切れると、手の震え、汗、イライラ、不眠などの「離脱症状」が出る
診断の目安
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2〜3個: 軽度(今のうちにブレーキかけよう!)
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4〜5個: 中等度(専門家に相談し始めるタイミングや)
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6個以上: 重度(一人で抱えんと、すぐ病院へ行こな)
4. 勘違いしたらあかんで!「お酒に強い」は自慢にならん
ここで一つ、大事な独自視点を伝えるわ。
大阪の宴会とかでよく聞く**「わし、酒強くなったんや」っていうのは、実はAUDの入り口**やねん。
専門用語で**「耐性(たいせい)」**って言うんやけど、これは「毒(アルコール)に体が慣れて、マヒしてもうた」っていう状態。
「いくら飲んでも顔に出ない」のは、健康な証拠やなくて、肝臓と脳が無理やりフル回転して耐えてるだけ。
**「酒に強い=お酒の病気になりやすい才能がある」**っていう、ちょっと皮肉な事実を忘れんといてな。
5. もし「しんどい」と思ったら…治療って何するん?
「病院に行ったら即、禁酒!」って思ってビビってへん?
今はな、昔みたいに「根性でやめろ!」っていうスパルタな治療だけやないんやで。
① 減酒外来(げんしゅがいらい)
「いきなり一生断酒なんて無理!」という人のために、お酒の量を少しずつ減らすことから始める治療法もあるんや。「ハーム・リダクション(害を減らす)」っていう考え方で、今の生活を壊さずに進められるのがメリットやな。
② お薬の力を借りる
今はいい薬があるんや。
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飲酒欲求を抑える薬: 「飲みたい!」っていう脳の暴走をなだめてくれる。
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抗酒剤: 飲むと気持ち悪くなるようにして、物理的に飲めなくする。
③ 自助グループ(仲間の力)
「断酒会」とか「AA」って聞いたことある?
同じ悩みを持つ仲間と「いや〜、昨日飲んじゃいそうになったわ」って本音を言い合うだけで、心がスッと軽くなって、再発防止になるんや。一人で戦うのは一番しんどいからな。
6. 周りの人ができること【おばちゃんの小言】
もし、あんたの旦那さんや奥さんが「お酒飲みすぎちゃう?」って思ったら。
「ええ加減にしなさい!」って怒鳴るのは逆効果やで。
AUDの人は、自分でも「あかん」って分かってるのにやめられへん自分に絶望してるねん。
責められたら、そのストレスでまたお酒を飲んでまう…っていう負のループ。
「あんたが心配やねん」っていうメッセージ(Iメッセージ)を伝えて、一緒に専門の相談窓口(保健所とか精神保健福祉センターとか)を探してみるのが一番の近道や。
まとめ:お酒は「楽しむもの」であって「飲まされるもの」ちゃう
AUDは、特別な人がなる病気やない。
真面目で、責任感が強くて、ストレスを一人で抱え込んでしまう…そんな「優しいあんた」がなりやすい病気なんや。
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AUDは脳の病気。意志の強さは関係ない!
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チェックリストで早めに自分の現在地を知ろう。
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「断酒」が怖ければ「減酒」からでもええ。
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一人で抱え込むのが一番の毒。専門家に頼ってな!
お酒に人生のハンドルを握らせたらあかん。
あんたの人生の運転席は、あんたのもんや。
「ちょっと相談してみよかな」と思えたら、今日は100点満点やで!
「自分の飲酒量、具体的にどのくらいが危険なん?」と気になった方は、厚生労働省の「飲酒ガイドライン」に基づいた具体的な計算方法をまとめた次回の記事もチェックしてみてな!
