口腔機能の衰えに効果的な「パタカラ」とはどんなトレーニングなのでしょうか?

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口腔機能の衰えをチェックし、

お口のトレーニングにも効果的な「パタカラ」

一体、どのようなトレーニングなのでしょうか?

口腔機能を維持し、衰えを改善させる

簡単で身近なリハビリをご紹介!

 

リハビリ専門職の一つ言語聴覚士の方にお越しいただいています。井上湧輝さんです。

井上さんの通常のお仕事どんな内容でいらっしゃるわけですか?

私は、ご自宅に伺ってマンツーマンで60分程度リハビリをさせていただくんですけれども。

まず話すことであったり、食事を安全に取れるようにする。そういったリハビリをしています。

今、本当にまあ、病気をされてからの残りの人生であったり、逆にまだ、大きい病気はしたことがなくて、病院とは縁遠い方でも、今後何が起こるかわかりませんし、寿命っていうのはもう100年時代と言われるようになっていますので、その中でも今、私たちが関心を持っているのは健康寿命ですので、いかに今の生活を維持しながらですね。

70歳、80歳、90歳、100歳まで行けるか?っていうのを大切にしてもらいたいと思って、病気になりにくいような体をつくっていく。そういう予防リハビリをしています。

 

まずその話すということが気が付かないうちに、ちょっと ということを防ぐためにというのは、例えばどんなことをしたらいいですか?

 

簡単な物で言ったら、私たちがよく使うのは「パタカラ」ですね。

呪文のような言葉なんですけど。例えばぱぱぱぱぱぱぱぱぱとかですね、はい。タチツテトのたたたたたたたたたかきくけこのかかかかかかかかかこれですね。

はい、これが今のような速度でできますか?これが言葉を言おうと思ってもうまく言えなくて空気が抜けてしまうとかですね。

そういったのが出始めると、ちょっと要注意かもしれないですね。

これはとっても良いトレーニングになりまして、これはもう話すことだけではなくて、飲み込みにも影響してこれがうまくできない方っていうのは食事中に、もしかしたらぽろぽろ食べこぼしをしているかもしれないです。

そういう風に気づいてもらえばいいと思うんですけど 舌の動きなので発音ですよね。

これはもう言葉に影響しますし、食事で言えば食べ物を纏めていく作業ですね。

発音できない方というのは、いつになっても呑み込めないっていう方がね。

ずっと噛んでるなあっていう方。これをできるだけはやく発音できるっていうのが大切です。

全部総合してうまく発音できない方っていうのは食べることもまあゆっくりになっていくというかですね。

食事にちょっと時間がかかってしまうよっていう方は、この音に注意しながらですね。

なかなかおうちでぱぱぱぱぱぱとかですね、たたたたたたって簡単そう。

でも意外とみんなテレビみてしまって、忘れちゃったりとかですね。

練習が続かないっていうのもあるので、今携帯を持たれている方とかも多いので、アプリをですね。

使って練習していただいて このまたアプリっていうのが記録が残って行く共通のツールとなってますので、このアプリでですね。

トレーニングで出来るんですけれども、例えば?タタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ。これは数を数えてくれる機能がついてますので、はい、こういうのをやっていただくと、少しご家族とゲーム感覚でもできますし、練習に役立ちます。

 

このアプリはどう入手したらいいんですか?

これは、サンスターさんから出されてるんですけれども、携帯のアプリを取るサイトですね。

そこからでもとれますし、インターネットでも「毎日パタカラ」というアプリなんですけれども。

ちょっと検索していただいたら、すぐダウンロードできます。

だいたい60回ずつ言っていただければ、たぶんちょっと疲れますよね。

普段そんなにパタカラって言ったことないと思うんですよね。

普段使わない筋肉をまた活性化してあげられる。それは貯金になりますので。しゃべってない方だったとしたら、それを使ってもらえれば、どんどん貯金が溜まって将来に持ち越せると。

 

どうもタタが言いにくいですが、どうしたらいいんですか?

 

そしたらですね。タであればもちろん沢山喋っていただければ練習にもなりますし、あとはですね、ベロの運動ですね。

はい、あのしっかり前に動かすとか左右に動かすとか、口の中をぐるっと一周回してみるとかですね。

甘いものが好きな方でしたら飴とかですね。お口の中で転がしていただくとはですね。

こう言ったのも良いトレーニングになりますので意外と話すことって、とっても身近なことなので、あまり皆さんに意識されないので、こうリハビリって聞くとすごい難しい。

なんか特別なことをしてるって思われるんですけど、基本的には日常でしているようなことを練習してもらえれば、また日常に戻ってこられる。

これが言葉のリハビリのテーマなので 簡単な飴玉であったり、ただタタタタタとしゃべっていただく そういった練習になるということですね。

 

 もっとこう日常の生活なんかでこれ実は大事なんですってことありますか?

 

そうですね。やはり日常で考えていくと。食事は三回必ずとっている方も多いと思います。で、その後の歯磨きですね。

歯磨きはとっても大事ですね。あの口の中を清潔に保つっていうことは、その誤嚥性肺炎っていうのを予防することにもつながりますし、普段あまりしゃべられない方っていうのは口に刺激が入らないので、どうしてもよくしゃべる方としゃべらない方を比べてしまうと。差が出てくるんですよね。

なので、普段から三回必ずできる歯磨きであれば、しっかり磨いて ベロであったり、ほっぺたは歯茎全部しっかり磨いて刺激を入れてあげるっていうのも一つトレーニングですし、はい、この歯磨きだけではなくてですね。さっきの発声であったり発音。

あとはベロの運動も含めてすべてすることで、オーラルケアですね。

口の中の健康を保つと言うことに繋がると思いますので、本当に日頃からできる予防であったり、トレーニングとしてまあ歯磨きであったり、喋ることですね。そういったことは続けていただきたいなと思います。

普通に暮らしているとちょっと気をつければということばかりですね。本当に日常の中でリハビリできることってのはたくさん落ちていますし、一番の天敵っていうのはめんどくさいなあとかですね。

あとでやろうかなあっていうのが一番天敵になりますので。食事もあの普段三回食べてるけれども、今日はもう面倒くさいから朝昼兼用にしようとかですね。

そういったことを一回省く。そうすると歯磨きが一回減るとかですね。

そういったことから少しずつ老化というか、筋力の低下が始まっていくと言うことになりますので、本当に規則正しい生活をしていくっていうのが、予防の大前提ですね。

 

言葉の面、飲み込むという面で、家でしっかりケアしたいなっていう方に心がけていただきたいことはどうですか?

 

先ほど言った歯磨きとか発声もそうなんですけれども、まずチェック。

自分の体をチェックするっていうのが大事かなと思います。

一つ提案したいのはクッキーでもクラッカーでもなんでも結構なんですけれども、あの一口パクッと食べていただいてよく噛んでゴクッと飲み込んでもらいます。

飲み込んだときに口の中にどれぐらい残っているのか?を見ていただくと、今の状態が結構わかってくることがあるんですよね。

そのクッキーが例えばばらばらばらと口全体についていれば、まとまっていないんじゃないかな。よく噛めてないんじゃないかな。のみこめてないかなとかですね。

もうわかってきますので、パタカラのアプリを使っていただいても結構ですし、新聞を読むのもいいですし、身近にあるものを使ってですね 話していただいたり、そして食事を取って頂いたらいいのかなと思います。

言語聴覚士の井上湧輝さんに、お話を伺いました。

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