私は、75歳の頃、早朝 大学構内の清掃のパートに行っておりました。
9月に高熱が出て、病院に行きましたが風邪と言われ そのうちおしっこが出なくなり、地域の中核病院に入院しました。
CT、レントゲンの診察結果から肺炎と診断されましたが、点滴を開始したところ体中に赤い発疹が出るアレルギー症状になりました。
一か月経っても。病状は回復せず県立病院に移送となりました。
そこで驚きの診断結果が 青天の霹靂 首にグリグリがたくさん出ておりましたが、まさかの 悪性リンパ腫、ステージ4 もう死ぬ 人生が終わったと思いました。
嫁から「あほか。しっかりせい。」と一喝されました。
その後 前立腺がんも見つかりました。
四種類の抗がん剤の点滴を続けた結果。1か月後退院となりました。
退院後も点滴や定期検査に今も通院しています。
べ二か月に及ぶベッド生活で体力、筋力が低下し杖なしでは歩けないようになっていました。
そこで介護の認定を取り、リハビリのためデイサービスに行くことにしました。
ケアマネージャーに三カ所紹介してもらい その中で自分に合った人数の少ない 家庭的な ところを選び 毎週通所しました。
少しずつ回復していき3年間お世話になりました。
顔なじみになったご同輩や親切にしていただいたスタッフさんとお別れするのはつらかったのですが、体も元気になってきたので もう少し本格的に鍛えるフィトネスに行きたいとケアマネジャーに探してもらい 現在1年半通っています。
最初スタート時点では ストレッチ、自転車漕ぎ、筋力トレマシンを順番にやって行きます。
家では、まったくやっていなかったので最初は体の節々が痛い時もありました。
機械は、何も喋ってくれないし、おもろないなと思っていました。
嫁は「あんた あほか?機械が喋らんでも乗ってる人間を観察しとるんや このおっさん、自分もしゃべれへんのに贅沢ゆうな。」と言っておりました。
一人一人個別に自分に合うメニューを作ってもらい、体力が少しづつ上がっていくのを自分でも感じ取れるようになっていきました。
この教室ではトレーナーの人が4名おられ運動の指導してもらえます。
筋トレマシン、階段昇降、有酸素運動、振動マシン、ウオーキングマシンなどがあります。
私もだんだんレベルアップし年相応に動けるようになりました。
もうひとり理学療法士さんがおられます。
理学療法士とは、名前を聞いただけで、どんな仕事をやっておられるのか詳しいことを知りませんでしたが 病気や怪我が原因で歩く、立つ、座るといった動作が不自由になった、そんな人のために基本的な運動機能を回復させる仕事をする人のようです。
要介護認定とは、介護保険サービスの利用希望者に対して「どのような介護が、どの程度必要か」を判定するためのものです。
65歳になると、介護保険の加入者であることを証明する「介護保険被保険者証」が交付されます。
しかし、介護保険サービスは、この保険証を提示すればすぐに受けられるものではありません。
介護保険サービスの利用を考えるのであれば、まず要介護認定を受けて、「要介護」または「要支援」の判定をもらう必要があります。
もしある程度の年齢で体が不自由な方がおられましたら 市役所などの窓口に相談すると地域のケアマネージャーさんが来てくれると思います。
私も病気で退院してから申請していたら1か月ブランクがあったと思うので、入院した時点で申請し病院に聞き取り調査に来ていただき介護の認定を取っていたのでよかったと思った次第です。
認定には1か月程度の日数がかかりますので体に不自由になってきたら早い目に相談することをお勧めします。
悪性リンパ腫から生還し 現在79歳 もうすぐ80になります。今のところ再発もないので これからもマイペースでがんばっていきます。