「海の生態系、ラッコにおまかせ」ってどういうこと

未分類

朝日新聞に可愛い可愛いラッコの写真が載ってたんですよ。あの水面にぷかぷか浮かんで貝を両手できちんと持っているのがかわいくないですか?海の生態系、ラッコにおまかせ という見出しがあって、えっと思ったんですけどね。

ラッコの歴史

ラッコというのは、もともとアメリカ アラスカや千島列島周辺の北太平洋沿岸に生息しています。明治時代ごろまでは、北海道にも多く分布していたといいます。そうですね。あの、アイヌの歴史なんか調べてみますとやっぱりラッコを取って、食べるだけじゃなくてね。いろいろ生活のすべてに必需品だったと言うことなんです。

しかし、毛皮を求めて乱獲されたり、タンカーの座礁事故で原油が流出したりして、近年生息数が激減。ワシントン条約によって国際取引が規制され、主な生息地であるアメリカからの輸入は1998年に途絶えました。

2000年には国際自然保護連合が絶滅危惧種に分類しています。

水族館では見られなくなってきているラッコなんですが、北海道浜中町の霧多布岬周辺では2016年頃から野生の個体が住み着いていると、へー野生のラッコがこのあたりに行くと見られるんですね。豊富な餌を求めて歯舞群島から生息地を広げてきたとみられています。

国内の野生ラッコは法律で捕獲が禁止されるなど厳重に保護されている。親と離れてしまった子供ラッコを保護するような状況や食害による漁業への影響が、大きければ捕獲して水族館で展示することもあるかもしれないと云うが、霧多布では今のところそこまでの状態ではないということです。

ラッコはとても大食いだ

ただ、ラッコはとても大食いだそうで、主食であるウニやカニなど。カニも食べるんですね。ラッコって一日あたり自分の体重のおよそ1/4となる6~7キロの量を食べるということです。

以前からラッコが住み着いている根室沖ではウニが食べられる被害が漁業者から報告されていると言うことです。専門家はラッコは食べる量が多いので、一頭当たりが生態系に与える影響というのはとても大きい. 増えた場合の漁業に与える影響もきちんと考えながら、わたしたちヒトを含めた生態系のプラスの面を考えていく必要があると指摘しています。

海の生態系ラッコにおまかせって

海の生態系ラッコにおまかせっていう見出しが今のところ何のことか分かりませんね。ラッコは海藻を食べるウニを食べています。ウニは海藻を食べるんですね。その海藻は、海の中の二酸化炭素を吸収して海の酸性化を抑える役割がある。だから、海の酸性化を抑える役割がある海藻をウニが食べて、そのウニをラッコが食べる。そういう流れになってるんですね。

ラッコがいなくなったアメリカの西海岸では、逆にウニが増えすぎて磯焼けが発生してしまった ウニが増えすぎると海藻が少なくなっちゃう。ウニをいっぱい食べますからね。海藻の森と呼ばれているその場所が90%以上消えてしまった。カリフォルニア大学などの研究チームではカナダ バンクーバー島からアラスカまでの範囲にラッコがいるといない場合より、昆布などの海草の森が4.4メガから8.7メガトンも多くのCO2を蓄えると言うことなんです。

だからいなくなっちゃうと海中のCO2が増えちゃうんですね。海藻が減るから。さらにその海藻は、魚たちの住処や隠れる場所になる海藻がなくなってしまうと困るわけです。カナダのブリティッシュコロンビア大学などのチームの研究はラッコがいることで、漁獲やCO2の吸収、観光の分野でそれぞれ利益を得る可能性を示している。これらの利益は貝やウニなどをラッコが食べることで、漁業への年間損失額を上回るということなんですね。

アメリカ科学誌scienceに発表された論文

アメリカ科学誌scienceに発表された論文は、ラッコが10年以内、あるいは100年以上生息していない地域と、20年から30年生息している地域を比較するとラッコがいる方が海藻の遺伝的多様性というのが高かった。ラッコが餌の貝などがすぐ水草の茂る海底を掘ったり拌たりすることで、適度に撹乱させたり。その遺伝優性生殖の危険を生んでいると言うことなんですね 

遺伝的多様性が増すことで、病気への抵抗力も高くなると言うことなんでラッコは沿岸の海洋生態系に恩恵をもたらし、気候変動からの回復に貢献することができると指摘しております。

まとめ

面白いですね。ラッコちゃんがその気候変動の回復なんかにも影響をもたらすことができるんじゃないかと言うことですよ。あの白浜のアドベンチャーワールドにもラッコちゃん、私は子供の頃かラッコっていうのを見てましたけれども、よく考えるとあの動物も不思議な動物ですね。なんか背泳ぎじゃないですけど、ずっとお腹を出して後ろ向いて泳いで、お腹の上で石を貝にぶつけて割って、そこからぺろぺろって食べるっていうね。その姿がものすごく可愛いらしくて、でもカニなんかも食べちゃうようなねえ。そんな動作もあったりして。いや、不思議。

そんなラックが海の生態系のとっても大事な要素を担っているということですから、ラッコにおまかせね。実は絶滅危惧種で捕獲っていうのもね禁止されているということですけれども、北海道に行くと野生のラッコが居るので、ちょっと見に行ってみたいなというふうにも思いますけれども、朝日新聞からご紹介しました。

タイトルとURLをコピーしました