寒くなり、乾燥しやすい季節になってきた。実はこれ、「皮脂欠乏症」適切なケアが必要

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寒くなり、乾燥しやすい季節になってきました。実はこれ、「皮脂欠乏症」と呼ばれるもので、適切なケアが必要なのです。

粉ふき肌、かゆみ肌

掻いちゃダメ! どうしたらいいの?

低温やけどには以下のことに注意しましょう。

上記のポイントについて、詳しく解説しています。

 

ただの「乾燥」と片付けず、しっかりケアしましょう

かゆみと「粉ふき」….”皮脂欠乏症” ただの「乾燥」と片付けず、しっかりケアしましょう

乾燥する季節のかゆみは、中高年の方に多く見られます。

中高年に多い 肌が乾燥してカサカサ、粉をふいたようになる

かゆみ

湿疹(しっしん)

 

「乾燥が気になる」という声が聞かれました。

12月5日、東京都心の最高気温は10.3℃と、今季最低で1月上旬並みとなりました。そんな中、都内では「乾燥が気になる」という声が聞かれました。

30代の方はこう言います。

毎日ヒゲを剃っているので、夏や秋のように肌がしっとりしていない。肌が乾燥しているのが実感できる。

40代

ふくらはぎの表面が乾燥して、かゆみがある。白い粉をふいている。

 

60代

食器洗いでお湯を使うので、手が乾燥する。

 

80代

寝るときにクリームを塗るが、朝は肌がカサカサ 粉ふきじじーと呼ばれる。

 

冬は最も肌が乾燥しやすい季節です。人によっては、肌がカサカサになり、粉をふいたようになる人もいます。さらに悪化すると、かゆみや湿疹が出ることもあります。これらは「皮脂欠乏症」と呼ばれる肌トラブルです。ただの乾燥と侮らず、適切なケアが必要です。

高田馬場皮膚科・形成外科の鈴木二院長によると、皮脂欠乏症は特に中高年に多いそうですが、若い人でもアトピー性皮膚炎や肌が弱い人は要注意だそうです。

 

体の中でも特になりやすい部位があります

また、体の中でも特になりやすい部位があります。すねが最も多く、次いで腰、お尻、太ももなどです。なぜこれらの部位ができやすいかというと、皮脂腺が少ないからです。

 

 乾燥により皮膚表面の角質層のバリア機能が低下すると、細菌などの異物が侵入しやすくなり、衣類との摩擦などのわずかな刺激にも過敏に反応し、かゆみを感じるようになります。

皮膚がかゆくなると、つい掻いてしまいがちです。すると、さらに角質層がはがれ、バリア機能が低下し、さらにかゆみが増すという悪循環に陥ってしまうのです。

肌を乾燥させないような生活習慣も、長風呂もNGです。

 

 皮脂欠乏症の予防策として最も重要なのは、保湿です。

皮脂欠乏症の予防策として最も重要なのは、保湿です。保湿とは、水分と油分を肌に閉じ込めること。鈴木先生によると、おすすめの保湿剤はワセリンですが、ワセリンはベタベタするので、仕事では保湿クリームでもOKだそうです。

肌を乾燥させない生活習慣も大切です。

また、保湿だけでなく、肌を乾燥させない生活習慣も大切です。

 

肌の乾燥につながるNG行為

寒くなると、手洗いや食器洗いに熱いお湯を使いがちです。また、お風呂のお湯の温度も上がり、ついつい長風呂になりがちです。鈴木先生によると、これらはすべてNGで、肌の乾燥につながるそうです。体を洗うときに、ナイロンタオルでゴシゴシ洗うのもNG。泡で優しく洗うのが良いそうです。

寒くなると、エアコンを使うようになります。

 

 エアコンは誰もが使うものなので、乾燥には気をつけたいものです。エアコンのメーカーであるダイキン工業によると、そんなときは洗濯物の部屋干しや加湿器の使用で、部屋の湿度を40%以上に保つといいそうです。

また、こたつや床暖房、ホットカーペットなども、長時間熱にさらされることで肌を乾燥させると言われています。鈴木先生によると、「保湿をせずに熱源に長時間さらされるのは、肌にドライヤーを当てているようなもの」だそうです。暖房器具を使うときは、部屋が暖まったらこまめに電源を切る、近すぎない距離で使う、同時に加湿を忘れないようにすることが大切だそうです。

 

低温やけど」に注意。気がつくと深みにはまる…。

 

暖房の季節は、乾燥だけでなく、”低温やけど “にも注意が必要です。

寝るときの湯たんぽなどにも注意が必要です。低温やけどは、熱いものを触ったときのやけどと違い、気づきにくく、気づいたときには皮膚の奥までやけどが及んでいることがあります。

消費者庁によると、「44℃で3〜4時間、46℃で30分〜1時間、50℃で2〜3分(※湯たんぽなど)」で皮膚が傷つくと言われています。寝てしまうと、湯たんぽなど同じ場所に長時間当たり続けることになりやすいので、布団が温まったら、寝る前に布団から出しておくとよいでしょう。

また、低温やけどのもう一つのタイプである 火だこ(温熱性紅斑)にも注意が必要です。

火だことは、電気ストーブや温風ヒーターに長時間繰り返し当たることで、皮膚が網目状に赤くなるやけどのことです

軽度のやけどは、電気ストーブに触れるのを控えれば自然に治りますが、重度のやけどは医師の治療が必要になる場合があります。

 

まとめ    

寒い時期のお湯の使用頻度について

寒くなると、お湯を頻繁に使ったり、暖房器具に長時間当たったりと、乾燥を招く行動をとりがちですが、肌の保湿や暖房器具との距離感を意識するなど、少しの工夫で乾燥を防ぎ、快適に冬を乗り切ることができます。

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