京都府京丹後市で学ぶ! 長寿の秘訣! 食から運動法まで徹底調査。

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京都府京丹後市で学ぶ! 健康長寿の秘訣とは?

100歳以上の高齢者が全国平均の約3倍もいる京都府京丹後市。そんな京丹後市の健康の秘密について大調査を実施します。

 

長寿の町・京丹後市で学んだ健康長寿の秘訣を紹介する。ゲストの松本明子さんは「食生活に気をつけ、ストレスをためないようにしている」と話すが、金子貴俊さんは「京丹後市の本当の長寿はそんなものではない」と強調する。

 

京都府京丹後市から学ぶ長寿の秘訣。その秘密は海藻にあり!?

2017年から京都府立医科大学と京丹後市立弥生病院が連携し、京丹後市の長寿を研究しています。京丹後市に住む65歳以上の高齢者を対象に、血液や食事、睡眠など全身の検査結果を収集した結果、いくつかの共通点が見つかりました。そこで、実際に長寿の方々とお会いして、その秘密を探りました。

 

今回取材したのは、手話家として知られる長寿の東惠津子さん。東さんは92歳で、書店を経営し、毎日レジを打ち、教材の注文などを受けている。70年間、大きな病気もせず、店を切り盛りしてきた。その長寿の秘訣は、食生活にある。春に旬を迎える特産品の板わかめは京丹後に根付き、ご飯にのせたり料理に使ったりと、さまざまな形で愛されている。

板わかめを試食したコカドは「とても弾力のあるわかめですね。とてもしっかりしていますね」とコメント。海藻が長寿の秘訣の一つであるという仮説が立てられた。

 

長寿の海好きな方を訪ねた。海の環境保全に取り組む宇野貞夫さんは、87歳。宇野さんのご自宅にお邪魔して、岩海苔を見せていただき、それを使ってご飯を巻くことにした。コカドさんはまず岩海苔を試食。すると「どんどん味が出てくる。味が濃いですね」とコメント。岩のりを巻いてもらったご飯には、丹後地方で採れるハバノリも入っていた。ご飯に混ぜたハバノリは、京丹後の郷土料理だ。コカドは「ワカメより甘みがある。歯ごたえもあります」とコメント。

 

京丹後市の長寿の秘訣は、ワカメをよく食べていることにあることがわかった。京丹後市では、海藻を食べている人の割合が都市部の3倍以上というデータもある。

また、東さんは野菜やしいたけ、芋、昆布などの煮物も食べていた。実際、京丹後市では海藻のほかに野菜や椎茸、芋を食べる人が多い。これらの食べ物は、健康長寿とどのように関係しているのでしょうか。

 

京丹後市から学ぶ長寿の秘訣。腸内細菌のバランスが重要!

京丹後市でよく食べられている海藻や野菜は、健康長寿とどのように関わっているのでしょうか。消化器科の高木先生によると、京丹後市に住む65歳以上の方と他の都市部の65歳以上の方の腸内細菌を比較すると、京丹後市に住む65歳以上の方の腸内細菌は非常に多様性に富んでいるそうです。

腸内には500種類以上の細菌が生息しており、多様性が高いほど腸内細菌のバランスも良いということです。腸内細菌が多様であればあるほど、腸内細菌のバランスは良いそうです。また、京丹後市の人は、都市部の人に比べて腸内の酪酸産生菌が多いことが知られています。

酪酸産生菌は、大腸で酪酸を産生します。酪酸は、大腸の上皮細胞のエネルギー源となり、水分ミネラルの吸収やバリア機能の維持など、大腸の正常な働きを助ける重要な成分である。京丹後市の人が食べている食品には、酪酸産生菌のエサとなる水溶性食物繊維が多く含まれています。

さらに、酪酸菌は腸内環境だけでなく、免疫力の向上にもつながるという研究報告もあります。

 

京丹後市から学ぶ長寿の秘訣 食生活を見直して腸内環境を改善しよう

京丹後市立弥栄病院の神谷先生は、「京丹後市の高齢者の共通点として、昔ながらの食事をしていることが挙げられ、それが健康長寿につながっている可能性があります」と話します。

素材の味を生かした料理は、調味料をあまり使わないので、自然と減塩になります。京丹後市の人たちが豊かな食生活を送っていない場合について尋ねると、神谷先生は「腸内環境に良い食材の覚え方があり、それは「まごわやさしいよ」

まめ、ごま、わかめ、野菜、魚、しいたけ、いも、ヨーグルトはそれぞれの頭文字をとったものです。” と答えられたそうです。

 

京丹後市に学ぶ長寿の秘訣 血管や骨を若々しく保つには?

 

京丹後市の長寿は腸だけではありません。全国平均と比較すると、京丹後市の高齢者は血管年齢が10歳も若いことが判明しました。

また、骨密度も同年代の平均より20ポイントほど高いことが判明した。その秘密は、宇野さんの日常生活にある。毎日ビーチに通い、いつも急な坂道を上り下りする宇野さんは、もうすぐ米寿を迎えるにもかかわらず、体力がある方なのだ。今年の健康診断で、骨密度は40代と同等と診断された。

神谷先生によると、京丹後市の人は全国平均より歩くのが速いので、筋肉が伸び縮みし、血管も柔らかく柔軟性を保っているとのこと。また、坂道の多い京丹後市では、歩くことで骨に負荷がかかり、骨密度もしっかり保たれていると考えられます。京丹後市の長寿は、まだまだこれからです。

 

京都府京丹後市で学ぶ! 健康長寿の秘訣は?

 

現在96歳の中谷さんは一人暮らしで、洗濯や料理など家事のほとんどを一人でこなしています。また、タブレットやLINEを使いこなし、兄弟やお孫さんなど18人のご家族と毎日電話やメッセージでコミュニケーションをとっているそうです。

神谷先生は、人との絆を大切にする中谷さんのような社会性が長寿に関係していること、たくさん話すことで脳の活動が活発になり、健康長寿につながることを指摘されました。また、京丹後市では「のびのび体操」を通じて健康長寿の推進に取り組んでいます。

 

京丹後市から長寿の秘訣を楽しく学ぼう! のびのび体操!

 

京丹後市では、健康長寿のために「のびのび体操」にも取り組んでいます。40分間の体操で全身の血流を良くし、運動不足を解消します。また、体操と会話という目的もあり、ストレスを軽減し、健康長寿につながります。

 

京都府京丹後市で学ぶ! 健康長寿を目指そう!

松本さんからは、「体操に参加されている方は姿勢がよく、生き生きとされていますね」というコメントがありました。坂下さんからは、「いくつになっても社会性、つながりの大切さを実感しました。

 

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