コロナ、花粉、黄砂、そして寒暖差…。ゴールデンウィークに気をつけるべきことは? 祝日に受診できる病院の探し方とは?
ゴールデンウィークが近づいてきましたね。久しぶりにマスクをしなくてもいいゴールデンウィークになりそうですが、この時期の体調管理には気をつけたいものです。
気温が下がったり上がったり。
コロナ? 花粉か? 黄砂?
GW中に体調を崩してしまったら……
以上、3点について詳しくレポートします。
汗ばむ陽気に変化…5月23日から東京の最高気温が20℃を下回る見込みです。
今年のゴールデンウィークは、5月1日、2日の平日2日間を休めば、最大9連休となります。その日を元気に迎えたいものですが、その前にちょっと心配なのが、気温の低さです。
東京は21日までの3日間、汗ばむほどの陽気でしたが、23日からは予想最高気温が20℃を下回るとのこと。25日(18℃)、26日(19℃)は雨が降り、気温はあまり上がらないが、ゴールデンウィークには再び気温が上昇する見込みである。
東京慈恵会医科大学附属病院耳鼻咽喉科鴻(おおとり)信義先生によると、「気温差が大きいと、体温調節を行う自律神経が過剰に働き、疲労が蓄積される。その結果、頭痛やのどの痛み、鼻水が出たり、精神的な不調が出ることがあります。
いわゆる「風邪」の症状を予防するために、鴻先生は天気予報をよく確認し、翌日の気温が低ければ厚手の布団を使う、寝るときは長袖のパジャマを着るなど、温度調節をすることを勧めています。
過去2年、ゴールデンウィーク後に感染拡大…新型コロナに感染する人が増加中 ■新型コロナに感染する人が増加中
もうひとつ気になるのが、新型コロナウイルスです。実は、新型コロナウイルスに感染する人がじわじわと増えているのです。東京都内の過去1ヶ月間の新規感染者数を見ると、ほとんどの日が前週の同じ日に比べて増加している。21日も前週の同日より約200件増加しています。
厚生労働省の専門家会議は19日、「全国の感染者数は、緩やかな増加傾向を示しているものの、まだ低い感染水準にある」と報告した。しかし、過去2年間は、ゴールデンウィーク明けから夏にかけて感染が拡大した。国立感染症研究所の脇田隆字所長も、「来月8日に5類感染症に移行した後、第8波よりも規模の大きい『第9波』が発生する可能性が高い」との見解を示している。
5月は、イネの花粉と黄砂にご用心。
他にも気になることがあります。花粉です。スギ花粉のピークは過ぎましたが、5月のゴールデンウィークあたりから、関東地方ではイネの花粉に注意が必要です。
そして黄砂です。21日午後3時現在、日本海に黄砂が広がっており、21日夜から22日明け方にかけて、薄まりつつも日本列島に広がることが予想されます。この黄砂は、5月にかけて日本にも飛来する可能性がありますので、ご注意ください。黄砂は、人によっては目のかゆみ、鼻水などのアレルギー症状を引き起こす可能性があります。
祝日に診療している病院はどこですか? 医療機関を検索できるサイトなどで検索してください。
鴻先生によると、「のどが痛い」「鼻水が出る」などの風邪症状が、新型コロナなのか、花粉や黄砂のアレルギーなのか、普通の風邪なのか、患者さんには分からないそうです。
しかし、それらはすべてウイルスや花粉を「吸い込む」ことによって引き起こされるものです。今はマスクを外しても大丈夫な状況ですが、アレルギー体質の方や症状が出始めている方は、マスクをした方が良いでしょう。
また、喉の粘膜が乾燥するとウイルスなどが付着しやすくなるので、水分をしっかり摂ることが大切です。
もちろん、お医者さんにかかれば、風邪なのかアレルギーなのか判断してもらえますが、ゴールデンウィークにお医者さんにかかれるのか気になるところです。東京都福祉保健局の「東京都医療機関案内サービス『ひまわり』」は、都内の医療機関を検索できるサイトです。住所と日付を指定することで、ゴールデンウィークなどの祝日や休日休日も診療している病院を検索することができます。情報は随時更新されますので、医療機関を訪れる前に電話でご確認ください
まとめ
もうすぐゴールデンウィークがやってきますが、思いっきり楽しむためにも、のどに違和感があるなどの異変を感じたら、早めに受診してくださいね。喉に異変を感じたら、早めに受診し、体調管理には十分注意してください。
(2023年4月21日16時30分頃放送の「news every. (2023年4月21日16:30頃放送の「news every.」より)