今回は、人に相談しにくい体の悩み「尿もれ」と「水虫」を徹底リサーチ！それぞれの分野のスペシャリストに、原因と解決策を教えてもらいました。
人に相談しにくい体の悩みを解決、 日本に住む4人に1人が感染しているという水虫！
皮膚科専門医で水虫治療のスペシャリストである仲先生にお話を伺った。仲先生が中心となって約3万4000人を調査したところ、水虫以外の理由で病院を受診した患者の4人に1人が水虫であることが判明。急遽、スタッフの抜き打ち検査を行ったところ、水虫は発見されなかった。
水虫とは、白せん菌が角質に入り込んで増殖し、水ぶくれやかゆみを引き起こす病気である。水虫は裸足で歩く人が多い場所の床に発生し、足の裏につくと角質層に侵入する。体は菌を外敵とみなし、免疫系が反応して炎症反応を起こす。
初期の水虫には、足の指の間に水疱ができる趾間型と、足の指の付け根に水疱ができる小水疱型がある。水虫は梅雨から夏にかけてかゆみがひどく、夜も眠れないこともあるという。冬になるとかゆみが収まるので、治ったと勘違いして治療を中断する人もいるが、夏になるとまた菌が大暴れする。
冬になるとかゆみがおさまるので、治ったと勘違いして治療を中断する人がいるが、夏になるとまた菌が大暴れする。水虫の慢性期は自覚症状がなく、菌がまき散らされる。
足だけじゃない「白癬菌」の怖さ／「白癬菌」から身を守るには？
日本人の約4人に1人が感染しているといわれる水虫は、足だけにとどまらない。感染する場所によって呼び名は変わるが、原因菌は白せん菌である。
一見、湿疹や蕁麻疹のように見えるが、薬を間違えると悪化する。白せん菌が皮膚に侵入するには最低24時間かかるので、1日1回足を洗うことで感染を防ぐことができる。
「尿もれ」を一人で抱え込まないで！
尿もれを誰かに伝えるタイミングは、トイレのドアを開けたとき、重いものを持ったときなど。まずはMRIで膀胱を見ることから。吉田さんは重いものを持ったときやくしゃみをしたときに尿漏れする。
尿漏れのない人の場合、腹圧をかけても膀胱の位置や形にほとんど変化はないが、吉田さんの場合、膀胱が下に伸びるように下がっているのが原因だという。通常、膀胱と尿道は不安定だという。
尿漏れの原因は最新の医学によって解明されている！尿道の異常 ぐらぐら尿道とは？
骨盤の底には骨盤底筋という筋肉があります。この筋肉が緩むと、膀胱が部分的に下がりやすくなり、普段は閉じている尿道が開くことがあります。吉田さんの尿漏れは、膀胱が部分的に下がり、尿道が開いてぐったりすることで起こった。これを腹圧性尿失禁という。
腹部に力を入れたときに尿が漏れる人は腹圧性尿失禁の可能性が高い。松坂さんは、急にトイレに行きたくなり、トイレの手前で間に合わないことがあるという。MRIで調べると、腹圧によって膀胱が少し下に移動していることがわかった。
膀胱が骨盤の中で動くと、脳がその刺激を尿意と勘違いし、尿を我慢できずに漏らしてしまうことがあり、これを切迫性尿失禁という。このほか、水や音による刺激も原因になります。膀胱が下がる原因として考えられるのは、腹部のインナーマッスルの衰えだという。
おすすめは姿勢よく歩くこと。それを続けることで尿漏れを防ぐことができる。
尿もれ」を一人で抱え込まない！尿もれを改善する簡単な方法
尿もれを防ぐには、尿意を自覚し、もれる前にトイレに行くことが大切です。尿漏れには7つの段階があり、この段階を知ることが腹圧や切迫感対策に効果的です。尿漏れをしたら、尿意をもよおしたときがどの段階だったかを思い返し、次は1段階早く行くように心がけましょう。大切なのは、普段から尿意を自覚しておくことです。
腹圧性尿失禁のもう一つの効果的な治療法
腹圧性尿失禁のもう一つの効果的な治療法は、尿道を締めるのに重要な骨盤底筋群を鍛えることである。そのためには、丸めたバスタオルを椅子の上に置き、その上に座る。
お尻でタオルを挟んでお尻の穴を締め、5秒間力を抜くことを朝昼晩10回ずつ行うと効果的です。慣れてきたら、テレビを見ながらなど、ちょっとした空き時間にタオルなしで行うこともできる。
トイレから出た後の尿漏れ 男性の尿漏れ： 原因と予防法！/人に相談しにくい体の悩みを解決 重要なのは心の状態！
男性の尿漏れの原因は、加齢とともに尿道もゆるくなり、排尿後に尿が尿道に残りやすくなることだと言われている。これが排尿後に出てしまい、下着を汚してしまうこともあるという。
これを防ぐには、尿を全部出したつもりでも、残尿がないかどうか、少し時間をかけて確認することが大切だ。排尿の際は、座って排尿し、少し前かがみになって排尿すると残尿がなく排尿しやすいと言われています。
頻尿や尿もれは、心の状態と大きく関係していることが知られている。心の状態を整えることが、頻尿や尿もれに効果的といわれています。
まとめ
水虫は、白せん菌という真菌が皮膚に感染することで発症する。白せん菌は温かく湿った環境を好み、足の指の間や爪によく繁殖します。
水虫は症状が軽いうちは気づきにくいものですが、放置すると慢性化し、体の他の部位や他の人に感染することがあります。早めに治療することが大切です。
水虫は市販の水虫薬や、皮膚科で処方される内服薬や外用薬で治療することができます。水虫薬は種類も効果もさまざまなので、症状に合わせて選ぶ必要があります。
水虫の予防には、足と靴下を清潔に保ち、乾燥させること、裸足で歩かないことなどが挙げられます。水虫の場合は、タオルや靴下を共有せず、洗濯物を分けることも大切です。
尿漏れは、尿道や膀胱などの尿路系の機能障害や障害によって起こります。尿もれには大きく分けて2つのタイプがあります。
腹圧性尿失禁は、咳やくしゃみなどで腹圧がかかったときに尿が漏れるタイプの失禁です。このタイプの尿失禁は主に女性にみられます。原因は、出産や加齢による骨盤底筋の衰えです。
切迫性尿失禁は、突然尿意が強くなり、排尿が間に合わなくなるタイプの失禁です。主に男性にみられます。原因としては、前立腺肥大や神経系の異常などが挙げられます。
尿もれの治療は、原因や程度によって異なりますが、一般的には骨盤底筋訓練、生活習慣の改善、薬物療法、手術などが行われます。
尿漏れの予防には、水分摂取と排尿回数の調節、便秘の解消、過度の運動を避けることなどがあります。また、肌荒れを防ぐために尿漏れパッドや下着を使用することも大切です。
