窓を開けるとポロポロと落ちてきたり、取り込んだ洗濯物にくっついていたり、嫌な匂いを出す茶色のカメムシ。去年の秋に続きまして、各地で発生しているということなんですね。
もう地域によっては洗濯物を外で干せない、なんで今対策はないの。などの電話が新聞社に届いているそうですね。
気になる大量発生の理由や駆除の方法を、ご紹介していきたいと思います。
去年すごかったやろ。ほんと。
洗濯物にようついてたわ。部屋にも入り込んで、
どっちか言うと、もうちょっと、緑の多いとこにいるイメージやったんが。そう、
会社のね、出口出てすぐのところにもいっぱいいたのよ、歩けないみたいな感じも。
市内のアパートに住んでいるんですけど、洗濯物にようついてきました。知らんと取り込んだら付いてきて、部屋の中を飛び回ってたりします。そうそうそう、カチカチ壁にぶつかってるの見た。
はい、硬いからね、
硬いし臭い。臭いね。
どんだけ臭いのか。緑のカメムシが多かった。
俺はね、茶色のカメムシがね、
カメムシは1000種類以上いる。
1000種類以上あんねん。だから、その中に緑もありゃ茶色もあんねんけど、大抵臭い。臭い。面白いのがね。うん、 あいつらの、その臭いだけで、それ自体に、例えば体に害があるわけちゃうよ。はい。もちろん、作物には害があり農家にとっては敵なんだけど。
私たちの血を吸ったりはしないですか?
しない、臭い。どれぐらい臭いかと言うたら、僕の友達が家庭菜園してて、ペットボトルのトラップ作ったわけよ。はい。そこにカメムシが落ちて、自分の臭いで死んでた。
あの臭さっていうのは自己防衛のためなのに。そうそうそう
そうそうそう。ただ、あまりの臭さに狭いとこ入って出したら自分で死ぬらしい。すごいやつです。すごいやつです。
なんでこんなに増えたの?
まずね、ちょっと僕も調べたんですけど、カメムシっていうのは、大体、1年から、1年半で一生終わるんですけども、 基本的には。だから1年通しておるわけ。はい年寄って違うけど、今ぐらいから、うん、ちょうどまだやな、梅雨の前後やから、5月下旬から8月ぐらいに産卵する。
今おるやつっていうのは、冬を越して生き残ったやつやねん。
そうなん。
なんで、新しいやつやって。梅雨ぐらいから、
梅雨から夏にかけて産卵して、1ヶ月経ったら孵化して、
そっか。夏から秋ぐらいに活動しだすんで、もう1か月で、そういうサイクルなんです。
うん。だから、僕らが去年秋に見たのは生まれたてのやつです。まあまあ、もう成虫なんやけど。
うん、それ可愛いかどうかはまた別の問題ですけど。
今おるやつは冬を越としたやつ。なので、これで産卵したら夏には死にます。こいつはね。はい。ただし、夏には新しいのが、早いやつが生まれてきてるわけです。はい。 去年めちゃくちゃ多かったのは、暑かったからでしょ。そう、暑かった。夏が長かったんで。要は生まれる機会が、期間が長かった。そういうことですか。1ヶ月経ったら成虫になりよる。 しかもね、スギとかヒノキの実を食うらしいな、こいつら。はい。暑くて暑くて、この実もようなっとったんや。
大発生には理由があるんですね。
問題はここからでございまして。
去年さ、そのカメムシおった時に、殺虫剤買いに行ったら売ってなかったやろ。うんうん、カメムシ用ってあんねんけど、
あのね、ただね、あれぐらいサイズになってくると、ちょっと殺すのもね、うん、ちょっと忍びないなと思って、
これ吸ったら、すっと死んでくれたらいいけど、反撃されたね。だからね、僕はなんか、ティッシュでくるんで、ぽいってベランダにやってました。
そうそうそう、たいていそうや、そんな時もティッシュを軽く持たんと臭いの出しよるから。そうそうそう、
それでね、1番ええのは凍らせることなんですよ。
そう。さっきも一瞬聞いたんですけど、1回冷凍庫に入れるってことですか?。違う違う違う違う。山崎さん、
そんな、そんなやつおれへんやろ。
そんなそんな冷蔵庫入れたらあかん、じゃあ、
今な、ジェットでしゅーと噴射。そういう殺虫剤みたいなやつで。ひたすら凍らせるだけっていうのは、あれをシュッとかけたら瞬間に凍るのあるやろ。あります。
うん、一回捕まえて冷凍庫に入れようと思ったから。飼ってどうするんや。そういうことか。
亡くなったうちのカメムシのコレクターこれ見てくださいやあれへん。
殺虫剤はね、やっぱそこまですぐ、なかなか普通の殺虫剤が効かへんから、凍らしたら一瞬で固まるんで、そしたらもう動けへんなるから、普通に捨てたらいいんや。
それは売ってないんですか。
それがね、むしろまだあるある。例えばそっちの方がええかも。
もう缶の殺虫剤は、作っても作っても速攻なくなるんで、はい凍らせる方が、うん、実は効果ある。ほんでもう1つ、 なんちゅうても1番大事なことは、これから産卵期に入るわけですよ。うんで、卵のうちに駆除しといたらええそうですよね。
卵はどこにあるんですか?
面白いね。まずね、あいつらね、日が当たるとこにおるんやねんということは、窓のサンとかに割と卵産むんや
そんなとこに産むんですか。
色の白い白いシャツと。 うわ、気持ちわるい。
干しっぱなしにはしないようにしましょう。
まあまあ、白やなくても薄い、例えば薄い黄色とか薄い色ね。うわちゃんの今着てるシャツなんかいいです。そんな。
今日山崎さんは茶色やもんな 大丈夫。
うわちゃんとこはもう干してたらそこに卵を産みつけられる。あとベランダの壁とかね、白いお家。
そっかそっか。そこなんか
白が好きなんですよ。
見たらわかる
わかるわかる。固まってるから卵塊と言う。卵の塊やから集団。そうそうそうそう。そいつらが孵化したら一遍に何十個何百個やから。
1ヶ月で成虫になるよ。それは増えるわな。そっか。だから今の今から、これから梅雨から夏にかけての産卵期に卵を見つけて、
今のうち卵撲滅運動。
そしたら全然今年の秋が違うと。はい、
そうなん。家のベランダとかにも、うみつける可能性があると。
卵を潰していいんですかね。全然大丈夫 っていうのは、ゴミ箱に捨てていいんで。
そうそうそう、それゴミ箱で大丈夫でしょう。
でも1回、例えばカメムシ。先ほど凍らせるって話がありましたけど、凍らせてゴミ箱に入れて。はい。凍ったのは死んでるのですか?いや、だからもうティッシュにつつんでなんか出てけえへんようにしてこう。
いや、なんかゴミ箱から大量に戻ってきたら。気持ち悪いって。
だから今、今はね、まだこれから。産卵期がチャンスです。
はい。みんなで協力して見つけたら潰しましょう。
だそうでございます。