更年期障害!女性ホルモンの急激な低下が原因!ガイドラインに沿って検診を。

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女性の健康ナビゲーター、希咲(きさきクリニック院長、産婦人科医の山分ネルソンさんです。ネルソンさん、こんにちは。お元気ですか。

めっちゃくちゃ元気です。

声聞いてたらわかるわ。はいはい、よろしくお願いします。さあ、ネルソンさん、今回のテーマはなんでしょうか。

今日ね、多分皆さん興味深いものだと思うんですけども、知ってそうで案外知らない。

更年期についてお話しようと思う。

これはもう女性にとったら大きな問題ですね。そう、更年期って聞いて、どんなイメージですか。もう、それはもう、大体50才を過ぎぐらいの女性が、突然、なんか毎日 熱っぽいとか、もう 頭が痛いとか、うん、そういう時期がありますよ。いや、私はね、そんなんよう報道で見たり、新聞読んだりしてね、あるけど、私自身も今53才なんですけど、 なんか急に怒りっぽいと言うか、カッとなった。

男の、なんか忘れっぽい。後で考えたら、あの日の午前中、なんであんなイライラしてたんかなー。それ、夫婦間の揉め事やったんちゃうの。 

てなイメージですねんけど、ネルソンさん、どうですか。

そうですよね。なんか高年期って言ったら、うん、女性、40代50代の女性が体験するあれやんっていうイメージが結構強いかもですけど、

実は男性にも更年期があるんです。あら、

そうですよね。ありますか?

いや、まずね、更年期に対する概念というか。はい、ちょっと一緒に考えようと思いまして。いや、例えばね。女性の場合、 更年期がなんで起きるかと言いますと。はい、

女性ホルモンがドーンと急に減っちゃうからですよ。 

じゃあ、女性ホルモンって元々何してんのって思いません。はい。

なんか、女性ホルモンって言ったら、女性に毎月生理を起こして、女性を苦しめるなんか、悪いやつやんっていうイメージなんかあるかもしれない。

女性の人はね、うんうん、怒ってる人よくいますわ。なんで女だけあんねんて言うの。

ですよね。実はね、女性ホルモンの1番大事な仕事は、女性が ちゃんと赤ちゃんを産めるようにしてくれるんですよ。うん。だって、そうしないと人類絶滅しちゃうからね。

そうですね。うん。

赤ちゃんを産むために体が健全、健康じゃなかったら、うん、無理ですよね。はいはい。 

だから女性ホルモンはね。なんと、女性に赤ちゃんを生ませるために、 ついでについでに、女性の体をめちゃ健康にしてくれるんですよ。

ずるいでしょ。こいつ。なんだ。 女性に赤ちゃんを生ませるために、女性の新陳代謝を良くしたり、血管を丈夫にしたり、骨も丈夫にしたりするんですよ。なるほど。 

エストロゲンという女性ホルモンだったら、女性がメンタル的にもハッピーになったりするんですよ。

なるほど。

うん、こんなにもいいこといっぱいしてくるんですよね。なるほど。 

ところで、40代50代になっちゃうとね、この、なんていうか、生理的に、うん、機能的に、体の機能的に、 女性ホルモン、ドカーンと下がっちゃうんですか。

女性の場合、特にね、今までたくさん出てたホルモンが本当に急に、もう数ヶ月単位とかね、 ドカーンと下がっちゃうん。

なるほど。

それでね、めっちゃしんどくなるらしいんですよ。 

今まで。女性ホルモンがね、ハッピーにしてくれるんですよね、体を。なるほど。メンタル的にもね。体とメンタルをハッピーにしてくれるホルモンは、一気に 足りなくなっちゃうから。

そういうことか。はい。それはもう。そういう女性の皆さんがね、ネルソンさんとこの希咲クリニックにいっぱい来られるわけですね。

そうなんです。ここね、もう1個大事なことは。いえ、皆さんね、更年期とかなんかする時に、 更年期の症状ばっかり見ちゃうんですよね。はいはい。汗よくかくわ、ほてったりするわ、寝れへんわ、イライラするわ、疲れるわ。うん。いっぱい症状あるでしょ。はい。 

そういう症状ばっかり見てしまうんですよね。実はもっと大事なとこあるんですよ。

更年期の症状とかは確かにしんどいですけど。でもね、更年期の症状であいつ死んじゃったわっていうのはないですよね。はいはい、

そこまではいかない。うん、

そう。命には別に関係あらへんからな。うん。でも、症状のないところで命に関わってくるのはあるんですよ。 

特に女性の場合、女性ホルモンが減っちゃうと。

え。コレステロールとか。はい。代謝が悪くなっちゃうんです。

だから、 高脂血症とかね。つまりコレステロールとかで、悪い油成分がね、 血管にたまったりするんですよ。あらあら、怖い。うん。そうするとね、血管が詰まりやすくなったりするんだよな。うん。だから、40代早く閉経しちゃう人はね、

何もせえへんかったら。うん。普通、血管詰まりやすい。例えば、脳卒中とか、心筋梗塞とか、 高脂血症とかね。はい。なりやすいというデータができるんですよ、実は。

なるほど。そうなってきたら、どうしたらいいんでしょう。女性の皆さん。

ただね、いや、女性もこう減っちゃって、血管詰まり、詰まりやすくなる。光も骨折しやすくなる。 

じゃあ、単純に女性ホルモン補充してやればええやんって思うでしょ。 

そこまためんどくさいことでね、

やり方間違うとね、今度ね、乳癌とか、あら、子宮体癌とか、増やしちゃうんですよ。

うん、なぜか。乳がんとか子宮体がんの細胞はね、女性ホルモンが大好きなんですよ。

なるほど。

勝手に女性もいっぱい入れちゃうと、癌とか増えても困るんですよね。うん。女性って大変でしょ。

大変ですねえねそうさんならな。更年期って言うのは、

防ごうとか、それを避けようとか、予防しようとかいうもんではないわけね。

いい質問です。年齢による変化なので、ある意味では避けられない。

かけようがないわ

なきゃあかんうん。ただし、賢くそれを迎えてほしいんですようん、

なるほど。うん、わかりました。じゃあ

はい今ね、エビデンス、エビデンスっていう時代なんで、エビデンスも出てます。うんうん。どう迎えればいいのか、

変えればいいのか。お願いします。

まず、乳がん検診とか子宮がん検診をちゃんと毎年すること。

検診 ですよ、ガンとか持ってませんよってちゃんとわかった上に、うん、ガイドラインもあります。 

女性ホルモンを5年間補充すればっていう、がんとかなるリスクは他の人と変わらへんよと。

女性ホルモンを補充する方法があるんですよ、実は。うん、その塗り薬を使ったり、パッチを貼り付けたりする そうなんです。それだけで、5年間、ちゃんとやればうん、心筋梗塞とか、そういう病気になるリスクが減るんです。 

しかも、先ほど皆さんおっしゃってた更年期の症状とかも、うん、だいぶ楽になるんですよ。

それは市販の薬でいけるんですか。それともやっぱりニルスさんとこのような専門医に、お医者さんに行かなあかんのかな。

はい。市販のものもね。はい。例えば漢方とか、 よく皆さんね、命の母のもかとかね、なんかそういうのもありますけど、というのは、症状をちょっと軽減してくれる ていうぐらいですよね。なぜかって言うと、

足りなくなった、なくなったホルモンを補充するわけではないので。そうかそうか。 

ホルモンを補充するのに、先ほど申し上げたように、やっぱりリスクとかも多少あったりするよね。そうですね。なので、やっぱり病院とかで ちゃんとガイドラインとかに準じてやんなきゃいけないんで、

更年期の元をちゃんと直すんだったら、やっぱり病院でやらなきゃあかんですよね。

定期的にやっぱり病院に行かないといかんいうことや。

そうなんです。はい。もう1個、めっちゃ大事なことがある。

はい。めっちゃ大事なこと?

この症状あるし、しんどいし、やる気がでないし、イライラするし、どうも私 更年期やって思っちゃう人多いんですけど。はい。 

そうじゃない時もありますのでね。うん。他の内臓の病気の時もあるので、それだけはちょっと気を付けてください。

はい。ネルソンさん、ありがとう。来月もよろしくお願いします。

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