
ほんま、毎日暑いわねぇ。うちのクーラーもフル稼働で、電気代が怖くて夜も眠れへんわ!なんてね。みなさん、お元気?大阪のおばちゃんやで。
今日も元気に掃除機をかけていたら、ふとカレンダーに目が止まったの。「立秋」って書いてあるやん。え?秋?あんたら、冗談キツイで!ってカレンダーにツッコんでしまったわ。だって、まだ夏休み真っ只中やし、セミもジャンジャン鳴いてるし、朝から晩まで汗だくやもん。
でもね、この「立秋なのに暑い」っていう違和感、実は昔からみんな感じてたことなんやて。今日は、このナゾをおばちゃん目線で、面白おかしく、そしてちょっと賢く、じっくりひも解いていこうと思うんよ。
「立秋」ってなんやねん?大阪のおばちゃんがズバリ解説するで!
まずね、この「立秋」って言葉。あんたも学校で習ったかもしれへんけど、忘れちゃってる人も多いんとちゃう?要は、昔の人が作った暦の「二十四節気(にじゅうしせっき)」っていうやつの1つなんよ。
この二十四節気ってのは、太陽の動きをもとに1年を24個に区切って、季節の移り変わりを表すシステム。昔は今みたいにスマホで天気予報見られへんかったから、この暦が農作業とか日々の暮らしの目安になっててん。
で、その二十四節気の1つである「立秋」は、毎年だいたい8月7日ごろにやってくる。「秋が立つ」って書くくらいやから、「今日から秋が始まりますよ〜」っていう、いわば秋の開幕宣言みたいなもんやね。
でも、あんたらも思うやろ?「いや、それ言うなら8月じゃなくて9月やろ!」って。うちもそう思うわ。この「暑さのピークに秋が始まる」っていうギャップが、どうも腑に落ちひんのよ。
実はこれ、昔の人が使ってた「旧暦(きゅうれき)」と、今の私らが使ってる「新暦(しんれき)」のズレが原因やねん。旧暦は月の満ち欠けも関係してたから、今の太陽の動きをもとにした暦とは、約1ヶ月のズレがあるんよ。
つまり、昔の人にとっての「立秋」は、今でいうと9月上旬あたり。ちょうど涼しくなってくる頃やから、「秋が始まる」っていう感覚とぴったり合ってたんやね。それが、暦が変わってズレちゃったから、今の私らは「え?なんでこんなに暑いのに秋なん?」って、ツッコミたくなるわけ。
なんで一番暑い時期に「立秋」がくるん?
「暦のズレはわかったけど、でもなんで8月がこんなに暑いんや?」って思うやろ?これも、ちゃんと理由があるんよ。
太陽が一番高い位置にくるのは、**夏至(げし)**やね。だいたい6月の終わりごろ。でも、その時が一番暑いわけやないでしょ?
これはね、鍋を火にかけるのと同じやねん。火にかけても、すぐにグツグツ煮えるわけやないやろ?ちょっと時間がかかるでしょ?地球も同じで、太陽から熱をたっぷりもらっても、その熱が地球全体を温めるまでに時間がかかるんよ。
その時間差があるから、太陽が一番高い夏至から1ヶ月以上経った8月が、一番暑くなるんやね。この現象を「季節の時差」っていうんやて。おもろいやろ?
だから、「立秋」っていうのは、気温が高かろうがなんだろうが、「暦の上では今日から秋ですよ」っていう、宇宙の法則みたいなもん。気温じゃなくて、「時間の流れ」で季節を区切ってるんよ。なんか、ロマンチックやと思わへん?
立秋は「秋の気配」を探す日やで!
でもね、昔の人はすごいよ。クーラーも扇風機もない時代に、どうやってこの暑さを乗り切ってたか。それは「季節の変わり目」を意識してたからなんよ。
立秋は、すぐに涼しくなる日じゃない。でも、「これから少しずつ暑さが和らいで、秋が近づいてくるんやな」っていう、兆しを感じ取る日やねん。
たとえば、朝早く起きて外に出てみたら、あれ?なんか風がちょっと涼しいな、とか。夕方、日が暮れるのが早くなったな、とか。夜、虫の鳴き声が変わったな、とか。
そういう小さな変化を五感で感じ取って、「あぁ、季節が変わってきてるんやな」って、心を豊かにしてたわけ。忙しい現代社会では忘れがちやけど、こういう感覚って大切やと思うんよ。
立秋の食べ物と暮らしの知恵、これ知ってるとちょっとええ気分
立秋の頃って、どんな食べ物が旬か知ってる?ナス、きゅうり、ゴーヤ、枝豆、トウモロコシ…って、どれも夏野菜やん!って思うやろ?
でもね、特にナスは「秋ナスは嫁に食わすな」って言うやろ?あれは、「秋のナスは味がのってて美味しいから、嫁に食べさせたらもったいない」っていう意地悪な意味と、「体を冷やすナスを、嫁に食べさせたらあかん」っていう、体を気遣う意味があるんやて。昔の人って、こんなジョークを交えながら、家族を思いやってたんやね。
あとは、残暑見舞いもそう。立秋までは「暑中見舞い」、立秋を過ぎたら「残暑見舞い」に変わるんよ。
「まだこんなに暑いのに、残暑って!」ってツッコミたくなるけど、これも「暦の上では秋ですよ」っていう、昔からの知恵やね。こうやって、日本の文化は季節を大切にしてきたんやねぇ。
まとめ:大阪のおばちゃん流「季節の楽しみ方」
立秋がなんでこんなに暑いのか、ちょっとはわかってもらえたかな?
要はね、「立秋」は「秋の入り口」。玄関のドアを開けたら、まだ外は暑いけど、風の匂いとか、空の色とかに、ちょっとだけ秋の気配を感じる日、って思ったらええんよ。
今の世の中、エアコンで快適に過ごせて、季節感を感じる機会が少なくなってるかもしれへん。でも、たまにはスマホから目を離して、五感を研ぎ澄ましてみるのもええもんよ。
例えば、
- 朝の散歩で、ちょっとだけ涼しくなった風を感じてみる
- 旬のナスを使って、美味しい煮物を作ってみる
- 夕焼け空の色をぼーっと眺めてみる
こういう小さなことから、季節の変化を感じ取って、心の余裕を作っていく。これが、大阪のおばちゃん流の、人生を楽しく生きる秘訣やで。
さあ、あんたも、この暑さの中に隠れてる「秋の気配」、小さい秋 一緒に探してみぃひん?きっと、今までとは違う世界が見えてくるはずやから。ほな、またね!
