知るともっとおいしい 特別展 和食、日本の自然、人々の知恵、京都文化博物館

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おお、気になります。

日本の食文化和食。2013年にはユネスコの無形文化遺産にも登録されました。

海外からの旅行客も多いということで、世界的にも日本の食卓、和食に注目が集まっています。

はい。そんな和食の歴史とか科学的な特徴などを、資料、映像、さらには実物や立体の模型などで詳しく分かりやすく展示しようという催しです。

和食、普段ね、自分たちの食べ物としてはい、いつもいただいてるわけなんですが、我々日本人は。

改めて見るとへえ。というような驚き、あるいは発見がいっぱいでした。

料理や歴史に興味のある方はもちろんなんですけど、とにかく食べるのが大好きな食いしん坊の方。

まりこさんそうですね。あと、子供たちと食育を学びたいという親子連れの方に特におすすめなんです。

はい。子供さんにわかりやすくてね、すごくこれ、いいイベントだなと思いました。

この時間は、私がへぇとかこれは、と感じた見どころ2つに絞って、ちょっとご案内したいと思います。

まず、こちらです。和食の源は水から。やっぱり料理の基本って まりこさん、水なんですよね。

はい。何にでも水は使います。大事なんですけども。

和食を科学的に解き明かすコーナーで、水と出汁。お出汁との関係を解き明かしていました。

前にもホテルさんのイベントでご紹介しました。

日本ってやっぱ出汁の文化なんですよね。出汁というのは、昆布や鰹節などの食材から、旨味成分のグルタミン酸やイノシン酸を水やお湯に溶かし出したものなんですが、これができるっていうのは、実は日本の水がカルシウムやマグネシウムの割合が少ない軟水だからです。

そうなんや。軟らかい水と書いて軟水です。

それに対して硬い水と書いて硬水と呼びます。

これ、ヨーロッパの方に多いんです。多い多い。

料理の本場。もう1つは、フランスとかあの辺りだって料理美味しいのいっぱいあるんですが。

はい。実はその、フランスなどのヨーロッパでは、硬水。

水の中にすでにカルシウムやマグネシウムがたくさん溶け込んでるんで、なんて言うんですかね、砂糖とか塩とかがもうこれ以上溶けないような状態になってるんですよ。

へー。水の中はもう満員です。なので、旨味成分そのままお出汁としては溶けにくいんで、じゃあどうしたらいいかと言うと。

生の肉やお野菜を長時間水でことこと煮込んで旨味成分を取り出していくブイヨンやコンソメなどの調理法が、逆にヨーロッパでは発達しました。

このやり方ですと、食材のいろんな成分が混じり合って、複雑な味わいになります。

コンソメとかブイヨンっていうのは、非常に複雑な奥深い味なんです。

一方で、日本の軟水は水の純度が高いので、はい、旨味成分が短い時間ですっとどんどん溶け出してくれます。

これだと、昆布ならグルタミン酸、カツオならイノシン酸だけをシンプルに取り出すことができて、味わいもすっきりしたお出汁が取れるんです。

成分がシンプルなので、当然、例えばいろんな素材と合わせても、肉とかお野菜とかお魚と合わせても、はい、出汁の味もするんだけど、素材の旨味も殺さずにそのまま生かすっていう和食の味わいがそこで完成するわけなんです。

あ、出汁のおかげだ。

そうなんです。繰り返しになりますけど、ヨーロッパだとお肉とか全部お野菜とかでごった煮にしてしまうんです。

奥深い複雑な味わいだけど、素材の味っていうのはやっぱりどこかに残念ながら消えちゃってる。

日本のお出汁はシンプルな味わいなので、素材のうまみも含めてハーモニーを楽しむことができるということなんです。

口で言うとね、ややこしいんですけど。はい、展示だとすっと入ってきます。

お出汁文化の立役者、昆布の実物なども展示してありました。

中でもね、長昆布っていう種類の実物があったんですけど、はい、16メートルもあるんですよ。

これ、どうやって展示してあるかっていうと、はい、壁からスタートしてずっと上の天井まで這わせて、あのゲゲゲの鬼太郎の一反木綿みたいな形になって、ちょっと間たらませながら張り巡らすように展示されてて。

はい、これ、子供さん見たらね、うわ、こんなに長い昆布あるの。

びっくりすると思います。もちろんスーパーなんかではお目にかかれないような本物の長昆布がここにあるということです。

他の食材も含めて、普段のお買い物では見られない本物。

子供たちと一緒に見られるチャンスでございます。

はい。特別展 和食 次の見どころ、こちらです。

歴史上のあの人が食べた料理を再現。和食の歴史みたいなコーナーがあるんです。

縄文時代から現代までの様々なお料理、食事を再現してます。

古くは邪馬台国の卑弥呼が食べたんでないかっていう食事も展示してありました。

あと、これは本物だそうですけども、室町時代の将軍、足利義治が祇園祭に来た時に食べた料理の展示がありました。

すごい。ちゃんと記録が残ってて、将軍様なので、祇園祭の時にお出しした膳はこれとこれとこれですっていうのがあって、それをちゃんと、なんすか、食品サンプルってあるじゃないですか。

ああいうので、傷まないようにきちっと展示してあるんです。

面白かったですよ、

これ、写真に載ってますけど。はい。やっぱり和食って茶色っぽいですね。

それがね。はい。でもこう、葉っぱをね、はい、これなんやろ。

なんか杉の葉っぱなんかな、お皿の上に敷いて、その上にお魚を置くみたいな感じで、やっぱそこでね、目で楽しむものにもなってますよ。

キッチンペーパー代わりの工夫ですけども、やっぱり上流階級の人はこういうみやびやかな料理を召し上がってたんだなというのが実際に見てわかります。

あと、僕はやっぱり戦国時代が好きなんですけど、織田信長が安土城で徳川家康をもてなした時のご馳走もありました。

さらには明治天皇がドイツの外交使節を迎えた時の西洋料理。

あとは漫画サザエさんに登場した昭和の磯野家の食卓。

漫画でね、いっぱいご飯食べるシーンが出てくるんですよ。

はい。長谷川町子さんの原作では、それをそのまま食品サンプルなどではい、波平さんが食べていた晩酌の料理、これですよねっていうのを展示してあるんです。

歴史上の人物が味わった料理を、本物そっくりに再現してます。

中でもね、織田信長が家康に出したご馳走は、明智光秀が選んで準備したと言われてるもので、合計で5つもお膳が並ぶ超豪華なんです。

本膳から5の膳まであるんです。これね、歴史ファンには割と曰く付きで。

うん、明智光秀これでもてなした時に魚が腐っとる馬鹿者って言って叱られたとか

ね。多分それは作り話らしいんですけど、光秀が家康のおもてなし料理をプロデュースしたってのは本当なんですよ。

これだったのかと思って、へーと思いました。

当時のご馳走がどういうものだったのかがわかると思います。

他にも江戸時代の庶民のファストフード、天ぷらに二八そば、お寿司の屋台も実物大で再現してあります。

お寿司屋さんには握り寿司の模型もあるんですが、はい、めちゃめちゃでかいんです。

職人さん、大工さんとかのお昼ご飯で食べてたんで、2つ頼んだらもうそれでお腹いっぱいぐらいになるぐらいおっきめで作ってたというのがちゃんと再現されてました。

この他にも楽しくためになる展示がいっぱいあります。

特別展 和食、日本の自然、人々の知恵は、京都文化博物館で7月6日 日曜日まで開催です。

お土産ミュージアムショップではリラックマの会場限定ぬいぐるみってのもありますんで、リラックマがね、板前さんみたいなお洋服ちょっと着てるんで可愛いんですよ。

あの、レアなコラボ商品もありますんで、ぜひ立ち寄ってみてください。

はい。詳しい内容、博物館の公式ホームページを お出かけ前にご覧ください。

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